コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。アウターリミッツの吉田 聖さんは、質にこだわることが真のサステナビリティだと再確認。
【MY STANDARD 100 #15】 フィルソンのリップストップナイロンバックパック 吉田 聖さん(アウターリミッツ 海外事業&PRシニアマネージャー/40歳)
リップストップナイロンバックパック「縦48×横29×マチ23cm」¥34,000/フィルソン(アウターリミッツ)
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ヘヴィデューティでタフに使える PC対応のバックパックが新しい相棒
コロナ禍を受け、WEBでオーダーを受けられるシステムの開発に、会社で取り組みました。私が担当している海外のお客様は展示会にいらっしゃることが難しい状況でしたので、商品のこだわりや着用感など、どのようにしたらオンラインで伝えられるか? 深く考えました。
そんな中「質にこだわる」という仕事観は変わらず、これからはさらに深く追求していこうと皆で確認しあいました。同時にサステナビリティについても考えました。「地球に全く負荷をかけずにモノ作りをすることは不可能であると、誰もが気づいている。であれば、真のサステナビリティとは永く使い続けることではないか? その為に絶対に欠かせない“質”を怠ってはならない」。これは私たちの、答えでもあります。
私は以前から、流行り廃りにはあまり興味がなく、「せっかく買うのであれば、20年使えるものを買おう」といつも思っています。例えば、1万円のダウンジャケットを毎年買い続けるのではなく、20万円のダウンジャケットを20年着ようという考えです。そうすれば、自然とモノへの愛着が沸き、たとえ誰かが20万円で買うと言っても、売りたくないようなものに昇華すると信じています(実際、そういうものをいくつも持っています)。
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リモートワークでPCを持ち運ぶ機会が増え、バッテリーや付属アクセサリーも収納できるバッグが必要になりました。海外出張も多い身なので、再開するときのことも考えて選んだのがこのバックパック。自分のスタイルにばっちり合うし、機能性も抜群なのでとても重宝しています。値段は高めですが、ヘヴィデューティでしっかりしたものを買って長く使うというマインドに合っています。
秋の普段着は、フィルソンのアラスカンガイドシャツとティンブッシュハット、ボトムはナイジェル・ケーボンのレイルマンデニムとレッド・ウィングコラボのマンソンB-5チャッカブーツと、こんな感じです。バックパックにPCや必要なものを詰め込んで、軽快に仕事をこなしています。
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耐水性、耐久性を備えたオリーブグリーンのリップストップナイロン素材。アウトドアやミリタリーがベースの私のスタイルにぴったり。ヘヴィデューティだからタフな使い方にも耐えてくれる。それでいて中は緩衝材入りのPCポケットを完備していたりして、オールマイティ。自立してくれるのもありがたいポイントです。
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アウターリミッツ TEL:03-5413-6957
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori