コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。松陰神社駅前でセレクトショップ、ダスクを営む佐藤誠悟さんはカンフーシューズが新定番。
【MY STANDARD 100 #12】 ユ フ ファのカンフーシューズ 佐藤誠悟さん(DASK オーナー/50歳)
カンフーシューズ¥4,500/ユ フ ファ(ダスク)
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ラクにはけて、どこかドレッシー。 アウトソール付きで外でも使える!
当たり前ですが公共施設や不特定多数の人が集まる場所での社会的距離の取り方、マスクや消毒は今も徹底。また個人でショップを経営していて、自粛期間中の困難な状況を経験しているので、コロナ禍以前よりも近隣のお店を利用して、地元に少しでもお金がまわるようにと心がけています。
以前は毎週のようにあった飲み会やイベントも、GO TOキャンペーンが始まったとはいえ自粛ムードが完全に消えたわけではなく、店頭以外で人と接する機会は格段に落ちました。意識しているつもりはまったく無いのですが、あまり着飾ることはせず、シンプルで一枚でも様になるものを選ぶことが増え…。近所に買い物に行きそのまま出勤できるようなデイリーな服装にシフトしている気がします。
服装に合わせてシューズも、サンダルほどラフ過ぎず、素足で気軽にはけてなおかつ少しだけドレッシーな雰囲気があるものを探していて、出会ったのがこのカンフーシューズ。タグを全部とってシンプルにカスタムしたディッキーズのつなぎに合わせてもこの通り、しっくりきます。
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ディッキーズのオールインワンもWITHコロナになってから出番が増えました。上下のコーディネートを考えないでパッと着られるのでとにかくラク。10月も肌寒い日は、ロンTやスウェットを合わせて着ています。アクセントで色を差すのがこだわりなので、きょうはノアの赤いキャップをかぶっています。
寒いときはソックスを合わせてはいても違和感なし。クラークスのデザートトレックみたいなセンターシームのデザインも、気がきいていますよね。
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ユ フ ファは2012年に中国の温州でスタートしたカンフーシューズのブランド。世代を超えて長きに渡り愛される靴でありたいとういうコンセプトを掲げています。アウトソールがついているから外でもはけて、インソールも刺し子風ではき心地がよかったり。最近、日本でも愛用している人が増えている理由がわかります。
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ダスク TEL:03-6413-5104
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori