コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。シップスの相原良宣さんは10年来のMY STANDARDアイテムを紹介してくれた。
【MY STANDARD 100 #11】 コム デ ギャルソン・シャツのワイドクラシックロングスリーブシャツ 相原良宣さん(シップス 商品企画/44歳)
ワイドクラシックロングスリーブシャツ¥35,100/コム デ ギャルソン・シャツ(コム デ ギャルソン)
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気がつけばずっと着続けている モードブランドのベーシックシャツ
コミュニケーションの取り方が大きく変わり、月並みかもしれませんが、想像もしていなかった状況の変化に戸惑いや不安を感じています。直接相手と会って話をする機会が減り、仕事での商談や展示会もオンラインでのやり取りが増えました。プライベートで誰かに会うことも、以前より少なくなっています。こういう状況下では家族や彼女、親友の存在は本当にありがたい。
ファッションにおいての変化はあまりありませんが、最近はオーセンティックなブランドに目が行っています。買い物もWEBを利用することが多くなりました。いつもシーズンの立ち上がりは、まずアウターから買いますが、外出の機会が減っていることもあり今はインナー中心です。WEBコミュニケーションでも印象を左右するトップス、中でもシャツは自分にとってより重要なアイテムになりました。
そのときどきで自分自身が気に入って着ている服やブランドは変わっても、コム デ ギャルソン・シャツのシャツは10年以上着続けています。無地、ストライプのレギュラーカラーシャツに加えバンドカラーなども入れると10枚ほど所有。意識していたわけではないけれど、気づけばずっと着ている。これぞMY STANDARDではないでしょうか。
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コーディネートはシンプルに、ワントーンの気分も継続中です。ジルサンダーのフレアパンツにプラダのバッグ、足もとはリーボック クラシック エクスクルーシブ フォー シップスの白スニーカーで軽快にまとめました。その時代の旬なブランドをチョイスすることで、カジュアルすぎず、好感度が得られるクリーンな着こなしを心がけています。
コム デ ギャルソン・シャツのシャツは、Mサイズが自分のジャストサイズですが、ベーシックなフォーエバーラインのこのシャツはあえて大きめのLをセレクト。サイズ感を変えることでリラックスした雰囲気になりますし、かっちりとしたシャツもラクに感じられます。
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カジュアルな着こなしのときは、あえてボタンを全部しめて引き締まった表情に。コム デ ギャルソン・シャツの襟は形がきれいで、ボタンを開けてもしめてもいつも美しい。無地はネイビーやグレーなどダークカラー、ストライプはホワイトベースを選ぶのも自分流のこだわりです。
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コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori