機能性豊かなスポーツものをうまく街着に溶け込ませるには、どう着こなすのが正解なのか。メインアウターとして、インナー使いに、色を効かせたり…。おしゃれな大人の巧みな取り入れ方は?
Ark Air
荒木義樹さん(スタイリスト)
アークエアーの秋色アノラックを主役に、素材感の近いアワー レガシーのストライプパンツを合わせた荒木さん。「アノラックはジーンズやチノパンと合わせると野暮ったく見えてしまうので、個性あるデザインのパンツやシューズで遊びつつ、色でアクセントを」。
NIKE ACG
小林順平さん(ビームス プレス)
グッドファイトのかっちりしたセットアップに、ナイキACGのジップパーカをインナー使い。「ドレス感のあるセットアップには、テイストや素材感がまったく異なるスポーツウェアがハズシとしてきいてきます。薄手のナイロン生地もジャケットのインナーとして好適です」。
umbro
徳原 海さん(エディター)
「ロゴものをコーディネートに入れるなら一つだけと決めています」と徳原さん。アンブロのジャケットは’90年代のサッカーイングランド代表のもの。そのほかもイギリス由来のアイテムでまとめた。「今年は毎年訪れていたロンドンに行けないので、気分だけでもブリティッシュに」。
NEW ERA
高畑 誠さん(A_UNN PR プレスチーフ)
ニューエラ パフォーマンスアパレルラインのトラックボンバージャケットに、77サーカのリメイクジーンズとサイドゴアブーツを合わせた武骨な着こなし。「ミリタリーとスポーツが融合したこのジャケットは、胸元のブランドロゴも同色刺繡なので取り入れやすいです。ブラックをベースカラーに大人っぽく」。
Supreme
田中 望さん(Revolution PR プレス)
シュプリームのサッカーシャツやアシックスのスケートシューズを取り入れ、黒を基調としたシックなストリートスタイルにまとめた田中さん。「タイトフィットが多いスポーツウェアですが、オーバーサイズにするとぐっと今っぽくなる。差し色もさりげなくて気に入っています」。
Alwayth
藤原将平さん(アンフィル デザイナー)
機能的なウェアを数々リリースするブランド・オルウェイスのジョガーパンツをトラッドな着こなしの変化球にスウェットパーカとともに。「ジャケットのコーデュロイやシューズのスエードといった天然素材と、化繊パンツのペアリングが面白いんです」。
Composition&Text:Masato Nachi