異なるセンスがぶつかることで、特別なものが完成する。 “別注”こそ、ショップで買い物をする醍醐味だ。一着入魂の「作品」にかけるバイヤーやプレスの話を聞け!
クラシックをいかに遊べるかが今季の別注の鍵!
別注のアプローチはさまざまだけど、今季の傾向をひと言で表すならば “伝統をアップデートする”、これに尽きそうだ。歴史や伝統のあるブランドに新しい視点を加えることで完成するアイテムは、とても新鮮だけど安心感もある。もちろんそれは今までも繰り返されてきた手法だけれど、今季は顕著。例えばエディフィス。
「今季は“マスターピース”“本当に必要なもの”という観点から商品展開をしています。歴史ある海外のファクトリーに別注をかけて作るアイテムはまさにその象徴的なものの一つですね」とは、プレスを務める高津戸真吾さんの言葉。ベルナール ザンスのパンツ(1)は欧米人向けに設計されているが、それを日本人の体型でも着こなしやすいようモディファイしているのがポイント。“体型の違い”という実際的な問題をクリアした、まさに別注でなければ作れないアイテムだ。
1. エディフィス × ベルナール ザンス
一方でスティーブン アランのアプローチはもっと感覚的。いかに革新的なことができるかに注力している。
「歴史と伝統があり、揺るぎない地位を誇るブランドだからこそ、カジュアルな崩し方によって新たな魅力が見いだせると考えています」とはディレクターの伊東正彦さんのコメント。おそらく世界初であろうファイヤーマンジャケット風のバブアー(2)は「English man in New YorkではなくUS man in Londonのイメージ」なのだそう。なるほど。そう聞くと、がぜん興味が湧いてくるから面白い。
2. スティーブン アラン × バブアー
レショップのプレス兼バイヤーである古明地拓朗さんも「新しいブランドだけでなく、老舗と一緒に何を表現できるのか。そこに今は強い関心があります」とのこと。ラベンハムとの別注ジャケット(3)は「新たなラベンハムの定番を作る意気込みで開発した」のだそう。
3. レショップ × ラベンハム
Stylist:Yuto Inagaki Shota Iigaki
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]