アーティストのジャン=ミシェル・バスキアとライフスタイルブランドのコーチがコラボしたカプセルコレクションが発売中。大都会・ニューヨークの光と影をモチーフにした往年のグラフィティが、バッグや財布などに載せられたパワフルなコレクションだ。
“20世紀における最も重要なアメリカ人アーティストの1人”と称されるジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat / 1960年~1988年)は、米国・ニューヨークのブルックリン生まれ。
同じくニューヨークを出自とするライフスタイルブランド「COACH(コーチ)」から、バスキア作品をフィーチャーしたカプセルコレクションが発売中だ。
本コレクションを象徴する「ウェルズ バックパック」の正面には、なんとアーティスティックな恐竜が。バスキアが1984年に『Pez Dispenser(ペッツディスペンサー)』という皮肉めいたタイトルを付けたグラフィティアートが大胆に描かれているのだ。
ちなみに“新表現主義”で知られるバスキアは、アフリカ、アステカ、ギリシャの文化やアフリカ系アメリカ人の歴史、社会正義に関連したテーマを一貫して掲げ、政治的メッセージを辞さない傑人だった。
1970年代後半から80年代にかけて彼が世に送り出したセンセーショナルな作品には、政治的・社会的混乱が強烈なタッチで映し出されている。
お菓子のペッツを吐き出す恐竜は、小ぶりのブリーフケースにも。バスキアのようなアーティスト肌で反骨精神に溢れた仕事人にぴったりだろう。
本コラボでピックアップした作品は“ニューヨーク”をテーマにしたカジュアルなもの。
コンパクトな「ローグ クロスボディ 12」に施された野球ボールは、史上初の黒人メジャーリーガーとして有名なジャッキー・ロビンソン選手にオマージュを捧げた作品から。彼の所属球団は、創設以来ニューヨークのブルックリン区を本拠地(1958年にLAに本拠地移籍)としていたブルックリン・ドジャースだ。
そして、“40歳男子”にお勧めしたいビジネスバッグがこちら。色は黒。自由な精神、反抗心、夢多き若者にちなんで名付けられた「ローグ メッセンジャー」は、スーツなどの仕事着に合わせてみたい。
バスキアが描いたグラフィティ“NEW YORK NEWAVE”に注目。これは1981年2月にニューヨーク近代美術館で催され、キース・へリングらとともに出品した展覧会「ニューヨーク/ニューウェイブ」で、プロモーション用に使われたシグニチャーだ。
発売日:2020年9月18日(金) / 販売店舗:コーチストア、公式オンラインストア / 問い合わせ先:コーチ・カスタマーサービス・ジャパン TEL:0120-556-750 / ※価格は全て税込です。