秋から冬、そして春とヘビロテしてきた大切なニット、家での時間が増えるこんな時こそ、自分で洗ってみよう。プロが伝授する〝正しい洗濯方法〟をチェック。
まずはニットやセーターの洗濯表示をチェック!
ニットやセーターの「洗濯表示」を確認して、たらい(桶)のマークに「×」があるものは自宅での洗濯は控えたい。その他、手のマークが付いている場合は「手洗い」、中央の数字は水の温度を表すなど、表示を細かくチェックして正しい洗い方を見極めること。
自宅での洗濯OKの場合、ウールは基本手洗いで、綿素材やアクリル、ポリエスエルなど化繊混紡なら洗濯機で洗えることも多い。逆にカシミヤ、アンゴラ、モヘアなど風合いをキープしたいものや毛足の長いものにはクリーニングがおすすめだ。
シンプルなウールニットで基本の手洗い方法を覚える
ハイゲージからミディアムゲージのシンプルなウールニットは手洗いがしやすい。汚れが目立つ部分はまず下洗い、脱水は洗濯機を使ってと、洗濯家・中村祐一さん直伝の「効率よく洗う」方法をご紹介。
ローゲージのざっくりニットはクリーニングがおすすめ
毛玉ができてしまったときはカミソリを使ってケアする
毛玉の原因は摩擦で毛の表面がケバ立つから。ニット着用後に、馬毛などのやわらかいブラシですぐにブラッシングを心がければ、防止することができる。できてしまったときは専用の毛玉取り器を使うか、カミソリでも代用できる。
Photos:Yuya Iwaki
Text:Hisami Kotakemori