2020.01.09

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さん「アウトドアウェアこそマイトラッド」

さまざまな分野で活躍する男たちの1週間の着こなしに密着。「いつ、どこで会ってもおしゃれ」とウワサの彼らは、冬に何を考えワードローブを組み立てているのか。彫刻家・増井岳人さんの着こなしからみてみよう。

増井岳人さん TAKETO MASUI 彫刻家 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。独創的な彫刻作品を精力的に発表している。2015年から東京藝術大学美術学部彫刻科で非常勤講師を務める。本誌でもたびたびモデルとして登場。

「Tシャツにジーンズ、足元はニューバランス。ラフに過ごした夏の反動からか、寒くなるとなぜかトラッドな服を着たくなるんです。といっても職業柄、ドレスアップするシーンがあまりないので僕にとってのトラッドはブレザーやシャツではなく、オーセンティックなアウトドアウェアなんです。季節ごとに新作を買うのではなく流行の薫りのしない、主張のない服を『いつか着る』と思ってたまたま見つけたらストックしている感じです」。


MON自分のライフスタイルに合うのはヘビーデューティ

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_1
キャンバーのスウェットの上下に、L.L.ビーンのゴアテックスのベンチコートをバサッとはおった気取らないスタイル。「何年か前に買ったビッグサイズのコートで、どこにもブランドロゴが入っていないのが好きです」。

TUE18歳で決断した大物買いは成功22年間着続けている熟成バブアー

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_2
「当時7万円で買ったバブアーの『ノーザンブリア』という長めの丈のモデルは大学1年の自分としては思い切りましたが、今でも大切に着ています」。ニットはマルジェラ、パンツはJ.プレス、シューズはオールデン。

WEDアノニマスなデザインに惚れたダウンは実はあそこのもの

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_3
「十数年前に買ったモンクレールのダウンはあのパッチがなくてすごくノーマルなデザインなんです。今年久しぶりに着たら気分とすごく合いました」。パンツはコム デ ギャルソン・オム、バッグは100円ショップのもの。

THU作業日に活躍するのはL.L.ビーンのゴアテックスダウン

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_4
「今はもう展開がないらしいですが、少し前にL.L.ビーンにゴアテックスのダウンジャケットがあったんです。高機能なのに見た目がノスタルジックなので、いつものジーンズにも馴染みます」。足元はニューバランス2040。

FRIインナーは基本タートルネックたまにはドレスブランドも

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_5
MONと同じコートのインナーにはダンヒルのカシミヤニットを。「L.L.ビーンのジーンズは、実は裏地がネル生地になっていて冬でもかなり暖かい。たまには英国ブランドと合わせて緊張感をもちたいですね」。

SATキメすぎずゆるすぎない秘密はパンツ選びにあった

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_6
「WEDと同じダウンジャケットに、今日はインコテックスのコーデュロイスラックスを合わせました。シルエットと素材のギャップが好きです」。ニットキャップはほかの日も含めてすべてカムズアンドゴーズのもの。

SUNサイズを大きめにしてコンサバに見せない工夫

【大人の1週間コーデ】彫刻家・増井岳人さの画像_7
「パンツは前日と同じインコテックスですが、実はサイズがジャストよりワンサイズ大きいのでL.L.ビーンのざっくりしたニットとも無理なく合うんです。ロークのシューズで仕上げ年相応な(笑)大人を意識してみました」。

Photos:Mitsuo Kijima 

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