ビームスの原点であるアメリカンカジュアルを広義にとらえ、Y2KのムードやスポーツのエッセンスをMIXした“現代的アメカジ”を提案する2024年春夏シーズン。グラミチやニューバランスなど、完売必至の別注を数多くラインナップする。
01.LACOSTE for BEAMS|TRACK JACKET
アーカイブロゴとオフホワイトで大人っぽく
「左胸のラコステのアーカイブロゴがアクセント。クラシックな表情もありながら、ナイロン生地でモダンに仕上げられたトラックジャケットです。スポーティなアイテムですが、LAPONE(ラポン/オフホワイト)カラーが上品な雰囲気。カジュアルになりすぎず、大人っぽくサラッと羽織れるアウターです」(岡村)
風合いのあるナイロン素材にクラシックなワニの刺しゅうロゴがマッチ。ナチュラルなホワイトは、どんなカラーとも相性のいい万能色。メッシュの総裏地で袖通しも快適でラクに着られる。フロントロゴはモノトーンだが、センターバッグにはグリーンのワニがあしらわれスポーティな印象も。
02.FRED PERRY × BEAMS|FULL-ZIP KNIT POLO SHIRT
ジップスルーでポロシャツ&羽織りの2WAYに
「フレッド ペリーの定番のニットポロを、コットンポリエステルのハイゲージ素材で品よく快適な着心地に。ジップスルーで薄手のデザインだから、一枚でポロシャツとしてはもちろん、ジャケットなどのインナーレイヤードに活用するのもありかと。真夏は軽い羽織りものとしてきちんと感も演出してくれます」(岡村)
ローレルリースの刺しゅうロゴに英国ムードが漂うフレッド ペリーのポロシャツ。ハイゲージニット素材のクラシックなポロシャツに、ジップスルーでスポーティなニュアンスを添えた。ポロシャツとして着るときも、どこかハイブリッドなルックスが今っぽい。ブラックのほか、ネイビーも展開。
03.GRAMICCI × BEAMS|CORDURA DENIM PANTS
伸縮性のあるコーデュラデニムのグラミチパンツ
「機能的なグラミチパンツを耐久性に優れたコーデュラデニムでアレンジしたビームスの人気別注。グラミチならではの快適なはき心地で、しかも伸縮性のあるデニムと、ほかではなかなか見られないジーンズです。太すぎず、ほどよくゆとりのあるシルエットも、脱・細身な今の僕の気分にぴったり。ウエストの調整が簡単にできるので、コーディネートに合わせてはき方を変えやすいのもひそかに気に入っています」(岡村)
ワンウォッシュの濃いブルーにオレンジのステッチが利いたデニム素材のグラミチパンツ。コットンとコーデュラナイロンを組み合わせたコーデュラデニムは、ソフトな風合いも魅力だ。ドレープ感もあってクリーンにはけるから、ジャケットを合わせるようなスタイリングとも好相性。ストリートムードが欲しい人には、古着っぽいユーズドバージョンがおすすめ。
04.CLARKS ORIGINALS × BEAMS|Wallabee GORE-TEX
イージー仕様&GORE-TEXだけでなく色にも注目
「老若男女問わず、オールシーズン足元の定番になっているワラビーを、デザートブーツのカラーにしたひとひねりある別注です。永久定番と言われるだけあって、靴選びに迷ったときはこれを履いておけば、ほぼ間違いないんです。内側にエラスティックを仕込んだ、シューレースなしで履ける仕様もビームス別注おなじみのポイント。しかもGORE-TEXですから、出番も増えがちです」(岡村)
インラインでも人気のGORE-TEXワラビーのビームス別注。ワラビーの定番色メープルスエード(やや黄色みがあるベージュ)でなくデザートブーツのアイコンカラー、サンドベージュ(淡いベージュ)を採用している。クレープソールでなくビブラムソールというのもGORE-TEXワラビーの特徴だ。全天候型シューズとして一足キープしておきたい。
05.NEW BALANCE × BEAMS|BB550
ブルーでまとめたクレイジーパターンが新鮮
「ブルーのトーン・オン・トーンで、さりげないクレイジー配色にしたニューバランス別注。普通っぽく見えてよく見ると普通じゃないところが魅力で、コーディネートしやすさもありながら、遊び心も出せる配色です。替えのシューレースが3色付き、コーデに合わせてカラーを選んだり、シューレースを別々の色にしたりと、自由自在に組み合わせが楽しめます」(岡村)
80年代の競技用バスケシューズを復刻した『BB550』をネイビー、ヴィンテージインディゴ、アークティック、ライトアークティックの4色のレザーでグラデーションに。Nロゴやシュータンなどもブルーのアクセントカラーでまとめているのがスタイリッシュだ。インソールにはビームスのコーポレートカラーであるオレンジを採用。
Stylist:Toru Asano
Composition & Text:Hisami Kotakemori