2024.03.08
最終更新日:2024.03.19

【ニューベーシックを着て巡る「大人の京都」】ザ・ロウのステンカラーコートと国立京都国際会館

誇張され、主張の強い服に疲れたら自分の身を隠すようなシンプルな服が着たくなる。今季のモードは、そんな控えめでクラシックなムードだ。静かな服をまとい、まずは一人で、週末の京都へ。色もロゴもない、上質な素材が似合う古都の空気が新しいスタイルのインスピレーションになる。ニューベーシックを自分の世界に溶け込ませたい。

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スタイルに品格を宿すのは、包容力のあるコート。

ザ・ロウのステンカラーコートと国立京都国際会館

ザ・ロウのステンカラーコートと国立京都国際会館

静かなラグジュアリーをモードの標準語にしたのはザ・ロウだが、このコートはその象徴。まるで着物のように幅広のスリーブが特徴で、洗いをかけた上質なコットンが軽やかなドレープを作り出している。色落ちしたジーンズもサンダルも、上品に包み込んでくれる。

コート¥713,900・ジーンズ¥174,900・サンダル¥204,600/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン) ヴィンテージのシャツ¥14,300/FRONT 11201

1966年に開設された国立の会議施設。約68度に傾斜した鉄筋コンクリートが目をひく設計は、建築家の大谷幸夫。室内の装飾のほとんどは剣持勇によるもので、モダニズム建築のシンボルに挙げられている。不定期のICC Kyoto Open Dayを狙えば一般者も利用が可能。

京都駅から烏丸線で約20分。本館外の大きな庭園を散策するのもおすすめコース。

京都府京都市左京区岩倉大鷺町422
TEL:075-705-1205
※特別見学会を月に1回程度開催。見学日は公式サイト(icckyoto.or.jp)に掲載。




Photos:Reiko Toyama
Hair:AMANO
Stylist:Takeshi Toyoshima
Model: Kohei Ikeue
Composition&Text:Masayuki Ozawa  Yukino Nakai[MANUSKRIPT]

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