トラッドをベースにしたカジュアルに強いシップス。今シーズンは「UNION PREP」をテーマにしたハイブリッドなプレッピースタイルを提案する。
01.LACOSTE × SHIPS|NEW 70’s DROP TAIL POLO SHIRT
「メイド・イン・フランス」期の青ワニを復刻
「毎年定番でリリースしている別注のドロップテールポロ。後ろ身頃が長くなっているデザイン、左胸の“青ワニ”ロゴが特徴で、毎シーズン楽しみにしているファンも多い商品です。中でも毎年完売してしまうホワイトは、早めにチェックしてほしい人気色。今年は初展開のブルーを含む全4色です」(蒲生)
1970年前後にアメリカ向けに生産された「メイド・イン・フランス」の“青ワニ”ポロを復刻。タイトすぎないモダンなフィットで、製品水洗いをかけて着心地よく仕上げた。この“青ワニ”はシップスのエクスクルーシブ。西海岸の雰囲気をまとうスペシャルな別注だ。
02.GRAMICCI×SHIPS|WOOL LIKE TROPICAL NN PANTS
スラックス見えするラクチンなグラミチパンツ
「ジャケットにもTシャツにもマッチする、万能なスラックスがあればと考える男子は多いと思います。ラクにはけて“きちんと見え”する、そんな便利なスラックスをアウトドアブランドの定番であるグラミチに別注しました。ウールライクな見た目で伸縮性もあり、本当にどんなシーンでも着用できる1本に仕上がっています!」(蒲生)
180度開脚できるガセットクロッチのクライミングパンツとしておなじみ。テーパードシルエットの人気モデルNN(ニューナロー)パンツを、ドレッシーなウールライク素材でシップス独自のサイズフィットにアレンジした。きちんと感がありながら接触冷感、防シワ、速乾の機能をプラスした2WAYストレッチ素材で快適な履き心地。
03.NEW ERA×SHIPS|9TWENTY EASY SNAP
ツバ裏の色が違うオールドスタイルで別注
「ニューエラの中でも一番メジャーな9TWENTYイージースナップモデルの色別注です。ヴィンテージのベースボールキャップを参考にして、ツバ裏を配色にしました。ツバが配色というだけで、ブレザーやポロシャツ、BDシャツなどクラシックなアイテムとの相性が抜群によくなるんですよね。ニューエラ・デビューを考えている人はもちろん、ヘヴィ・ユーザーにもぜひ試してほしい自信作です」(蒲生)
バックストラップがスナップボタン仕様の人気モデル。現在はワントーンの定番を、オールドモデルに見られるツバ裏グリーンとグレーの配色を取り入れて別注。どこかオールドなディテールが入るだけで、スポーティなBBキャップがクラシックなスタイルにもマッチする名小物に。
04.Sloppy Supply×SHIPS|PRINT TEE
企業ロゴのパロディプリントが新鮮
「シップスでは昨年の春夏から取り扱いが始まったスラッピーサプライ。LA在住の日本人夫婦が2018年にはじめたプリントT&スウェットのブランドです。アーカイブから企業モノのパロディグラフィックを選びシップス流にアップデートしました。『それどこの?』と聞かれるTシャツを探している人におすすめです」(蒲生)
古着ディーラーとして活動していたふたりは、90年代のウエストコーストのTシャツに影響を受け、アメリカ製にこだわり、オリジナルボディでプロダクトを展開。初別注となる今回はアメリカのドーナツショップ、チャイニーズレストラン、アメリカの大衆新聞社のグラフィックをピックアップしてアップデート。今っぽいプリントTが完成した。
05.QUODDY×SHIPS|CANOE MOC SUEDE
定番のボートシューズをカラースエードで
「モカシンシューズの定番としておなじみのクオディのボートシューズに、色でプレッピー要素を詰め込んだ渾身の別注。スニーカーから革靴へ、トレンドが移行している流れもありますが、革靴だとブラックやブラウンのような定番色に偏りがち。クオディのカラーモカシンならスニーカー感覚で気軽に取り入れられて、スタイリングにプレッピーなムードが演出できます」(蒲生)
クオディは1909年創業のアメリカ・メイン州発のモカシンシューズブランド。現在もハンドメイドにこだわって、メイン州の熟練した職人たちによってつくられている。シップスでは今季、定番のカヌーモックをグリーン、レッド、カーキのカラースエードで別注した。定番の履き心地にも定評があり、スニーカーから革靴に移行したい人、ローファーのネクストシューズとしておすすめだ。
Stylist:Toru Asano
Composition & Text:Hisami Kotakemori