寒暖差が大きくなるこれからの季節に活躍するアイテムがベスト。レイヤードすることで簡単に体温調節できるうえ、奥行きのあるコーディネートが可能だ。人気アウトドアブランドのアイテムなら、機能もデザインも申し分ない。
01:パタゴニア|メンズ・クラシック・レトロX・ベスト
防風性を備えたフリースベストの名品
その名の通り、毛足の長いフリースがレトロムードを演出する「レトロX」シリーズのベスト。風のある肌寒い状況でもこのベストがあれば心強い。防風性メンブレンを貼り合わせたポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル85%)の6mmパイル・フリースだから、風を通さず体の芯のあたたかさをキープできる。
レトロX・ベストはインナー活用だけでなく、Gジャンやブルゾンなどライトアウターの上に重ねるアウターレイヤードにもおすすめ。グレイッシュなトーンのNouveau Green(ヌーボーグリーン)は新色だ。
02:ザ・ノース・フェイス|キャンプシエラベスト
1970年代のヘリテージモデルをアップデート
「クラシックな見た目ながら、取り外し可能なフードなど機能性あふれるアイテムです。完全な防寒性を求めないなら、個人的には機動力のあるダウンベストがいちばん。冬は車や電車移動が多い方にもおすすめです。電車で座ったときなども、かさばらなくていいですよね。体のコア部分をしっかりあたためてくれるので、アクティブな方も重宝すること間違いなし」(ムロフィス プレス 伊藤誉さん)
ザ・ノース・フェイスの名品、シエラパーカのデザインを継承するダウンベスト。フードが脱着できる2WAY仕様で、スタンドカラーベストにすればフーディなどのレイヤードもしやすい。表地は撥水加工を施した40デニールのリサイクルナイロンで軽い着心地。中綿にはリサイクルグリーンダウン。写真のカプチーノとブラックは表裏同色、マウンテンブルーは裏地がアンティークブロンズの配色という3色展開。
ムロフィス プレス 伊藤誉さん
セレクトショップを経て、国内外のファッション、アウトドアブランドをPRするムロフィスのプレスに。現在はザ・ノース・フェイスも担当。デイリーにアウトドアやテック系のアイテムを愛用し、趣味は登山からのサウナからのサ飯。
03:ザ・ノース・フェイス|デナリベスト
切り替えが象徴的なフリースベスト
「ベスト好きとしては、外せない名品です。デナリらしい肩の切り替えは、バックパックに干渉する部分の補強から生まれた機能的なデザイン。軽くてあたたかいのはもちろん、そんな背景にも魅力を感じます。今の時期はシンプルなスウェットやフーディに羽織っていますが、冬はロングコートのインナーに忍ばせたいです」(ムロフィス プレス 伊藤誉さん)
1989年に極地遠征用に開発された、デナリジャケットをベースにしたフリースベスト。リサイクルポリエステルのマイクロフリース素材は、軽くて厚みがあり衣服内を適温に保ってくれる。アウターにミドラーにと活用範囲の広い、買って後悔なしのアイテム。静電気の発生を抑えた静電ケア設計。
04:モンベル|U.L.サーマラップ ベスト
アクティブに動けるストレッチベスト
「両脇にストレッチ生地、中綿にも素材自体が伸びる『ストレッチ エクセロフト®』を使用した細身シルエットのベストです。中綿の繊維が吸水しないので汗や雨などで濡れてもロフト(かさ高さ)を損なわず、保温力をキープ。速乾性も抜群で、自宅の洗濯機で洗って陰干ししてもすぐに乾く、メンテナンス性の高さもポイントです」(モンベル 広報 大迫弘尚さん)
U.L.サーマラップシリーズは、モンベル独自開発の化繊綿「ストレッチ エクセロフト®」を使用した軽量で透湿性、伸縮性に優れた中綿入りウエア。ドライな着心地が続くので、冬山登山などのアクティビティに最適だ。日常の防寒着としてももちろんOK。
モンベル 広報 大迫弘尚さん
店舗スタッフを10年務めた後、広報部へ異動。登山やカヤック、キャンプ、自転車などアウトドアを幅広く楽しんでいる。最近は子どもといっしょの低山ハイクにはまっている。