海外限定で11月10日に発売され、日本のファンは涙をのんだ「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」をニューヨークで購入。モデル着用およびディテールカットを撮影した。どうしても欲しい大人男子は本稿を参考にして欲しい。
先に種明かしをしておこう。俳優・モデルとして活躍する若林拓也がまるで宝箱のように抱える小包の中身は、海外限定で11月10日(金)に発売された注目コラボ「UNIQLO and Engineered Garments(ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ)」だ。
これはユニクロ経由ではなく、個人間の通常国際便。今から編集部にて開封の儀が行なわれ、もし日本で発売されていたならば争奪戦必至だったはずの3型のメンズアウターが日の目を見る。
「海外限定」の理由は公式にはノーコメント。日本の実店舗とオンラインでは購入できないにもかかわらず、グローバルブランドの「UNIQLO(ユニクロ)」と日本人デザイナーの鈴木大器がNYを拠点に手掛けるメンズブランド「Engineered Garments(エンジニアド ガーメンツ)」との3度目のタッグは、ニュース価値が非常に高く速報での記事閲覧数も多かった。
では、海外の「UNIQLO」オンラインサイトに掲載されている「UNIQLO and Engineered Garments」の公式画像と、実際の商品画像を併せてチェック。リアルな質感を見てみよう。
若林:3型の中で、これだけウールっぽくて見た目の高級感が段違いです。これはネイビーですがダークグレーも気になります。
ポリエステル90%・レーヨン10%の混紡。ウールタッチのどっしりとした素材感だ。
若林:背中の下にまで2つもポケットがあってバッグ要らずですね。粗野な素材感も好きです。
若林:3つのアウターで最もロング丈。ミリタリーアイテムとの相性もよさそう。
編集部を出て、集英社至近のストリートでスナップを敢行。さっそく「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」のアウター3型を着用してもらおう。
①PUFFTECH Hooded Coat (HEATTECH)
DARK GREEN
若林:フードの裏地にヒートテックが入っていて暖かく、フードをずっと被っていたい。ここまで男っぽいコート、「ユニクロ」では初めてみました。
寒風に揺らぐフィッシュテールが印象的。最もロング丈の「PUFFTECH Hooded Coat (HEATTECH)」は既存の「ユニクロ」には存在しないミリタリーテイストのデザインコートだ。日本が誇るグローバルブランドの高機能素材が、同じく日本人デザイナーの手によって海外に提案されるという、サラリーマン感涙の裏のストーリーにまで想いを馳せてしまう。
②PUFFTECH Utility Jacket (HEATTECH)
BLACK
若林:読みかけの文庫本とか、前のポケットに入れるとかさばるので後ろに突っ込んでおきたい。
実際、米国で初速での1番人気はこれだ。1999年のブランド立ち上げ当初より、アメリカ人以上の熱量でメイド・イン・アメリカにこだわり続ける鈴木大器の手腕を否が応にも感じさせる。
③PUFFTECH Short Blouson (HEATTECH)
NAVY
ラストの3着目は、90年代調の懐かしさとともに昨今の人気トレンド筆頭に挙がっているボンバージャケット。ジャストタイミングで提案された「PUFFTECH Short Blouson (HEATTECH)」は、「ユニクロ」と鈴木大器との確かな協業の証左になるだろう。
シンプルなMA-1タイプかと思いきや、右前身頃に施されたポケット、ジップとの両軸でニュアンスを与えてくれるフロント上部のスナップボタンなど、3型の中で最もデザインコンシャスな1着となっている。
ニット帽とマフラーは、11月10日(金)発売の「ユニクロ アンド エンジニアード ガーメンツ」と同じく、11月23日(木・祝)に発売されるや否やほぼ全アイテムが即完売した「UNIQLO x ANYA HINDMARCH(ユニクロ × アニヤ・ハインドマーチ)」から。ボンバージャケットと同じネイビーを選んで合わせてみた。
若林:海外限定と即完売コラボ…。もしかして、今秋冬で最もレアなコーディネートなのでは!?
2023年、ユニクロのコラボをもっと知りたい!
(※海外限定)2013年11月10日(金)
販売店舗:海外限定
型数:アウター3型
UNIQLO and Engineered Garments
Model: Takuya Wakabayashi
Text: Takafumi Hojoh