ここからは試着フェス参加者の気づきや発見をヒントに、今年買うべき50着をキーワード別にピックアップ。
普通のステンカラーコートじゃ満足できません
1ATON
¥132,000
’90年代のフランス軍のコートがベースのパデッドコート。ブランドのオリジナル生地は、光沢がありながらラフな表情。中綿はウールカシミヤ混で、保温性や温度調整に優れる。テック素材ゆえの軽さも特徴。¥132,000/エイトン(エイトン青山)
木下二郎(会社員) テック感が抑えられたエイトンらしいカラー。フロントの比翼仕立ては大人っぽく見える。
金井郁弥(会社員) 中綿がカシミヤ混でとにかく軽くて暖かい! 身幅たっぷりで中に着込んでもごわつかなそう。
2FRANK LEDER
¥184,800
織りが美しいヴィンテージ生地。フランク リーダーらしいシンプルすぎないデザインがあらためて新鮮だ。背面は上部まで大胆にインバーテッドプリーツが入るなど、可動性に優れたデザイン。¥184,800/フランク リーダー(MACH55 Ltd.)
田中望(Revolution PR) 一枚仕立てで、ボタンの数が少ない武骨な見た目がたまらない。袖を折り返して着たくなる。
新井周(弁護士) ルーズな見た目に反して、クラシックで端正。首元からタートルをのぞかせて楽しみたい。
3HEUGN
¥165,000
定番のコート「ダニエル」を、表情豊かなイタリア産のメランジ生地で仕立てた。’40年代のUSのミリタリーコートをベースに、肩の傾斜にこだわった一着。端正なフォルムからは、時代に左右されない男の色気を感じさせる。¥165,000/ユーゲン(イデアス)
川辺圭一郎(TOMORROWLANDバイヤー兼PR) 見た目はシャープですが、肩まわりなど着心地はノンストレス。パターンのよさが光りますね。
高山勇樹(デザイナー/アートディレクター) 起毛したヘリンボーンに上品さと男らしさを感じた。重量感のある見た目に反して軽いです。
4COHÉRENCE
¥264,000
日本人のクリエイティブディレクターが手がけるコート専業ブランド。パブロ・ピカソが1940年代に着ていたオーバーコートと同時代のレインコートのディテールを再構築した。撥水性のある超高密度コットンを使用、カシミヤライナー付き。¥264,000/コヒーレンス
佐々木亨(会社員) サイドベンツ入りで、サイドから見てもきれい。襟を立てて、クラシカルな装いに合わせたい。
柳雅幸(フリーランスPR) ゆったりしたシルエットと軽やかさ。パターンと素材ともにハイクオリティです!
Text:Yasuyuki Ushijima Sayako Ono Kohei Horikomi