オーセンティックなブランドやアイテムに、ビームスらしさを融合したヒネリのある別注が魅力。レトロアメカジやテックのトレンドを落とし込んだマストバイを紹介しよう。
01.SIERRA DESIGNS × BEAMS PLUS|REVERSIBLE DOWN VEST
名作をビームスカラーとのリバーシブルに
「ここ数年、個人的にもダウンベストの着用率が高くなっています。スウェットやシャツだけでなくジャケットの上にもOKという、その利便性の高さ。ましてやこの別注はリバーシブル仕様。ただでさえ便利なダウンベストが、さらにマルチに着回せるという。機能以上に“ザ・クラシックアウトドア”なデザインもポイントです」(岡村)
シェラ デザインズを代表するシェラベストの初期型をベースに、両面同じデザインのリバーシブル仕様にアップデートした別注。グリーン面はリップスストップ、オレンジ面はナイロンタフタを採用。サイズ感とダウンの量を調整し、インにもアウトにもと、マルチに着こなせる傑作に昇華した。
02.POST OVERALLS × BEAMS PLUS|CHICAGO JACKET CORDUROY
ヴィンテージ顔のコーデュロイジャケット
「昨冬に人気を博した別注ジップジャケットが、コーデュロイ素材になって再登場しました。男らしさの中に品のよさが漂うアイテムなので、タイドアップスタイルや、ミリタリーパンツにサービスシューズ、なんて合わせをして街に出かけたいですね」(岡村)
ヴィンテージライクな佇まいのデニムが有名なポストオーバーオールズ。2022年秋冬に続いて今季もシカゴジャケットを別注。玉虫色に光るポリエステルタフタの裏地、バックにはスポーツジャケットの名残を感じる尾錠とウエストバンドを備える。レッドテープが目を引く細畝のコーデュロイジャケットは、重ね着もしやすいと好評。
03.LAVENHAM × BEAMS|PATCHWORK LAVENSTER BOMBER JACKET
4種類のキルティングのクレイジーパターン
「今までの別注の中で、いちばんカジュアルに仕上がっています。4種類のキルティングを贅沢に組み合わせる遊び心がビームスらしく、ラベンハムの伝統的な英国製の気品も併せ持つバランスのいい別注。カジュアルなチノパンを合わせても品よく見えます」(岡村)
ラベンハムとの3度目のコラボレーション。玉ねぎのような丸みを特徴とするラウンド・オニオン・バーティカル・キルト、大ぶりな4インチサイズのダイヤモンド・キルトとスクエア・キルト、蜂の巣形状の3インチ・ハニカム・キルトを組み合わせたビームスお得意のクレイジーパターン仕様。ボンバージャケットのデザインを踏襲しつつ、裾はリブなしでハイブリッドに。
04.ABU GARCIA × BEAMS|FISHING JACKET&ALL-ROUND PANTS
ギミックたっぷりのテックなセットアップ
「基本的に鞄を持ちたくない僕にとって、これだけポケットディテールが満載のアイテムは本当にありがたい。今季のヘビロテ確定です! ポケットがアクセントのデザインもブラックのワントーンだとミニマルな印象。どんなインナーでも合わせられるのがうれしい。街着に、アウトドアに、上下で持っておきたいセットアップかと」(岡村)
スウェーデン発のフィッシングブランド、アブ・ガルシアへの別注。90年代のアーカイブをベースに、ブランドオリジナルの3層防水透湿素材を使用したフィッシングジャケットとポケット付きオーバーパンツのセットアップを製作。ルアーボックスも入る大型ポケットを採用してフィッシングムードをキープながら、ビームスらしいストリートなセットアップに仕上げた。
05.SAUCONY × BEAMS|Spot-Bilt™ SONIC HI
全世界で発売されるグローバルコラボ
「バスケ部出身の僕として、かなり感動した一足です。レトロなデザインが今のファッションシーンにもマッチしていて、色んなパンツと合わせたくなりました。個人的にはバスケをするときに履いて、プレーじゃないところで注目されたいですね(笑)」
サッカニーのブランド創業125周年を記念するグローバルプロジェクト。バスケットボールの歴史、そしてオフコートに影響を与えた80年代のコートシューズ「スポットビルト™ソニック HI」をビームスが別注した。赤×黒×白の配色も含めて、このコラボにはさまざまなストーリーがあるので、興味のある人はHPなどもチェックすべし。
ビームス プラス 原宿 TEL:03-3746-5851
Stylist:Toru Asano
Composition & Text:Hisami Kotakemori