秋冬のコーディネートの足元に合わせたいのは、大人っぽく存在感のあるブーツ。ここでご紹介するエルメスの3型のブーツなら、品格も存分に主張できる。
01:FRESH
MA-1のタフネスをショートブーツに
フォレストグリーンにオレンジのライニングが、MA-1を彷彿とさせる一足。エルメスのシューズデザイナー、ピエール・アルディらしい品がありながらタフなデザインだが、驚くのはボリュームのある外見ながらも軽量な点。アッパーの表地には柔軟性と堅牢性を両立する、パラシュート・ファブリックを採用。中間層に中綿を詰め、メッシュ裏地を配して暖かい空気をため込む3層構造に。ラバーソールで、軽くて暖かいショートブーツが完成した。
トレッキングシューズのようなシューレースが、ワントーンのアッパーにアクセントを添える。サイドにはクルー・ド・セルのアンクルパッチ付き。今季の新色として、写真のフォレストグリーンのほかにサンドベージュが仲間入り。
02:HUSTIN
アーバンアウトドアスタイルの機能的ブーツ
シュッとした編み上げスタイルのショートブーツ。クラシックなルックスながら、外側にファスナーが配されて着脱がしやすく、ソールは一部にミリタリーカラーのラバーソールを採用したハイブリッドノッチドソールで履き心地よく仕上げた。
ヴォー・アニリン(アニリン染料で染めたカーフ)のアッパーは美しい艶を携え、アウトドアテイストのデザインを都会的かつドレッシーに演出してくれる。2つの顔を持ったブーツはドレスにもカジュアルにも合わせやすく、ヘビロテ必至だ。
03:HIKE
登山のコードを取り入れたモードなブーツ
スエードカーフアッパーのクラシックなトレッキングブーツがベース。メタル製のフックにオレンジの丸いシューレースでコントラストを付けた。マイクロファイバー製ミッドソール、超軽量EVAラグソールなど、現代的なトレッキングシューズのスペックで機能性を高めているのもポイントだ。
サイドには高周波で緻密に加工した、エクスリブリスが縫いつけられている。カラーだけでなく、エルメスを象徴するディテールを加えることでよりモードな印象に。ソール裏にはアイコニックなピラミッドスタッズを象った、奥ゆかしい遊び心も。