秋が近づいてくると欲しくなるのがスエードシューズ。UOMOエディターたちが愛用しているのは、着こなしを選ばずに合わせやすい、人気ブランドの「黒」だった。 ◆【秋の文化系スニーカー】プーマの名作「スウェード」が極太シューレースのヒップホップスタイルに 01:Clarks OriginalsのTorhill Hi 足元の新定番としてクラークス オリジナルズのワラビーローファーが急浮上していましたが、オリジナルズではないクラークスにも初トライ。その名はトーヒル。 アイコンであるワラビーブーツのアッパーに、90年代に誕生したチャンキーソールを組み合わせたハイブリッドな一足。クラークスといえばクレープソールですが、このチャンキーソールは厚いのに想像以上に軽量で歩きやすく、誤って水たまりに落ちてしまっても、大丈夫でした。僕はスエードに防水スプレーを振りかけて雨が降りそうな日にも積極的に履いています。 オリジナルズの定番モデルはもうひと通り持っている大人にこそ、オリジナルズ以外のクラークスでも隠れ名品を発掘してみてほしいです。 UOMO編集 中野 02:Clarks Originalsのワラビーローファー クラークスは、ワラビーとデザートブーツを主に愛用してますが、この春、復刻されたワラビーローファーが「第3の選択肢」として早速レギュラー入り。 元々はワラビーの「亜種」的な立ち位置だったらしいけど、いやいやどうして、この控えめな佇まいにエプロンシーム…絶妙すぎやしませんか? 変な表現ですが「クラークス感」が抑え気味なのもいい。 購入したばかりで温存しておこう…と思っていたけれど、我慢できず、すでにけっこうな頻度で(雨の日でも構わず)履いてます。すでにアッパーやクレープソールに味が出始めているのは、そのためです。 UOMO副編集長 吉﨑 03:J.M. WESTONのカブール#320 今から2年ほど前にウエストンのホームページで見た一足のチロリアンシューズ。「カブールっていうのか。綺麗なフォルムだなぁ。こんなのあったんだ」と地味ながら強く印象に残っていた。しかし、半年ほどしてまたホームページを覗いてみたら…ない。知らぬ間にラインナップから外れており、他を探してもまず出てこない。以来、自分の中でカブールは幻のモデルとなった。 そこから2年が経った今年の春。家族で御殿場アウトレットへ行った折に、ふとウエストンに立ち寄ってみると…なんとあったのだ。カブールと初のご対面。お店の人に聞けば、ウエストンらしからぬ佇まいが正直ヒットしなかったらしい。けれど、僕にとってひと目ぼれの靴であることに変わりなく、速攻試着。迷わず購入した。 チロリアンシューズ、あるいはモカのデザインがよく似たワラビーブーツ(チロリアンとは出自が別物ですが)のような靴は他のブランドからも出ており、それぞれが人気を博している。確かに一足持っているととても重宝する。でも、僕はそれらのラフなつくりやデザインがいまいちピンと来ず、ずっと悩んでいた。カブールは、その懸念点をすべて克服した完璧な一足。端正な佇まいはさることながら、フレンチらしい(でもゴルフほど“いかにも”な印象がない)黒スエードのアッパーや、柔らかなラバーソールのつくり、甲が高い自分でも悲鳴をあげないラストのフィット感…これは幻じゃない。大切に履こう。 UOMO編集 西坂 大人のスニーカー ◆【大人のナイキ】エアマックス、エア ジョーダン… 秋に狙うべき新作スニーカー3選 ◆プーマとナナミカがコラボ。ゴアテックス仕様の「クライド」、白と黒どっちにする? Lead text:Tetsu Takasuka