レギュラー古着からヴィンテージまで、リーバイスを爽やかにはきこなす男たちのこだわりを見てほしい。
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ルーズなフレアデニムならヒッピーに見えません
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1若林伸明さん/35歳・アパレル
Levi’s®の517(90sレギュラー)
「昔からデニムが大好きで、20代の頃は毎日はいていました。この517は2、3年前に購入した90年代のUS製。フレアはジャストサイズを選ぶとヒッピーに見えるので、大きめを選んで腰ではくのがマイルール。膝のダメージは着こなしに抜け感が出ていいですね。フォトTでアクセントをつけ、タックインしてバランスをとりました」。
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「フレアデニムには必ずシアーボのビーチサンダルを合わせます。裾を引きずってはくのが好きで、裾のたまり具合が絶妙にいい。夏は涼しさを担保しつつ、おしゃれを楽しみたいですよね」。
スラックスのような佇まいに惚れた
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2佐々木 亨さん/27歳・アパレル
Levi’s®の505(66前期)
「505でセンタークリースが入っているのは珍しいと思い、とても惹かれました。厳密にいうと折りシワですが、スラックスのような感じできれいにはけます。丈詰めはせず、乾燥機にかけて縮めていて、もう少し短くなるのがベスト。レザーサンダルで抜け感を出し、スカーフとキャスケットでクラシカルな雰囲気にしてみました」。
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ももやポケットにヒゲやアタリがついて、買った当初よりも色落ちが進んでいる。「デニムを育てていくのも楽しい。購入した一年前より価格が高騰しているらしく、買っておいてよかったです」。
ショーツのはき方はスケーターを意識
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3小坂憲太郎さん/40歳・YUICHI TOYAMA. PR
Levi’s®のシルバータブショーツ
「ショーツをスケーターっぽくはくのが好きなんです。今年40歳になるんですけど、シルバータブは僕の青春時代の逸品。ヴァンズのスリッポンを履くようにスケーターソックスにジャコメッティのスリッポンを合わせる。上品なアルマーニのシャツもオーバーサイズで着てちょっとカジュアルに。“大人っぽいスケーター”というテーマで仕上げました」
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ショーツに合わせるのは長袖のシャツが基本。色落ちは激しく、白シャツともちょうどいいコントラストに。大人になった今、90年代に愛用していたシルバータブを上品に着こなし、楽しんでいる。
501®はイギリス製しかはきたくない!
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4高田 悠さん/30歳・会社員
Levi’s®の501®(UK)
「501は永遠の定番ですが、その中でも僕はUK製が好き。ポケットがちょっと大きく作られていて、お尻まわりをカバーしてくれるんです。スタイリングは、薄い色同士を組み合わせるのが自分流。今日はフリル袖が特徴的なブリエンヌのシャツを合わせました。デニムは夏だとちょっと暑いので、サンダルなどの軽やかなアイテムと合わせると良いです」
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リーバイスのデニムは計10本ほど所有。この501®は古着店で2年前に購入したもの。やや低い位置に付く大きめポケットがイギリス製の証。タグにも「MADE IN UK」と書かれている。
夏は週イチで。デッドから絶賛育成中です
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5松尾友太郎さん/25歳・ウェブエンジニア
Levi’s®の646(66後期)
「ミリタリーやワークなどのヴィンテージが大好きなのですが、まだヴィンテージデニムは買ったことがなくて。2月に原宿のフェイクαで646のデッドストックを買いました。646くらいフレアが強いと、女性的な雰囲気や美しさもあって面白い。夏ってどうしても引き算の装いになりますから、パンツのシルエットやハットで楽しむのがいいかなと」。
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松尾さんの646は80年ごろの66後期。デッドストックの状態から、ハチノスやヒゲをつけるためにはき込んでいる。「夏は暑いですしまだ洗いたくないので週一にとどめています」。501®などと比べて、まだ激しい価格高騰はしていないという。
Text:Kohei Horikomi Mayu Yamamoto