LAを中心に「ストリートファッション×クルマ」のコラボが盛んだ。古着の分野でシーンを率いるザ・カーカンパニーの日本ディレクターが、魅力を語る。
ザ・カーカンパニーは、ファッションデザイナーでアーティストのショーン・ウェザースプーンと、キャデラックでの整備士の経歴をもつライアン・マーシュによるブランド。ECでクルマにまつわる古着を販売するほかオリジナルも製作し、内田さんも「クルマ古着」愛に魅せられた一人として携わっている。
「日本ではクルマがモチーフの古着はまだ掘られていませんが、アメリカではLAを中心に、普段着として着ることがクール。’90sらしくいなたい色や柄のものや、レースクルーが着るガチなウェアのカッコよさは新鮮です。クルマを持っていなくても楽しめますし、自分のクルマと違うメーカーの服を着て、ちぐはぐ感を狙っても楽しい。ハマると古着屋で目につく服が変わってきますよ(笑)」
1アメ車が描かれた総柄シャツ
「総柄が好きなので、取り入れやすいと思い購入。カーハートのオーバーオールにはおったり、ボタンを留めて一枚で着ることも。キューバのアメ車みたいな陽気さが夏に合う」。
2’90s BMWディーラーが作ったReebokのアノラック
「コットン×ポリ素材の’90s頃のアノラック。配色が絶妙にダサく、ハズシで着るのにもいい。BMWですし裾リブがよく留まるので、バイクに乗る人が着てもよさそうです」。
3’00s Mercedes-Benz レースチームのブルゾン
「ツーリングカーレースに出ていたメルセデスチームのクルー用ブルゾン。シルク100%でありながら、レーシングスーツさながらのスポンサーネームが入るギャップがいい」。
4NASCARの2006年レース記念Tシャツ
「アメリカの国技と称されるナスカーのTシャツ。前後にド派手なプリントを施す手の込みように惹かれました。ボディはヘインズ。ジャケットの中に効かせて着ています」。
Profile
大手セレクトショップを経て、現在は渋谷PARCOにある「2G TOKYO」で開催されるポップアップの企画、The Car Companyの日本におけるディレクションに携わる。
インスタグラム @thecarcompanyla @ryunosuke_uchida
Photos:Kanta Matsubayashi
Cooperation:HOXTON STUDIO
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