パッと見は同じでも、メガネが変われば顔は変わる。メタルフレームばかりを愛する山本さんを例に見てみよう。
「昔から目が悪くてメガネのある生活ではあったんですが、度が強すぎておしゃれにならなくて…(笑)。今はコンタクトにダテメガネです」と山本さん。集めたメガネは実に40本を超える。「一時期はもっとありましたが、だいぶ手放しました。今あるものの大半はメタルフレーム。はっきりした顔立ちなので、線の細いメタルフレームがハマりやすいんです」。メガネはコーディネートの最終調整役でもあるそうで「シンプルなコーディネートにはデザインのあるメガネを、癖のあるコーディネートにはシンプルなメガネを合わせます。スタイリングの締めは完全にメガネ頼り。今でもいいものがないか常にアンテナを張っています」。
1ALGHA WORKS
「オクタゴンフレームにひと目惚れして購入。デザインがきいているのに12Kのフレームなので肌馴染みが抜群にいい。シンプルなコーディネートのときに合わせます」。
2VINTAGE
「’60年代フレンチヴィンテージの一本は、経年変化でくすんだシルバーの質感がたまらない。丸顔なので丸メガネは得意じゃないんですが、これは絶妙なオーバル型なので◎」。
3I.ENOMOTO
「3年前に購入。かけたときにフィットがよすぎて調整なしで持ち帰りました(笑)。ダブルブリッジの強いデザインとゴールド、軽量なチタンという組み合わせが面白い」。
4VINTAGE
「数年前に原宿のソラックザーデで購入したゴールドのメガネ。若干大ぶりなフレームなので、たまに合わせる飛び道具的な一本。14Kなので、肌馴染みはいうことなし」。
510 EYEVAN
「数ある中でもいちばん合わせやすいのがこの一本。レンズの内側にフレームがある変わったデザインで、主張がありそうでないバランスがいい。そして軽さも◎」。
6ROBERT LA ROCHE
「スクエア型のフレームにブリッジがついた珍しいデザイン。同じフレームを見たことがなく、替えのきかない一本です。どことなく昔のヤンキー感があって面白い」。
たまに訪れるセルの気分のときに…
「どちらもヴィンテージのものです。左は太いテンプルが特徴的で横顔の印象が強くなります。対して馴染みがいいのが右のもの。少し黄味がかったクリアフレームで、肌のトーンにばっちり合うんです」。
Profile
2021年よりビショップのバイヤーを務める。前職も合わせるとバイヤー歴は10年超え。コンタクトレンズの度数は−6.0。