大人としては、散歩やショッピングなど週末のちょっとした外出で使う小さめバッグにもこだわりたいもの。ここでご紹介するハイブランドのアイテムなら、小さいながらもしっかり風格を醸し出せる。
01:DIOR|MINI DIOR HIT THE ROAD BAG
アクセサリー的に使いたいミニバッグ
“旅立ち”や“出発”を意味する「HIT THE ROAD」コレクションの新作バッグで、アクセサリー感覚のミニショルダーが登場。開閉がなめらかなアルミニウムバックルを使用するなど機能的なアクセントが魅力だ。ディオールを代表するファブリックとなった「CD ダイヤモンド」キャンバスは、ブランドを象徴するディオールグレーをセレクト。カジュアルになりがちな夏のファッションの、上品なアクセサリーとして映える。
「CD ダイヤモンド」は、1974年にマルク・ボアンが発表したモチーフをキム・ジョーンズが再解釈。現代的にアレンジして蘇らせた。2022年に発表されるや、ブランドのアイコンに。「MINI DIOR HIT THE ROAD BAG」は、スマートフォンとカードウォレットのように、必要最低限を持ち運ぶサイズ感が時代にフィットする。縦11×横19×マチ4cm。
02:LOEWE|SQUARE POCKET
マルチに使えるイカラヤシのミニバッグ
「パウラズイビザ」コレクションでは、ロエベお得意のバスケットも多彩に展開される。中でもおすすめはフォンショルダー的に使えるSQUARE POCKET。南米コロンビアで栽培、加工されるイカラヤシを編みこんだミニバッグだ。工芸品として有名なマチルダ編みに、ロエベらしい繊細なレザーアナグラムをあしらうことでモードに昇華。
バスケットにヘリンボーン柄コットンキャンバスを縫い付け、口が絞れるようにアレンジした。レザーストラップはクロスボディとしても十分の長さ102cm。写真のように結んで手持ちにしてもスタイリッシュだ。縦22.5×横14×マチ6cm。
03:GUCCI|GUCCI OPHIDIA BELT BAG
ネオヴィンテージなムードが漂う新作
立体的なフォルムが印象的なベルトバッグは、ゴールドのダブルGと環境に配慮した製法で作られたGGスプリーム キャンバスがアイコニックな「グッチ オフィディア」の新作。グレーのキャンバスにグレーのレザートリムが新鮮だ。
ベルトストラップがバッグ背面に通されたクラシカルなデザイン。ウエストバッグとして、またクロスボディバッグとしても使える。中はシンプルな一室構造で、使いやすいマグネットクロージャーを採用。縦17×横24×マチ3.5cm。
04:BOTTEGA VENETA|Cassette With Versatile Strap
キューブポーチ付きの「カセット」に注目
マキシイントレチャートのアイコンバッグとして大ブレイク中のカセット。実用的な視点でアレンジしたのが、スライドできるファスナーポーチが付いた今作だ。定番とは異なる、スポーティなウェビングテープのショルダーストラップも新鮮。キューブポーチはAirPodsケースがかっちり収まるサイズに設定されている。小銭などを入れて財布としても活用可能。
カーフスキンのイントレチャートにマグネットクロージャー、内側のファスナーポケットは定番と同じ仕様。ショルダーストラップ、キューブポーチは取り外しできる。トープはトレンド感もありつつ、定番として長く愛用できるカラーだ。縦15×横23×マチ5cm。
05:BALENCIAGA|EXPLORER CROSSBODY MESSENGER
ミニバッグはデニムならではのアタリが魅力
「エクスプローラー」ラインのクロスボディ メッセンジャー。小さめサイズならではのアタリが魅力で、ステッチのまわりにできたデニムの濃淡がニュアンスを添える。スマホケース的に使える縦型は、コーディネートのアクセントにも使いやすい。
フロントにジップポケットがつき、外出に必要なスマホや財布などを分けて収納できる。トレンド感をこれひとつで演出するのもスタイリッシュ。縦22×横18×マチ8cm。
06:JIL SANDER|CROSSBODY
独特のシェイプが美しいリッドバッグの新色
2022年秋冬にデビューしたバッグのライン「リッド」を象徴するデザイン。ヴィンテージのカメラバッグからインスピレーションを受け、カーフレザー製ながら縫い目などを最小限に抑えて構築するスクエアシェイプが印象的だ。2023リゾートコレクションのキーカラーになった、クリームイエローが新色で登場。
マグネットボタン留めの蓋を開けると、中はファスナー開閉に。レザーショルダーストラップは長さが調節できて、ハンドバッグにすることも可能。コーディネートを軽やかに仕上げたいときに大活躍。縦18×横23.5×マチ9m。
07:VALENTINO GARAVANI|LOCO CALFSKIN MINI CROSSBODY BAG
2ストラップが印象的な「ロコ」の新色
2022年春にウィメンズコレクションでデビューするや話題をさらい、アイコンバッグとして人気を集めるロコ。ハンドとショルダーの2ストラップがともにレザーのメンズ版も登場している。深みのある美しいグリーンは2023 Fallの新色だ。スタイリングに合わせて持ち方を変えられて、片方のストラップをアクセサリー的にたらしておくもよし、取り外してすっきり持つもよし。
ロコは原動力や推進力といった能動的な意味の「ロコモーティブ」に由来するバッグ。アイコンのVロゴがあしらわれた留め具が華を添える。マグネットによる開閉で、中にフラットポケットがひとつ配されている。縦10×横20×マチ5cm。
08:SAINT LAURENT|CITY SAINT LAURENT NEW CAMERA BAG
今季マストなカメラバッグもラインナップ
スクエア型のシルエットと小さめのサイズ感で、今シーズンブレイク中のカメラバッグ。サンローランからはリサイクルナイロン「ECONYL®(エコニール)」素材と、レザーのコンビネーションで登場。都会的で機能的なバッグにナイロンを採用してファッション感度をアップ。随所にレザーのトリミングや、フロントには箔押しロゴのレザーパーツをあしらうなど、カジュアルブランドとは一線を画すデザインに。
外側には箱型のファスナーポケット、背面にドットボタン留めのポケットが。内側にも複数のポケットがあり、収納性の高さには目を見張る。ちょっとした外出から旅先まで、必要なもの入れて出歩くにはノーストレスのバッグだ。縦17×横24.5×マチ8cm。