白は最もプレーンで身近な色。しかしアイテムによってはただ無難なだけでつまらなく見えることも。そこで、この春に選ぶべき、ちょっと視点をずらした強い白アイテムを厳選。シャツもパンツもアウターも、あえてちょっと野暮ったいくらいのものを選び、黒とは合わせない。それがフレッシュに見せるポイントだ。
定番色こそ”置きに”いかない。攻めの白はいかがですか
7COMOLIのリネンブルゾン
ミリタリーらしくない。大人にはコモリの白がよく合う
今の時季にジャストで重宝するアウターが、フライトジャケット型のショート丈ブルゾン。そこで狙いたいのが、コモリの白。黒やカーキといった王道カラーと比べてミリタリー感を抑えられ、かつ素材がリネンなのでラギッドな中にもやさしげな雰囲気が漂う。こんなアイテムをベージュのチノパンにさらりと合わせられたら、ベーシックなアメカジも洗練されたムードに格上げできる。
ブルゾン¥85,800/コモリ(ワグ インク) Tシャツ¥6,050/キャンバー(カウンター) パンツ¥22,000/ヤンクシャー(アール 柳橋)
8CAMBERのスウェットジップアップパーカ
スウェットは“白すぎない白”がベスト
ラクチンな反面、ともすれば子どもっぽく見えがちなのがスウェットのフルジップパーカ。これもまた白を選ぶだけで大人らしさも鮮度もアップ。ただ真っ白だと主張が強すぎるので、このキャンバーの厚手スウェットのように生成り色でやさしげにまとめるのがセンスよし。
パーカ¥15,950/キャンバー(ハイ!スタンダード) パンツ¥14,300/DAMAGE DONE 2nd その他/スタイリスト私物
9NOAHのコーデュロイパンツ
コーデュロイをクリーンに裏切る
白をセンスよく見せるパンツとして、風合いに味があるコーデュロイパンツもおすすめ。ベージュやブラウンだとほっこり見えがちなところが白ならモダンに見違える。グレーのトップスや茶系の革靴で全体のトーンを馴染ませて。
パンツ¥33,000/ノア(ノア クラブハウス) スウェット¥28,600/オーラリー シューズ¥154,000/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)
10Cobra Capsのバギーショーツ
バギーショーツだってモードになる
少し気は早いが水陸両用のバギーショーツは夏の必需品だけに今のうちに手に入れたい。こちらも黒やヴィヴィッドカラーなどの定番どころをあえて外して白を選んでみると人と差がついて新鮮。白や薄いグレーとのワントーンコーディネートも小粋。
ショーツ¥7,040/コブラ キャップス(スティーブン アラン フタコタマガワ) シャツ¥33,000/マーガレット・ハウエル その他/スタイリスト私物
Hair:AMANO
Stylist:Shuhei Yoshida
Model:Riku Tanaka
Composition&Text:Kai Tokuhara