春ものの買いどきは今！ 完売率の高い別注やコラボを、人気セレクトショップ別にプレスのおすすめコメント付きでお届けしよう。シップスからはチャイナスタイルの軽いジャケット、タイドアップできるデニムシャツなどドレッシーに着られるカジュアルアイテムを中心にセレクト。お得意のMade in USA復刻ではメデンのバックパックをピックアップするなど、大人にうれしい品ぞろえだ！
POST O’ALLS×SHIPS｜POST Chinois DV
チャイナジャケットをシャツ生地で展開
「チャイナジャケットを本場チャイナで生産している点が、なんと言っても推しです。そのスゴさが一目でわかるのがチャイナボタン。ここまで立体的につくれるのも本場ならでは。職人の技術の高さがうかがえます。シャツ地だから、着こなしの幅が広いのもうれしい」（河野）
ポストオーバーオールズがインラインで展開しているカーディガンスタイルのチャイナジャケットを、シップスらしいロンドンストライプシャツ生地でオーダー。同型同色でウィメンズでも別注展開するのはブランド初。創業当時からの長い付き合いだからこそ実現した、ジェンダーレスな別注。
salvatore piccolo×SHIPS｜Western Denim Shirt
完全ドレス仕立ての美しいデニムシャツ
「カジュアルなウエスタンシャツは新品・古着含め市場にあふれているものの、この手のドレスウエスタンシャツはあまり類を見ないので、希少なアイテムだと思います。スーツスタイルのハズしとして、タイドアップして着るのもありかと」（河野）
ドレス仕立てのウエスタンシャツを完全別注で製作した自信作。ウエススタンシャツに必要なディテールは残しつつミニマルなデザインに。襟型からサイズ感まで、細かく調整することで理想の一枚が完成。薄手のデニムの生地感も上品で、スナップボタンも美しい。カジュアルに取り入れれば、着こなしの格上げも叶う。
BATONER for SHIPS｜HIGH COUNT ORGANIC COTTON TEE
好評だった別注オーガニックコットンTが今年も登場
「大人が着るべきTシャツって、こういうことだなと思わせてくれる逸品。しっとり滑らかな肌ざわりのオーガニックコットンのハイカウント素材、そして細すぎず大きすぎずの絶妙なサイズ感で、ネックが詰まっているのも高ポイント。Tシャツと考えれば高級品ですが、手に取ったらついストック買いしたくなると思います」（河野）
一枚で着て様になるオーバーサイズのニットTシャツ。表面の毛羽を特殊加工(マーセライズド加工)することによって、美しく清涼感のあるルックスに。薄手ながらハイカウントだから透け感もなく、カジュアルな着こなしを上品に見せてくれる。もちろんスラックスとの相性も抜群だ。
Dickies×SHIPS｜Double Knee Hopsack Pants
センタークリース入りでスラックス感覚
「定番のT/Cツイルよりもドレッシーなホップサック素材を使用しています。シルエットもスマートになったおかげで、きれいめスタイルにも好相性。カジュアルにもドレスのハズしにも振れるから、このパンツはかなり重宝します。ネームタグがベルトで隠れる位置に付いていて、実はディッキーズなところも、個人的に気に入っています」（河野）
定番のダブルニーをスラックス感覚ではける大人のワークパンツに。シルエットも全体的に修正し、股上を少し浅めに仕上げた。裏側のサイドシームのステッチが白という、アメリカ規格のディテールを採用している点もマニアには響くはず。
G.H.BASS×SHIPS｜Chromexcel Leather Loafer
ラーソンを貴重なクロムエクセルレザーで別注
「クロムエクセルレザー製のバスは、もう手に入らない… かも！ それくらい素材調達が困難になっているそうです。米国老舗タンナー、ホーウィン社とシップスの信頼関係があって実現したこの幻の一足、悩んでる暇はありません！」（河野）
ビーフロールでおなじみのバスの定番「ラーソン」に、ホーウィン社のクロムエクセルレザーを採用した別注。やや厚底ながらライトソールだから、見た目とは裏腹に軽い履き心地。ジャケパンからデニムまで万能で、スニーカーに飽きて次の靴を探している人にもぴったり。
MADDEN×SHIPS｜MARKSMAN MADE IN USA
アメリカ製復刻で息吹を返すバックパック
「MADE IN U.S.A.というだけで、男なら誰しもが『おっ！』と反応するのではないでしょうか。アメリカのブランドはアメリカでつくるからこそのよさ、味があります。アメリカ製が少なくなっている今だからこそ、メデンのバックパックもMADE IN U.S.A.にこだわって、ロマンを追い続けたいのです」（河野）
メデンは1974年にコロラド州で創業したバッグブランド。90年代に一世を風靡するが、市場から姿を消し、情熱あるスタッフによって2012年に復活という歴史を持つ。現在はアメリカで生産されていないバックパック“MARKSMAN”（マークスマン）を、シップスが手配したアメリカの工場で復刻した。MADE IN U.S.Aならではの、本来の輝きをまとう。縦44.5×横28×マチ16cm。
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
