2023年春夏シーズンも、各セレクトショップがさまざまな別注やコラボアイテムをリリースしている。その中でも特に大人におすすめのアイテムをまとめてみた。
アーバンリサーチ 別注アイテム
01.NEXUSVII.×URBAN RESEARCH|MA-1 VEST
今季トライしたいスリーブレスデザインのMA-1
「2022AWから気になっていたMA-1。なかなか手を出せずにいましたが、ここ2年くらいハマっているベストのデザインが出たので、これは買い! と思いました。カジュアルからきれめまで幅広く合わせたい1着です」(アーバンリサーチ プレス 西村滋紀さん)
ミリタリーやアメリカン・ヴィンテージに根差したものづくりにファンも多い、ネクサスセブンとの定例コラボの2023年春夏バージョン。インラインではパッチワークで展開されるMA-1ベストを、単色のナイロンツイルでシンプルに。MA-1を象徴する袖のユーティリティポケットを胸につけたリメイク感も今っぽい。キルティング面とのリバーシブルで、アームホールが大きいからアウターの上や厚手セーターとの重ね着もOK。
02.BAGJACK×URBAN RESEARCH BUYERS SELECT|3WAY TOTE BAG
新作トートバッグにショルダー機能をプラス
「バッグジャックらしいギミックが効いていて、3WAYというワードにワクワクが止まらない新作です。個人的には今シーズン、ショルダーバックが気分なので、ショルダー使いがメインになりそう。オールブラックでON/OFF問わずに使えるから、バック難民の方、要チェックです!」(西村)
「handmade in Berlin」を謳うバッグジャックの、巾着のように口を絞ることができるB-Bagシステムが搭載された新型バッグ。もともとショルダーベルトが付属する2WAYだが、URBSでは裏面に収納可能なショルダーハーネスを加えた3WAYで別注。“アルマジロ”と名付けられたフロントのヒダは、1段目が隠しポケット、2段目にモールシステムが搭載されている。最高強度を誇るハイグロッシー素材を使用し、過去一の傑作が完成。縦35×横40×マチ14.5cm。
03.BARBOUR×URBAN RESEARCH BUYERS SELECT|OS ¾ COAT
ガバッと羽織ってサマになる玉虫生地の春コート
「現行モデルにはない丈と絶妙なサイジングが、どんな着こなしにもマッチするコート。バブアー好きの方はもちろん、初めてバブアーを着る方をも虜にする、この春のイチオシです。詳しい説明はあとからでよいので、まずは試着してこの素晴らしさを体感欲しい!(西村)
春に似合う玉虫オリーブの、着るのが楽しいコート。現行モデルでは展開されていない「3/4コート」をベースに、オーバーコートのサイズ感で今っぽく仕上げた。撥水機能のある高密度コットンにオーセンティックなチェック裏地と、バブアーのヘリテージはキープしつ現代的な要素を融合した別注の自信作。
アーバンリサーチ ドアーズ ルミネ新宿 TEL:050-2017-9062
アーバンリサーチ オンラインストア TEL:050-2017-9011
ビームス 別注アイテム
04.SIERRA DESIGNS × BEAMS PLUS|PANAMINT JACKET
名品「パナミントジャケット」を軽いナイロンで
「春先の羽織りとして最適なナイロン素材の軽アウター。クラシックな表情ながら、素材だけでなくディテールも、ダブルファスナー仕様など現代的にアップデートされています。レトロモダンなデザインに男心をくすぐられます」(ビームス プレス 岡村拓哉さん)
60/40クロスのマウンテンパーカでおなじみのシエラデザインズ。タウンユース用に1978年にリリースされた「パナミントジャケット」は、スタンドカラーのデザインが特徴。ビームスではリラックス感のあるシルエットにアレンジし、より着やすいナイロンタスランタフタ素材に変えて別注した。名品こそオレンジのようなトレンドカラーを選びたい。
05.LACOSTE × BEAMS|BESPOKE COTTON CARDIGAN
ベーシックアイテムは一点突破の流行カラーを
「ヴィンテージの古着を彷彿とさせるデザインに、トレンド感のある鮮やかグリーンという組み合わせに感動しました。コットン素材だから、シーズンを問わず着られるのもうれしいポイント」(岡村)
2022年秋冬に好評を博したラコステのカーディガンを、春夏仕様のコットン素材で別注。型からつくったビームスならではのデザインは、ヴィンテージライクなルックスにも心が躍る。一点取り入れるだけで着こなしが今年顔に変わる、パワーアイテム!
06.MACKINTOSH × BEAMS F|DUNKELD SHORT DENIM COAT
マッキトッシュ定番のビームスFエクスクルーシブ
「定番のデザインに今季のトレンドとしても注目のデニム素材をのせている点、ベージュのボタンで春夏らしい軽快な印象に仕上がっている点がツボです。従来のような比翼ではなく、ボタンスルーのデザインなので、レイヤードにも応用しやすくなった気がします」(岡村)
マッキントッシュのショートステンカラーコート「DUNKELD SHORT(これまでのダヌーン)」を比翼ではなくボタンスルーにして、6ozのダンガリー生地で仕上げたBEAMS Fのエクスクルーシブモデル。一見カジュアルでいて、マッキントッシュらしい品のよさ、仕立てのよさでコーディネートを格上げしてくれる。
07.KAPTAIN SUNSHINE × BEAMS PLUS|MILITARY COAT
ミリタリレインーコートを品よくモディファイ
「ミニマルなデザイン、撥水機能、軽さを持ちながら、こなれた風合いのコートというのは貴重です。シンプルだからビジネスにもカジュアルにもスッとなじむ。男としての風格をひとつ押し上げてくれそうです」(岡村)
U.S.NAVYのレインコートをベースに別注。ブランドオリジナルのコットンナイロンウェザークロスに撥水加工を施し、揉みタタキ洗いをして着こんだような風合いを出した。バックヨークや脇下のベンチレーションはなくしてミニマルに。エポーレットがミリタリー感を演出しつつ、比翼仕立てだからカッチリ見えるのも魅力。やわらかくて着やすく、どんな着こなしにもサッと羽織れる万能アウターだ。
ビームス 原宿 TEL:03-3470-3947
ビームス プラス 原宿 TEL:03-3746-5851
ビームス ライツ 別注アイテム
08.A.P.C. × BEAMS LIGHTS|LOGO T SHIRT
切り替え袖と刺しゅうロゴの絶妙なバランス
「アーペーセーのV.P.CロゴTシャツは、毎シーズン完売を博すビームス ライツの看板別注。写真の袖切り替えのほか、細ボーダーなど今季は一枚で存在感のある新デザインが登場しました。個人的には脱いだときに『え?』という反応が楽しい、この配色バージョンが推し」(ビームス ライツ プレス 梅田悠貴さん)
A.P.Cのブランドスタート時に、カタログ通販の表紙に使用されていた「V.P.C.」ロゴ。ビームス ライツは、遊び心と歴史を感じる逆Aロゴに注目して3年前からTシャツの別注を展開している。ビームス ライツのレーベルカラーであるメローベージュの刺しゅうロゴが上品。ボディの生地感も上質で、カジュアルだけでなくジャケットのインナーなどにも使いやすい。
09.JALAN SRIWIJAYA × BEAMS LIGHTS|MARY JANE SHOES
想像以上に合せやすいシンプルなワンストラップ靴
「インラインではトウ部分にメダリオンのパンチングがありますが、それをなくして極力シンプルなデザインに変更。ヴィブラム社製のハーフラバーソールなので、カジュアルユースにも最適です」(梅田)
ジャラン スリウァヤの新型「メリージェーンシューズ」の別注が、早くも登場。ドレッシーなワンストラップシューズの、装飾をそぎ落とすことで履きやすい一足に。ストラップ部分にゴムが使用されているのも高ポイント。甲部分が深めのデザインだから、通常の革靴と同じ感覚でコーディネートできて意外と使いやすい。
10.WOOLRICH × BEAMS LIGHTS|TECH CARDIGAN&TECH PANTS
超人気イージーセットアップが今季も登場
「シャカシャカ素材のセットアップですが、トップスがカーディガンスタイルのデザインでスポーティすぎないのがこの別注のポイント。今シーズンはストレッチ性のあるミニリップストップの生地を採用しています。セットでもバラしても、ついつい選んでしまう使い勝手のよさ。一度着たら、病みつきです」(梅田)
春夏定番の別注イージーセットアップは、ウールリッチ製ならではの大人っぽさが魅力。胸元のロゴをビームス ライツのブランドカラー=メローベージュに変更しているのも、さりげないアクセントに。肌面に凹凸感を出した二重織りの生地を使用して、初夏までサラッと着られるセットアップに仕上げた。
ビューティ&ユース 別注アイテム
11.COALMINE GUARANTEED for BEAUTY&YOUTH|DENIM TRUCKER JACKET ・INDIGO DENIM
80年代のスタイルをオマージュしたデニムを別注で
「着るたびに、経年変化を楽しめるデニムのセットアップ。個人的にはセットアップでコーディネートするよりも、ジャケットにスラックス、あるいはジーンズにきれいめシャツで足もとはローファー、のようなフレンチアイビーテイストで着たい気分です!」(ビューティ&ユース プレス 横山翔一さん)
コールマインギャランティードはデニムをこよなく愛するファッションデザイナー、大貫達正が手がける2023年春夏デビューの新ブランド。ビューティ&ユースでは80年代に流行したデニムスタイルをオマージュしたデザインで別注。4ポケットスタイルのジャケットは、ゆったりとした身幅&長めの着丈で、体型を選ばずに着られるワンサイズ展開。テーパードパンツは、腰のヨークをなくしてダーツを入れ、すっきりとしたシルエットに。革靴を合わせて着こなしたいセットアップだ。
12.allery for BEAUTY&YOUTH|STRIPE SLACKS
リラックスしてはけるシャツ地のスラックス
「スラックス仕様のシャツ生地のパンツは、スニーカー、革靴どちらでも合わせやすいシルエット。共生地シャツの展開もあるので、セットアップで着たいですね。春先はジャケットやブルゾンなどアウターを羽織って、初夏はTシャツなどをインナーにと、遊び心のあるコーディネートを楽しみたい」(横山)
アレリーは5255ギャラリーのディレクターTITOとビューティ&ユースの協業ブランドとして、2020年にスタート。ダイバーシティやジェンダーレスをテーマに、心地よく着られて品格のあるリアルクローズを打ち出す。この一見パジャマのようなストライプパンツも、スラックス仕立てにすることで多様な着こなしが楽しめる一本に。
13.UMA×BEAUTY&YOUTH|SUEDE CLASSIC XXI
モダンなライトグレーが秀逸な名品のカラー別注
「プーマ スウェードはクラシックスニーカーの名品と言われるだけあって、ボリューム感もほどよく、セットアップにも合わせられる品のよさがあります。淡いグレーのワントーンはモダンなルックスで、カジュアルなワイドパンツに履いても大人っぽく見えます」(横山)
今年75周年を迎えるプーマを代表する、プーマ スウェードのカラー別注。今季は「TOKYO」をテーマに、街中の高層ビルやコンクリートをイメージしたライトグレーと、都会の緑を連想させるケリーグリーンの2色で展開。ライトグレーはアッパーとヒールのプーマロゴやサイドラインをコントラストカラーにして、さり気ないアクセントに。細めのシューレースもポイント。
アダム エ ロペ 別注アイテム
14.Barbour for ADAM ET ROPÉ|TRANSPORT REVERSIBLE BLOUSON
2つの表情が楽しめる人気のリバーシブル仕様
「毎シーズン好評のリバーシブル仕様の別注トランスポート。今回は襟にフェイクレザーを使用し、両面ブラックの生地でソリッドな印象の一枚に。ただモードに全振りするのではなく、テック系のアウターのようにも見えるし、ドリズラーやワークジャケットのようにも見える多面性が出色です。着る人の個性やスタイルに、いい感じにマッチするように素材使いにはこだわりました」(アダム エ ロペ プレス 工藤 健さん)
写真はBarbourのロゴパッチがアクセントのリバーシブルB面。カジュアル感のあるコットンツイルで合わせる服を選ばない。A面はナイロンタスランタフタに特殊ウレタン透湿フィルムをラミネートした3レイヤー素材。撥水性、防風性を備えた透湿素材で、テックアウターとしても活用できる。どちらの面も合皮の襟が着こなしにトレンド感を添えてくれる。
15.WILDTHINGS for ADAM ET ROPÉ|TOOLSTRAP DENALI JACKET
ツールストラップが何かと使えるテックアウター
「こちらも毎シーズン大好評を博している、ワイルドシングスへの別注デナリジャケット。
今年はグリーンやパープルと、ビビッドなカラーが追加されました! 春先はもちろんシーズンレスに主役にできるジャケットは、本格的なギア使用から街着まで、人々の目を惹きつける色展開にも注目してください」(工藤)
モダンな着こなしにマッチするルーズシルエット。マットなテック素材でコーディネートもしやすく、配色のツールストラップがアクセントとしても効いている。気温が上がって脱いだ後も、ツールストラップを利用して、肩にかけて持ち運びできるデザインも優秀。アダム エ ロペ別注のためだけにつくられた、耐水・防水・防風機能を備えた3レイヤー素材を使用している。
16.BATONER for ADAM ET ROPÉ|GIMA STRAW YARN MESH CD
透け感が今っぽいVネックカーディガン
「少々難易度が高く感じるメッシュのカーディガン。インナーをクラシックなカラーシャツにするなど、肌の見える面積を少なくすれば、フェミニンな印象がぐっと抑えられ、デザインの長所も活かせます」(工藤)
山形県寒河江市のニットメーカーによる専業ブランドとして、着実に知名度を上げているバドナー。このカーディガンは、良質なコットン糸を使用して、あえて網目をゆるく、メッシュ状の透かし編みで仕上げた。シャツ・インでボタンを閉じればトラッドに、Tシャツにラフに羽織ればモードにと、合わせる服によって表情が変わるのも特筆。
17.blurhms ROOTSTOCK for ADAM ET ROPÉ|EXCLUSIVE Soft&Hard Sweat Crew neck
前後にプリントされたロゴが着こなしのアクセントに
「ミリタリーウェアを彷彿とさせる「U」「SAFE」プリントを前面/背面に配した、ブラームス ルーツストックへの別注スウェット。一枚で着たときはもちろん、インナー使いしたときのロゴの目立ち方もほどよい感じです。さらっと肩にかけたり、腰に巻いたときにもロゴがいい塩梅に主張してくれます」(工藤)
裏にハイクオリティーな糸を使って起毛し、ソフトな肌ざわりを追求。表面は光沢が出るように度詰めで仕上げた、ハードなスウェット生地のプルオーバーがベース。フロントに「U」、背面に「SAFE」 と別々にプリントすることで、ウィットのきいた一着に。洗い加工を施しているから買った瞬間から着やすく、ハリとコシのある生地でシルエットが美しいのも特筆。
エディフィス 別注アイテム
18.Barbour for EDIFICE|OLD BEDALE LIMONTA
名品ビデイルをラグジュアリーなリモンタナイロンで
「メゾンブランド御用達のリモンタナイロンを贅沢に使用した高級感あるルックスと、しなやかな手ざわりが高揚感を与えてくれます! 4ポケットのタフなデザインが魅力のオールドビデイルに、この素材というコンビネーションも男心をくすぐります」(エディフィス プレス 桂 大地さん)
バブアーを代表するビデイルの旧型「オールド ビデイル」をベースに、リモンタ社のナイロンタフタ素材を使用したエクスクルージブモデル。スポーティとラグジュアリーを両立させるのが、リモンタナイロンのすごいところ。オーセンティックなコートを気軽に楽しめる、別注ならではのプロダクト。
19.LAVENHAM for EDIFICE|GATHERED WAIST RAYDON
ポケッタブル仕様の超ライトウェイトアウター
「エディフィス別注の特別な素材で、超ライトウェイトに仕上がっています。着ているのを忘れてしまうほど快適なこの着心地は、実際に体感してほしい。ウエストを絞ってシルエットに変化をつけて着ることができるのも、今っぽさのポイントです」(桂)
ラベンハムのニューモデルを薄手のナイロン素材で、1年中活躍してくれる万能アウターに。シワ感があって、カジュアルな着こなしにマッチする。襟はコーデュロイのままなので、かっちりした着こなしにも合わせやすい。フードは取り外し可能。内ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様で、旅などへの携帯にも重宝だ。
20.blurhms for EDIFICE|MILITALY VEST
ミリタリースタイルのベストをしなやかな素材で洗練
「無骨な雰囲気を感じさせるミリタリーデザインながら、ドレープ感あるシルク混素材で洗練させたムードがたまりません。ジャケットの上から、シャツの上から、Tシャツの上からと、これからの時期、いろいろなレイヤードが楽しめそうです」(桂)
レディースだけで展開していたミリタリースタイルのベストを、メンズで別注。パターンからメンズ用に引き直して仕上げた。アメリカ陸軍のM43フィールドジャケットのディテールを落とし込み、ノーカラーのベストにすることでモードな一着に。ウール、レーヨン、シルク混紡のドライタッチな素材が軽快さを添える。
21.MACKINTOSH for EDIFICE|RAINTEC SKYE PARKA
新型のスカイパーカを別注でクラス感をプラス
「ほどよくゆったりしたサイズ感が魅力のスカイパーカの新型。2レイヤーの撥水素材でオールマイティに使いやすいデザインです。スポーティすぎずどこか大人っぽさを感じさせるのは、さすがマッキントッシュだなと感じます。別注のシルバーパーツが、より一層リュクスな印象に昇華させています」(桂)
定番のスカイパーカにショート丈が登場。その新型は撥水性を備え、レインパーカとしての機能を併せ持つ。セットアップの上からも羽織れるゆったりとしたサイズ感で、ON/OFFともに大活躍。鮮やかなブルーは別注カラー。今季のトレンドでもあり、気分を上げてくれる色としてもおすすめだ。
フリークスストア 別注アイテム
22.+phenix×FREAK’S STORE|GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER COAT
袖ロゴが新鮮な撥水・防風のステンカラーコート
「GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPERならではの、止水テープを使わない軽快なデザインが魅力。インラインにはない比翼仕立てなので、ONの場面でも着やすいコートになっています。OFFの場面では袖のロゴが、きれいめな着こなしのハズしとして効いてきます」(フリークス ストア プレス 片岡佑太さん)
プラスフェニックスは、ニコラ・フォルミケッティがクリエイティブディレクターを務める、日本のスキーブランド「フェニックス」のアウトドア&スポーツライン。フリークス ストアでは2021年秋冬から別注を展開し、毎回大好評を博している。中でも形から別注しているステンカラーコートは、昨年から継続の実績アイテム。ミリタリー感のあるカラーリングも、着こなしの振り幅を広げてくれる。
23.KONECO×FREAK’S STORE|FISHERMAN’S SMOCK SHIRT PULLOVER
フレンチワークスタイルのスキッパーに注目
「企画の際に、襟の開き具合を上品に見えるよう細かく調整しました。裾に入っている共生地のドローコードも、スタイリングのアクセントとして楽しめます。着てみるとこだわりのディテールが実感できるトップスです」(片岡)
フレンチヴィンテージを代表する「コネーソ」への別注商品。古着界隈で今注目されているフィッシャーマンスモックをサンプリング。クラシックなワークウエアをモダンなサイジングでトレンド感のあるトップスに。フレンチスワークならではのデザインが、カジュアルコーディネートをどこかシックに見せてくれる。
24.HINSON×FREAK’S STORE|STAND OVER VEST
ミリタリーベストはクリーンなオフホワイトを
「ミリタリーベースのデザインベストは、ほどよい光沢感のある生地を使用することでモダンな雰囲気に。オリジナルになない、別注ならではのオフホワイトがおすすめです! 袖まわりがゆったりしているので、春はアウターとの重ね着も楽しめます」(片岡)
アメリカのクラシックなハンティングブランド「ヒンソン」は、近年ミリタリーアイテムを展開して人気を博している。アメリカ空軍のフライトジャケット「CWU-36P」をベースに、襟をスタンドカラーにアレンジすることで今っぽいルックスに。スリーブレスデザインが注目される今季、この価格なら臆せずトライできる。
25.PENDLETON×FREAK’S STORE|BACK PRINT HENLEY NECK & CREW NECK LONG SLEEVE TEE
90’sムードが演出できるネイティブ柄ロンT
「春は一枚で、肌寒い時期はインナーでと年中活躍してくれるロングTシャツです。フリークス ストアでは定番別注として展開しており、今年はヘンリーネックを初めてラインナップ。初夏はナイロンショーツを合わせてサーフMIXにトライしたい」(片岡)
ネイティブ柄ブランケットでおなじみのペンドルトン。今シーズンは、人気柄「HARDING(ハーディング)」をピックアップ。大人でも着やすいバックプリントは、90’sのアメカジの空気感を入れたいときにパワーを発揮してくれる。
ナノ・ユニバース 別注アイテム
26.Lee×nano・universe|WORK SHIRT・FRISKO JEAN
ライトブルーと軽い素材感に魅せられて
「リーを象徴する王道ワークシャツとフリスコジーンズを、モダンなシルエットにアレンジした別注です。シャツは軽くてやわらかなシャンブレー、ジーンズはライトオンスデニムと違う素材ですが、限りなく見え方を近づけました。セットアップでシャツをタックインして着ると、オールインワンのようにも見えて、さらに鮮度が上がります」(ナノ・ユニバース メンズプレス 古山直登さん)
均一に色落ちしたブルーがY2Kムードを醸し出す。シャツはインラインにないボタンカラーをセレクトし、ジーンズはポケットの袋布にナノ・ユニバースのネームを入れるなどディテールにもこだわった。着回しアイテムの王様=シャンブレーシャツ&ジーンズは、セットアップで持っていると最強! ブラックの展開もあり。
27.Wrangler×nano・universe|111MJ
オーセンティックなGジャンを短丈にアレンジ
「ラングラーの名品『111MJ』を、ヴィンテージに見られるブルーベルタグで別注したスペシャル仕様です。着丈短めのボクシーなシルエットにして、トレンド感を添えました。ワイドパンツに合せると、スタイルもよく見えます」(古山)
ヴィンテージGジャンの中でも、フロントプリーツの丸カン留めや、バックのアジャスター、アクションプリーツの内側にゴムを入れた仕様など、ほかのデニムブランドとは一線を画するデザインで、古着通からも高く評価されるラングラーの『111MJ』。短めの着丈はレイヤードもしやすく、着こなしのアイデアが広がる。色違いでブラックや、セットアップにできるジーンズも展開。
28.NO COFFEE×nano・universe|T-shirt
人気COFFEE SHOPとの洒落たコラボT
「福岡の人気COFFEE SHOPとのコラボアイテムです。ロゴバージョンは洒落の利いたデザインが特徴で、フォトTなどのバリエーションがあります。個人的にはこのロゴTをセットアップのインナーにして、抜け感を演出したい」(古山)
福岡・天神エリアに近い平尾に店を構えるNO COFFEE。”Life with good coffee”をコンセプトにオリジナルグッズの展開にも力をいれる。フルーツ オブ ザ ルームのスーパープレミアムボディを使用した別注Tシャツは、ロゴを一部融合させたグラフィックが秀逸。カジュアルだけでなくジャケパンのインナーにも活躍。
29.Charcoal×nano・universe|OC Twill B/Ball Cap
Tシャツに似合う大人のキャップを別注で
「東京 広尾に店を構える、ポケットTシャツ中心のゼネラルストア、チャコール トーキョーへの別注です。シンプルで気が利いた大人のキャップって、意外とないので、サイドに刺しゅうだけというこのデザインが気に入ってます」(古山)
6パネルのオーソドックスなBBキャップ。サイドにチャコールの短縮形、CHLを刺しゅうしただけながらセンスを感じるデザイン。かぶりやすくて形もよく、クリーンなスタイルにハマるのがうれしい。
30.RED CARD×nano・universe|Rhythm +
洗練されたシルエットに+αの自信作デニム
「デニムらしいラフ感のあるカイハラ製ストレッチデニムを使用しています。経糸に3種類のムラ糸を組み合わせ、染色にもこだわって、ランダムなヴィンテージ風の色落ちを実現しました。大人っぽいテーパードスリムは、コーディネート幅の広さも魅力です」(古山)
レッドカードはファッション感度の高い“進化版リアルデニム”を提案するジャパンブランド。定番からジャストレングスのRhythm +をピックアップして別注。ヴィンテージライクなオレンジのステッチがアクセント。Y2Kなムードでヒゲ入りデニムを取り入れたいと思っている人におすすめ。
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