チェーンネックレスをはじめ、アクセサリー熱が高まっている今、いよいよ重ねづけを楽しみたい。アクセサリーを愛する4人が、大人にふさわしくも“大人げない”盛り方&重ね方を語り合う。
重ねづけにはまず70㎝!
鈴木 UOMOで何度か40〜45㎝の華奢なチェーンネックレスを推しているのを見ました。ベーシックだし、クルーネックと重ねやすいので、まずそこから入ったって人も多いはず。
池田 であれば、次はネックレスの重ねづけにトライしてほしい。薄着になる春夏には特に映えますよ。結婚指輪や時計とのバランスもとりやすいと思います。
鈴木 僕もTシャツを着るときは、細いチェーンに何か重ねづけします。今日はジージャンに合わせて、短くて細いチェーンネックレスの上から、長くてデザインのきいたものを足してます。
秦 僕も細いチェーンネックレス→太めのネックレスの流れで買い足しましたが、主にセットで愛用しています。
池田 すでに慣れてきた1本目をベースに生かすのが肝だね。
吉田 2本目のネックレスは長さも大事ですね。
鈴木 僕は自分でもアクセサリーを作っているので、重ねづけにいい長さを調べたことがあるんです。いろいろ試して70㎝ぐらいがいちばん収まりがいいという結論に落ち着きました。
吉田 基本、インチ表示のものを買うことが多くて、28インチが71㎝ぐらい。僕もちょっと長めが欲しいときは28インチを選んでいます。あと、2本目はデザインで遊ぶのもいい。今日、鈴木くんがつけているバンダナとチェーンのコンビのものとかも面白い。夏はビーズっぽいものもあったり、選択肢が広がるから選びやすいはず。
鈴木 最近注目しているのは華奢なサイズのボールチェーン。やはり無難なシルバーではない色をピックするのもいいと思う。
秦 それこそゴールドアクセとか。
鈴木 実はゴールドの次はピンクゴールドが気になっていて…!
吉田・池田・秦 ピンク!?
鈴木 濃度を間違えなければ、大人の男性にも馴染むんですよ。すごく上品。今、自分のブランドでピンクゴールドのボールチェーンネックレスを販売しています。ボールは小さめでシックな感じ。パールが流行っているけれど、パールよりストリート感があって、意外につけやすい。
吉田 気になる!
鈴木 それも長さは74㎝で作りました。
池田 長さやデザインで少し冒険すると、シンプルな1本目に対してもメリハリがききますよね。ただそのさじ加減は、初めはなかなかわからないじゃないですか? 最近、ロングの華奢なネックレスのバリエーションが増えているのは本当に喜ばしい。洋服とのコーディネートの幅も広がる。何か物足りない日に、服じゃなくアクセで調整する、という感覚。
吉田 夏場にTシャツに重ねるときは、3本重ねることが多い(笑)。今日の僕みたいに、クルーネック→チェーンネックレス→襟付き→ループタイ、みたいに挟んでみるのもアリだと思う。特に春はネックレスを重ねるだけじゃなく、襟からちらっと、とかの“見せ方”も含めて楽しめる。
注目ブランドは キャリアリング!
秦 僕はネックレスにもう一つ足すなら、ブレスレットも入りやすいと思います。それこそ半袖の出番も増えるので。今日の池田さんみたいに、チェーンにシンプルなバングルのバランスはかっこいい。ちなみに僕はデザインが気に入ればブランドは全然気にしないのですが、皆さんは注目しているブランドはありますか?
鈴木 遊びの強いデザインだったらヴィンテージもいいんですが、シンプルなものならシハラのような、やはりプロダクトがしっかりしているブランドを探すかな?
池田 僕もシハラは気になっています。繊細なデザインがいい。
吉田 僕は決まったブランドで買うことが多いけど、実は新しいブランドも買います。雑食ですね。ただ、こだわるのはクラフツマンシップというか、作りがいいもの。シンプルなデザインなら、キャリアリングもUOMO世代にはいいかも。
鈴木 確かに。キャリアリングは、僕もいくつか持っています。
秦 ストリート感のある軽快さがいいですね。ヘリンボーンチェーンのゴールドブレス、かわいい!
吉田 そうそう。ちゃんと気がきいている。コラボレーションにも力を入れていて、藤原ヒロシさんとのタッグもよかった。
鈴木 最終的には吉田さんが言うように雑食的にいろいろ重ねて試すのが楽しいのかも。
池田 アクセサリーは最初の一つをつけたら、その時点で高いハードルを越えたことになる。次に何を足すかは、もちろん重要なんだけど、最後は自分の気持ちの赴くままでいいのかもしれませんね。
まとめ
・「重ねはじめ」はまず首元から
・差をつけたいならゴールド
・話題のブランドは積極的に試す
・でも、最後は直感で!
Stylist:Sho Masashi
Interview&Text:Hisami Kotakemori