大人にとっての“はおり”のスタンダードといえばジャケット…だが、「中に何を着ればいいかわからない」「気づけばコンサバになっている」など、合わせ方に迷うのも事実。スタイリスト吉田周平氏とともにジャケットに合うインナーの新定番を考えた。
吉田周平さん スタイリスト
宇佐美陽平氏に師事し独立。私服ではジャケットをあまり着ないぶん、苦手派の心情への理解も深く、本企画での解説も親切&親身、そしてロジカル!
\ 新定番 /
グレーの重ね技でVゾーンを攻略する
さりげない“メリハリ”がインナー上手の近道
「ジャケットをこなれて見せるには、品のよさやきりっとした印象は生かしながらも、“堅苦しく見せない”インナー選びが最重要。ジャケットとインナーで素材、柄、色、テイストなど何かメリハリをつけるのがコツです。大げさに変化をつける必要はなく、意識するくらいでいい。そしてVゾーンにポイントをつくるとバランスがよくなります。というのも、本来のジャケットスタイルのVゾーン=ジャケット+シャツ+タイの重ね技。なのでカジュアルダウンするときも、Vゾーンにタイなどに代わるポイントがあるとキマりやすい。例えばグレーのジャケットにVネックニット、カットソーとグレーを3つ重ねてみる。そうすると、まとまりや奥行きがありつつもカジュアルだし、レイヤードの効果でポイントもつくれます。色の重ね方は暗い→明るい→暗いにすると作為的に見えすぎないし、締まりのあるスタイリングになる。ベースカラーにグレーを選んだのも実は理由があって、色のレンジが広いのでアイテムを探しやすいんです。慣れてきたら、同系色じゃなくトーンを揃えるくらいで遊んでもいいと思います」。
ジャケット¥94,600/マーガレット・ハウエル ニット¥36,300/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) カットソー¥6,270/モクティ(ユナイトナイン)
\ 新定番 /
白シャツをワークシャツに替えてみる
\ 新定番 /
レトロなチェックにはリンガーTを
\ 新定番 /
薄手のジャケットには地厚なインナーを
\ 新定番 /
モードなジャケットはスポーティなテック感。これでもう怖くない
Photos:Yuki Kumagai
Stylist:Shuhei Yoshida
Model:Yoshiaki Takahashi
Illustration:Shigeo Okada
Stylist:Shuhei Yoshida
Model:Yoshiaki Takahashi
Illustration:Shigeo Okada