NYのジュエラー「ティファニー」のブランドアンバサダーに韓国の7人組アイドルグループ「BTS」のジミンが単独就任。ジミンは今年1月の「ディオール」に続く2ブランド目の就任劇となる。大人なら気になって仕方がないダブル就任のカラクリとは?
ディオールに続く2ブランド目!
米・ニューヨークで1837年に創業したラグジュアリージュエラーの「Tiffany & Co.(ティファニー)」が、新しいブランドアンバサダーとして韓国の7人組アイドルグループ「BTS」に所属するジミン(JIMIN)の単独起用を発表。ブランドの世界観を体現するジミンを起用した初のキャンペーンヴィジュアルは、2023年後半にお披露目される予定だ。
1995年10月13日生まれのジミンは現在27歳。ちなみに、パリを代表するラグジュアリーブランドである「Dior(ディオール)」のグローバルアンバサダーにもジミンは今年の1月16日に単独就任しており、現時点でダブル就任の快挙になる。
リリースされたヴィジュアルでは、新作の「ティファニー ロック バングル」を3種着用。
公式オンラインストアで確認すると、バングルの価格(税込)は(手首に近い方から)「ローズゴールドにダイヤモンドのアクセント」(¥1,430,000)、「ローズゴールド & ホワイトゴールドにハーフ パヴェ ダイヤモンドをセッティング」(¥2,035,000)、「ローズゴールドにフル パヴェ ダイヤモンドをセッティング」(¥4,895,000)の順。息を呑むほどのハイ・ラグジュアリーだ。
ちなみに、ビジネスマンにとっては常識だが、グループの「BTS」ではなく単独で2ブランドの広告塔就任は通常のスキームでは考えられないレアケースだ。今回、ジミンを起用できた理由は2つある。
1つは、「ディオール」にもファインジュエリー部門はあるが、主たるビジネスカテゴリーにおいて双方が棲み分けていること。2つめは、両ブランドが同じファッションコングロマリットである「LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン SE(LVMH Moët Hennessy ‐ Louis Vuitton SE)」に所属している身内同士であること。これらがミラクル就任劇のカラクリとして想像される。
洋服は「ディオール」、ジュエリーは「ティファニー」というハイブリッドな広告展開を期待したい。
BTSがファッション業界を席巻中!