少しずつ暖かくなってくると、朝からちょっと外に出てのんびりしたくなる。馴染みの店に顔を出すのもいいし、ちょっと足を延ばして遠くへ行くのもいい。どうせなら着るものも春らしく“色”を取り入れて、なんてことないけど最高な朝を満喫しよう。
海辺とシャツ、それぞれが見せる美しい地平線
“BLUE HORIZON”の色名どおり果てしない地平線をイメージさせるシャツは春光きらめく海辺に映える一枚だ。滑らかな肌触りのビスコース素材をボクシーフィットで仕立てることで、リラックスした着心地と雰囲気に振っているところも週末にふさわしい。
シャツ¥210,100・パンツ¥184,800/ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン) ベルト/スタイリスト私物
「ちょっとそこまで」な普段着をブリックレッドでひと盛り
ノープランだけどひとまず外に出たい日の定番、スウェットパンツ。杢グレーの表糸&中糸から編み上げた生地を染色、ブリーチすることで生まれた奥行きのある赤が、いつもの定番を派手すぎず、でも華やかに春めいて見せてくれる。アウトシームを排除した直線的なパターンはスポーティ一辺倒でない大人にふさわしい洗練された印象を与える。
パンツ¥35,200/アルテリア(イーライト) ブルゾン¥30,800/ケーウェイ × トゥモローランド(トゥモローランド) Tシャツ¥18,700/ラファーヴォラ シューズ¥12,100/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口)
小面積でも映えるパープルという選択
花屋に立ち寄り、朝から小粋に過ごしてみるなんて日は、ちょっと目先を変えた一枚を選んでみたい。襟元からのぞくパープルは、シワになりづらい特殊加工を施した高密度リネンを使用したオールインワン。品もあって、春先に着ることが多いベージュと相性がいいのも好感。案ずるより着るがやすし、暖かい時期には派手さが際立つオールインワンも、肌寒い今時分には控えめな首元のスパイスとして。
オールインワン¥59,800/ギャルリー・ヴィー(ギャルリー・ヴィー 丸の内店) ブルゾン¥85,800/オーラリー Tシャツ¥17,600/エイトン(エイトン青山)
憩いの春の朝には気張らないピンクとブルーを
車にギターと、自分の好きなものに囲まれて過ごす休日は格別だ。趣味を存分に楽しんでも窮屈でなく、邪魔にもならないアノラックはピンクベージュにストライプ柄をのせ、アクティブな中にもクリーンさが垣間見える。同じく淡いトーンで合わせたブルーデニムはやや細身のものを選んで、今っぽく。色は優しく親近感があっても、シルエットはモダンに。こんなバランスがこの春らしい。
アノラック¥52,800/オーラリー インナー¥26,400/コンテンポ(ヤエカ ホーム ストア) 古着のパンツ¥8,800/Mr.クリーン 横に置いたバッグ¥27,500/ヤエカライト(ヤエカ) シューズ/スタイリスト私物
圧倒的存在感。ネオンっていいかも
1/120という超極細番手のポリエステルだからこそ表現できる発色のいい蛍光グリーンは鮮度抜群、新芽よりもフレッシュだ。ゼロ年代のNYのメッセンジャースタイルをヒントに、色を効かせたレイヤードは、洒落感はもちろんのこと、その存在感で事故防止にも一役買いそう。自転車で颯爽と、馴染みの街も見知らぬ街もご機嫌に駆け抜けたい。
ニット¥17,600/ジムフレックス(ビショップ) 古着のベスト¥66,000・古着のウエストポーチ¥17,600/サファリ 4号店 中に着たTシャツ¥7,700/ヤエカ(ヤエカ アパートメント ストア) 上にはいたパンツ¥28,600/アー・ペー・セー(アー・ペー・セー カスタマーサービス) 下にはいたパンツ¥41,800/ハイク(ボウルズ) ソックス(3つセット)¥5,280/グラフペーパー シューズ/スタイリスト私物
寒の戻りもとっておきのカラーニットがあれば
春先には時々、冬に戻ったかのような日が訪れる。そんなときも青のシェブロン柄が美しいモヘアニットは春の陽気な気分を損なわず着られるから優秀だ。表はファーのように起毛させ、見た目にも暖かく、優しい雰囲気に。喫茶店でも、アウターの着脱で煩わしさを感じることなく、リラックスしたひとときを存分に楽しめるから、この寒さもよしとしよう。
ニット¥284,900・パンツ¥587,400・ブーツ¥203,500/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) メガネ¥77,000/10 アイヴァン(アイヴァン PR)
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Hair&Make-up:Taro Yoshida[W]
Stylist:So Matsukawa
Model:Cantaro Ihara