2023年はシンプルベーシックから一歩進んだ、モード感のあるカジュアルにトライしたい気分。コム デ ギャルソン・オムのアウターなら、その願いが簡単に叶う。シンプルなコーディネートに一点投入するだけで、ファッションランクが上がる!
01:COMME des GARÇONS HOMME|No Collar Jacket
ワークスタイルのノーカラージャケット
パッチポケットや随所に施された3本針ステッチなど、カバーオールのディテールを取り入れたノーカラージャケット。クラシックな趣のTW(ポリエステル×ウール)トロピカル生地で仕立てることで、品のいいカジュアルアウターが完成した。ストライプの綿ツイル裏地やフロントや袖のドーナッツボタンが、ヴィンテージ感を添える。
ノーカラーだからカーディガン感覚で羽織り活用できるのも魅力。浅めのVゾーンは、タートル、シャツ、カットソーと合わせるアイテムで印象が変わり、コーディネートを考えるのが楽しい。
02:COMME des GARÇONS HOMME|Military Blouson
ミリタリーブルゾンをドレッシーな素材で
スタンドカラーのリブ襟、フラップ付きのマチポケットが象徴的な、アメリカ海軍のフライトジャケット、J-W FSをベースにしたジップブルゾンが今季初登場。左袖にユーティリティポケットもあしらった本格的デザインながら、ナイロンではなくあたたかみのあるウールモヘアツイル素材でアップデート。
裾がゴムシャーリングのボクシーなシルエットは、どんなボトムにも合わせやすい。明るめのネイビーもデニム感覚でコーディネートがしやすく、万能アウターとしてヘビロテ確定。
03:COMME des GARÇONS HOMME|Flight Jacket
ヴィンテージなL-2ジャケットをテック素材で
MA-1よりも薄手のライトゾーン用フライトジャケット、L-2をフロントボタンのギミックやマドラスチェックの裏地でコム デ ギャルソン・オムらしいデザインに。撥水・透湿機能を持つスリーレイヤーのナイロンタフタで、テック感を添えてモダナイズした。
袖のリブやフロントのボックスタブなど、ヴィンテージライクな仕様も男心をくすぐる。ミリタリーテイストを演出するオリーブグリーンの色みも正統で、ストリート系はもちろん、ドレッシーなコーディネートのハズしとしても活躍。
04:COMME des GARÇONS HOMME|Military Jacket
ドレッシーな素材の切り替えでモード感を
エステルラミーヘリンボーン(ポリエステル×苧麻素材)のストライプ生地と、ナイロンタッサーの切り替えで、ミリタリージャケットをモードに昇華。ファスナーのスライダーにコードを配して、アウトドア風のニュアンスも加えている。
ライトな着心地ゆえミドルインナー的にも使えて、春からは主役アウターとして、初夏まで長いシーズン着られる。トレンドのカラーパンツとも好相性だから、冒険してみるのもおすすめ。
05:COMME des GARÇONS HOMME|Fly Fishing Jacket
旬のフィッシングパーカもラインナップ
クラシックなフライフィッシングジャケットをオマージュした、スリーレイヤー素材のパーカ。衿とフラップにはコットンピケが配され、アクセントに。裾まわりの裏地にもミニチェックがあしらわれ、ちらりと見えるのも洒落ている。フードは取り外し可能だから、2通りの表情が楽しめる。
表地は光沢のあるナイロンタフタ。撥水・透湿機能があるからレインコートがわりにも。ブラックのワントーンはスーツやジャケパンのアウターとして、ONの場面にも応用しやすい。
06:COMME des GARÇONS HOMME|Soutien Collar Coat
立体的な袖や素材のコンビで定番を個性的に
ステンカラーコートの袖をバルーン調にして、さらに前身頃は光沢のあるコットン×ポリエステルギャバジン、後ろ身頃はラフなコットンヘリボーンと素材を変えてコンサバなイメージを払拭した。一見トラッドで癖のあるこのコートは、シンプルなコーディネートをスタイリッシュに、アクの強いアイテムはフラットにこなしてくれる。
製品洗い加工をかけているので肌なじみがよく、リラックスシルエットだからガバッと気負わず羽織れるのも秀逸。ワイドパンツに合わせてモードに行くもよし、スリムジーンズでY2Kに振るのもよし。
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Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori