2022.12.15
最終更新日:2024.03.08

【ポール・スミス】「二枚目すぎない」大人に似合うレザーアウター8選(前編)

重い、艶っぽい、ロックっぽく見える…そんなレザーに対するステレオタイプな見方はもう古い。むしろレザーほど大人の味が出せるアイテムはない。大切なのはほんの少しの“野暮ったさ”。選ぶアイテムも着こなしも、よそいきじゃなくてちょっといなたいくらいが自然で日常に馴染む。

ポール・スミス コレクションのラムレザージャケット

Paul Smith COLLECTIONのラムレザージャケット

テーラード型を古着のように馴染ませて

ワイドラペルに本切羽仕様の袖口と、フォルムは端正なテーラードジャケット。なのに艶っぽく見えないのは柔らかなラムレザーが身体に馴染んで着慣れた雰囲気が出るから。これをスウェットなどの普段着にさっとはおれたら粋だ。

ジャケット¥176,000/ポール・スミス コレクション(ポール・スミス リミテッド) スウェット¥17,600/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン) パンツ¥56,100/オーバーコート(大丸製作所3) その他/スタイリスト私物


アヴィレックス7522のA-2ジャケット

AVIREX7522のA-2ジャケット

「本物」なのにさらりと着られる、アヴィレックスの新ライン

1975年にアメリカ空軍サプライヤーとして創業して以来、フライトジャケットの代名詞として知られているアヴィレックス。そのレガシーに現代的エッセンスを注入した新エクスクルーシブコレクション「アヴィレックス7522」のカウレザージャケットは、1941〜’50年の「A-2」をベースにした本格派だが、昔ながらの「タンニンなめし」とより柔らかくて伸縮性が出る「クロームなめし」を混合し、さらにふんだんなオイル塗布も加えてソフトな仕上がりに。着たときに武骨に見えすぎない、渋いこげ茶の色味も大人好みだ。¥242,000/アヴィレックス7522(ワグ インク)


ナイスネスのカーコート

NICENESSのカーコート

裏地がカシミヤ混。だから毎日でも着たくなる

1930年代のカーコートから着想を得て作られたナイスネスのジャケット。一見タフなルックスでありながら、実はしなやかさと耐久性を高いレベルで兼ね備えたキャメルレザーで、かつ裏地がカシミヤ起毛仕上げのため柔らかくて暖かい。こんな一着をスウェットのセットアップにさっと合わせてユルく着こなせたらセンスよし。

コート¥259,600/ナイスネス(イーライト) パーカ¥14,850・パンツ¥14,300/ロサンゼルス アパレル(DAMAGE DONE 2nd) その他/スタイリスト私物


N.ハリウッド コンパイルのフェイクムートンコート

N.HOOLYWOOD COMPILEのフェイクムートンコート

ムートンは「フェイク」も悪くない

モコモコとしたムートンは暖かくて真冬に最適だけれど、ややゴージャスに見えがち。そこで日常着としてより軽快に着られるフェイクムートンのハーフコートを。チノパンやスエードシューズとのカジュアルな合わせも、ベージュ系のワントーンで揃えるとぐっとモダンな印象に。

コート¥71,500/N.ハリウッド コンパイル(ミスターハリウッド) ニット¥12,900・タートルネックニット¥12,900/UNIQLO パンツ¥25,300/リノ(グッドスタンディング) グローブ¥85,800/デンツ(真下商事) シューズ¥20,900/アグ®(デッカーズジャパン)




Photos:Mitsuo Okamoto 
Hair&Make-up:Shinya Kawamura[mod’s hair] 
Stylist:Junichi Nishimata
Models:Taiki Nomura Riku Tanaka 
Composition&Text:Kai Tokuhara

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