2023年の幕開けに備え、大人が選ぶべきおすすめの財布を紹介。新たな逸品とともに、良いスタートを切りたい。
大人が財布を選ぶ際に大事なポイントは?
ミニマルなデザイン性
毎日使うものだから見た目で飽きないことが大切。ただシンプルすぎるのもつまらない。ちょっとした個性は欲しい。ハイブランドの財布なら、アイコニックなデザインがさりげなく効いて、人と差がつけられるものが揃っている。
長く使える素材の耐久性
キャッシュレス決裁の普及により、財布の出番が少なくなってはいないか。現金が主流だった時代に比べ、財布を買い替える機会は減ってくるだろう。そこで考えたいのが耐久性。10年、20年と長く愛用できる素材を使っているものがベスト。
ライフスタイルに合う機能性
キャッシュレス決済が増えたとはいえ、現金を使うケースも多い。コインは必要? お札の容量は? カード類はたくさん入る? 自身が必要な条件に合った財布を選びたい。
おしゃれな大人におすすめの財布
※掲載している情報はオリジナル記事作成時のものです。価格改定や売り切れの場合があります。
01.HERMÈS|AZAP
2004年に誕生した定番「アザップ」の大人配色
「AZAP(アザップ/A Zipper Avec Plaisirの略称)」はエルメスのラウンドファスナー財布のコレクション。2004年の誕生以来、ロングセラーを誇る人気シリーズだ。表と中面ともレザー素材で、シンプルながら実用的。馬の栗毛色から着想を得たブラウンは、内側がイエロー系のビスケットのような色と、絶妙なコントラストも魅力だ。角が丸くなったやさしい長財布は、エルメスのレザー職人ならではの技で、完璧なフォルムと機能美を実現している。
素材は「バーキン」や「エヴリン」など人気バッグにも使用されているヴォー・エプソン。規則的なスモールグレイン(シボのような型押しパターン)のカーフレザーで、やわらかく上品な光沢が特徴。型崩れしにくく、長くきれいな状態で使える。縦11×横20cm コイン1カ所、札入れ2カ所、カードポケット12カ所、フリーポケット2カ所。
¥334,400
02. Bottega Veneta|COMPACT WALLET
配色トリミングが新鮮なバッファローレザーの財布
さまざまなアレンジで繰り出されるイントレチャート。新作SLGの注目は、コバ(縁)にアクセントカラーがあしらわれたトリミングシリーズだ。シボ感が特徴のふっくらとしたバッファローレザーがビッグイントレチャートの立体感を引き出し、手作業でコバにコントラストカラーを塗布することで洗練されたルックスに仕上げる。トレンドカラーのグレーにボッテガ・ヴェネタのアイコンカラー、パラキートのあしらいがモダンで上品。
コインと紙幣、カード類をバランスよく収納できる二つ折り財布。コインポケットは両マチで開けやすく、使いやすい。縦8.5×横10×マチ1cm コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット3カ所、フリーポケット2カ所
¥82,500
03.LOEWE|TRIFOLD WALLET
ファンクションと美しさを両立するロエベの傑作
手のひらサイズながらカードが6枚収納できるということで、愛用する人も多いロエベの三つ折り財布。ソフトグレインカーフスキンにアナグラムのエンボスロゴが品格を添え、持つ人や使うシーンを選ばない。万人が財布に求める要素が集約されている上に、ファッション性の高いカーキグリーンというカラーリングにも惹かれる。
外付けのコイン入れはフラップボタン仕様で、マチが大きく使いやすい。もう一方のボタンを開けると3面に2枚ずつのカードポケットと札入れが。コバ(縁)はブラウンの塗料が美しく塗られ、アーシーなムードに仕上がっている。縦7.8×横10.2×マチ3.8cm コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット6カ所、フリーポケット3カ所
¥77,000
04.Maison Margiela|Three-Fold Wallet
人気定番を伝統的なチェックプリントでアレンジ
コンパクトウォレットをバリエーション豊富に展開するメゾン マルジェラ。ファスナーコインポケット付きの定番三つ折り財布に、この秋冬の新色として英国の伝統的案ハンティングチェックが登場。ファブリック素材ではなく、ゴートレザーにチェックプリントを施しているのがユニーク。黄土色をベースにブラウン、グリーン、オレンジとモダンな配色で鮮度を挙げた。
内側はブラウンレザーで大人ムード。フラップ部分にはアイコンの4本の白いステッチ、背面には交通系のICカードなどを入れておくのに便利なポケットも。ミニバッグや洋服のポケットにも入れやすい。縦8×横10.5×マチ0.8cm コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット5カ所、フリーポケット2カ所。
¥63,800
05.dunhill|ROLLAGAS
往年の名品ライターを彷彿とさせるルックスに心酔
スレンダーなボディに美しいローラーが付いたダンヒルのライターは、そのエレガントな佇まいで1970年代には憧れのアイテムだった。その黄金期のガスライターからイメージを膨らませた「Rollagas Collection」が2022年の7月に登場。財布もラインナップされ、フルグレインカーフレザーに型押しで、ライターを彷彿とさせる立体的パターンを表現した。
内装も明るいグレーのワントーンで、カードやコインが見やすい。札入れ部分には仕切りがあり、紙幣とレシート類を分けていれることもできる。コインポケットも大きく開き、使いやすいデザイン。縦9×横11.5×マチ2.5cm コイン入れ1カ所、札入れ2カ所、カードポケット4カ所、フリーポケット2カ所。
¥61,600
06.Valextra|FRAGMENT CASE
職人技が生きるラグジュアリーなフラグメントケース
ヴァレクストラのシグネチャーレザー、ミレプンテ・カーフスキンは、独特の表面感と艶感が魅力。「ミレプンテ(mille punte)」はイタリア語で千点(one thousand dots)という意味を持つ。美しいカラーリングと、「インオキストロ(ポケットなどの輪郭を縁取る細長いライン)」や「コスタ(コバ塗り)」のブラックラインを見れば、ひと目でヴァレクストラとわかる。職人の丁寧な手仕事によって生み出されるエレガントなSLGは、真のラグジュアリーとして信望も厚い。
フラグメントケースは、ブランドのイニシャルをデザインしたV字型のカードスロットがアクセント。洗練されたスリムなデザインで、ジャケットのポケットやミニバッグにもスマートに入れられる。縦8×横12cm コイン1カ所、カードポケット3カ所、フリーポケット1カ所
¥61,600
07.Wallet COMME des GARÇONS|BI-FOLD ZIP WALLET
蛇腹状のカードポケットが斬新な新定番
上質なカウハイドレザーがシンプルなデザインを引き立てる、手のひらサイズのコンパクトなジップウォレット。ファスナーを開けると中にはアコーディオンのような蛇腹のカードポケットが。片側にファスナー付きのコインポケットが配され、両サイドのフリースペースには折り畳んだ紙幣やレシート類を入れておくこともできる。カード専用としてサブ的に使うなど、アイデアが膨らむ。
ウォレット・コム デ ギャルソンは新作として登場したものが、そのまま定番として継続されていくのも特徴。愛用していたものが何らかの理由で使えなくなったとき、同じものが買えるというのは心強い。いずれも革製品に定評のあるスペインで生産されている。縦9×横11.5×マチ1.5cm コイン入れ1カ所、カードポケット9カ所、フリーポケット2カ所
¥30,800
08.L’arcobaleno|FLAT WALLET
イタリア製革小物ブランド、ラルコバレーノからコインケースを排した新モデル「フラットウォレット」をピックアップ。「フラットウォレット」という名前の通り、カードや紙幣の収納に特化した薄いマチのフォルムが特徴。ミニバッグやジャケットの胸ポケットにもスマートに収納することができる。
財布に大容量を求める方には、メイン財布と合わせて使用するセカンド財布としての使用もおすすめ。フロントのポケットには、使用頻度の高いクレジットカードやICカード等、2枚のカードが収納可能。中段には二つ折りした紙幣の他、領収書やレシート、カード類の収納も可能なので、見た目以上の収納力。背面にはもう一つフリーポケットを装備。オールレザー・オールハンドメイドを意味するイタリア語“TUTTO IN PELLE FATTO A MANO”が高級感漂う箔押しで刻まれている。
¥19,800
09.L’arcobaleno|SMALL LEATHER GOODS
こちらもまたラルコバレーノから。クリエイティブなビジネスマンにお勧めの新色「ダークブラウン × ネイビー」。カードケースとウォレットのほか、iPhoneホルダー、名刺入れ、キーホルダーまで揃っており、オンオフともに日常使いの革小物を統一することができる。ブランド名の刻印すら控えめなラルコバレーノの特徴は、持ち主の個性を引き立てるユニセックスのミニマルデザインだ。
上から、¥29,700、¥27,500、¥24,200、¥35,200