欲しい一枚が見つかったら、それと相性抜群の「もう一枚」も買っておく。“コンビ買い”はおしゃれな大人ならもう常識だ。着こなしが複雑になる冬こそ、最強のコンビ買いを押さえておけば安心。迷わず理想のスタイリングが手に入るメソッドをお届けします。
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あの人はメガネに
どんな小物を合わせてる?
1
SAUVAGEのメガネ NIKEのベースボールキャップ
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中島和弥さん(美容師)
「仕事柄、お客さんの髪の毛が目に入るのを防ぐため、メガネはゴーグル代わりに常にかけています。数本持っているのですが、中でもサヴァージュの『ミカド』はお気に入り。ボリュームのあるフロントのデザインと、経年で日焼けしたようなクリアフレームはヴィンテージ感たっぷり。同じように長年着用して色落ちした雰囲気のナイキのキャップがしっくりきます。ヴィヴィッドな赤だと強く主張しますが、褪せた色なら馴染んだ雰囲気に。キャップとメガネの距離が近いぶん、クリアフレームで表情は見えやすく」
2
ayameのメガネ ARCʼTERYXのニットキャップ
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松川 総さん(スタイリスト)
「気に入ったら同じものをとことん使い続ける主義。色違い、柄違いで同じ型をストックしがちです。アヤメの『マッターホルンⅡ』は初代から数えて既に4本目。六角形のレンズシェイプが顔に合っていて、ほんのりブルーがかったレンズもいいんです。ブラックのニットキャップはアークテリクス。古着屋で見つけたものですが、絶妙な味に惹かれて全色買い! 最近はテックなアウターを着ることが多いので、ウールのニットキャップとべっ甲柄のメガネのコンビネーションで温かみをプラスしています」
3
MICHEL HENAUのメガネ AD&C×BEAMS Fのニットキャップ
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安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
「ミッシェル エノウのメガネは数年前に買ったものの寝かせていたのですが、現在の髪型に変えてから手にとるように。力強い直線的なデザインと細いラウンドの曲線とのバランスが秀逸。ニットキャップはカシミヤ製です。カシミヤは柔らかくよくのびるイメージですが、これはリブのテンションがキュッと詰まっていてかぶり心地がいい。キャップを浅めにかぶり、丸メガネをかける組み合わせは、映画『レオン』のジャン・レノからインスピレーションを得ました(笑)。どことなくフレンチっぽさが薫るスタイルに」
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Text:Masato Nachi