アウターが欲しい今の時期! WEBUOMOのスタイリングでもおなじみの瓜坂拓海さんに、今年買うべきアウターの解説&着こなし提案をしてもらった。まずはトレンドのショートアウターから、今年大ブレイクのバーシティジャケット=スタジャンをピックアップ。
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今年買うべきバーシティジャケットとは?byスタイリスト瓜坂拓海さん
「数年前からシュプリームなどのストリートブランドがプッシュしていたバーシティジャケット。ファッションの流れがオーセンティックに回帰して、アメカジが脚光を浴びるようになりました。さらに今季はルイ・ヴィトンやNIGO®さん率いるケンゾーなどがコレクションで大きく取り上げて、ヒットにつながりました。本格的なバーシティジャケットには刺しゅうワッペンの装飾がありますが、大人が選ぶならシンプルな無地タイプ。サイズ感はジャストより大きめ、スーパー160’s素材のような高級素材を使用したものも狙い目です」
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J.PRESS ORIGINALS|MELTON×TWILL VARSITY JACKET
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メルトン×キャンバス切り替えの袖でライトな着心地
ネイビー×白の配色が正統派のルックスながら、袖にコットンツイルを使用した軽くて着やすいバーシティジャケット。ゆったりとした丸みのあるシルエットでモダナイズされている。ボディはウールメルトン素材だから冬アウターとしても申し分なし。サテンの総裏地ですべりもよく、中綿がないのでライトに着られるのも魅力。
バーシティジャケットのコーディネート提案byスタイリスト瓜坂拓海さん
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スラックスベースの脱カレッジなきれいめコーデに
「アメカジやアイビーなどカレッジムードのスタイリングが似合いますが、スラックスにニットポロをタックインしてレザーシューズを合わせるような、きれいめコーディネートに合せるのが気分です。革靴はスエード素材のUチップ、インナーはニットポロのようなカジュアル感のあるアイテムを選ぶのが成功のポイント。スラックスはストライプを選んで、クラシックなムードを添えても」
SCYE BASICS|Super 140’s Wool Melton Varsity Jacket
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リブのラインをアクセントにしたワントーンの本格派
ベーシックアイテムをモダンにアレンジするのが得意なサイベーシックスからは、上質なスーパー140’sのウールメルトンを使用したバーシティジャケットが新作で登場。袖には艶があってしなやかなスペイン製のシュリンクカーフレザーを採用。肩先を少し落とした丸みのあるシルエットをオーバーサイズでコーディネートしやすく仕上げた。オールブラックながらリブのラインがスポーティなムードを演出。キルティング総ライナーで真冬でも暖かく過ごせる。
CINQUANTA×BEAMS F|Exclusive Stadium Jacket
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ストイックなオールブラックのバーシティジャケット
なめらかなメルトンのボディにソフトなレザー袖、ゴールドの裏地が気分を上げる着心地も抜群の一着。リブもラインなどを入れずにブラックで仕上げることで、スポーティにもエレガントにも振れる大人のアウターに。フィレンツェでメイド・イン・イタリーを貫くレザーウエアのファクトリーブランドCINQUANTA(チンクワンタ)への別注ならではの、洗練されたバーシティジャケット。サイズ感も今年らしくアップデートされている。
Graphpaper|Scale Off Melton Stadium Jacket
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上質な素材でモダンなビッグシルエットを実現
スーパー140’sの梳毛を使用した二重織りメルトンをボディに採用。袖にはレザーらしからぬフラットな表情のシープレザーを配して、ニュートラルなムードに仕上げたバーシティジャケット。特殊な加工を施して毛羽立ちをなくしたメルトンの表情と、リブのホワイトラインがクリーンなルックスを際立てる。中綿のない総裏地仕様で着心地もなめらか。ソフトな素材ならではの美しいオーバーシルエットも今っぽい。
ATON|SUPER 160’s DOUBLE SAXONY LETTERMAN JACKET
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オールウール素材で軽やかに着こなせるタイプも
定番アイテムをシルエットや素材感でもモダンに見せる、エイトンらしいバーシティジャケット。袖にレザーを使わず、ボディとリブの色を同色にしてモダンなワントーンに。スーパー160’sのウールを二重に織り上げたリバー素材だから、ジャージーのようなソフトさで肩の凝らない着用感。ウォッシュ加工のコットン裏地が立体的なルーズシルエットを生み出す。ミニマルなルックスは、モードカジュアルにも応用しやすい。
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エイトン青山 TEL:03-6427-6335
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Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori