ユニクロで人気のコラボ特別コレクション「ユニクロ アンド JW アンダーソン」の2022年秋冬が10月14日(金)に発売。プレスルームに突撃した試着ルポの後編では、購入して絶対に間違いのない「黒とネイビー」に絞って紹介する。
いよいよ10月14日(金)に発売されるコラボ特別コレクション「UNIQLO and JW ANDERSON(ユニクロ アンド JW アンダーソン)」のリアルな着用感を知るべく、発売日前にプレスルームで試着ルポ。
カウチチェアでくつろぐ松本雄司が試着した本コラボのトップスは、前編で紹介した「スフレヤーンフェアアイルセーター」だ。だがちょっと待て、ボトムがコーデュロイパンツからデニムにチェンジされている。
松本雄司:はいている自分からは全体がよく見えませんが、どんな感じですか?
なんと、フレアシルエットの玄人デニムだった。クラシックなフェアアイル柄ニットとのコンビは、懐かしの70年代スタイルの現代的解釈になる。
①シューカットジーンズ ¥4,990
そしてニットは脱ぎ、デニムの上にネイビーのアウターを試着。そのアイテムとは?
②パデッドショートブルゾン ¥7,990
もはや年代は関係ないほどに、今秋冬の大きなテーマである「ブリティッシュ・モダン」が、時代性をアピールしがちな各々のクセのあるデザインを包括。そろそろボリュームアウターやボリュームパンツに飽きてきた頃合いならば、今秋冬の本コラボはうってつけだ。
③トラックジャケット ¥3,990
④トラックパンツ ¥3,990
本コラボ「JW アンダーソン」ではジップアップジャケットとパンツともに、背面が配色切り替えになったユニークなデザインだ。トップスが1,000円安いこともあり、「ユニクロ ユー」での買い逃し客層が流入すると予想される。狙うなら即決がベスト。
⑤メリノブレンドニットポロシャツ ¥3,990
松本:そういえばライフウェアマガジンの46ページに、ウィメンズのコットンギャザードレスが掲載されていました。ちょうど左のページです。
秋色のブラウンベースやネイビーカラーの陰に隠れがちだが、アイテムによっては定番のブラックもしっかり展開している。黒好き男子は要チェックだ。
⑥スフレヤーンフェアアイルセーター ¥3,990
松本:最初に試着したニットとブルージーンズと色違いにしただけで印象が変わりました。
ほとんどブラックに近い「シューカットジーンズ」のダークグレーとセット買いしておきたい。
⑦トートバッグ ¥2,990
⑧ウルトラライトダウンパーカ ¥7,990
最近の「ユニクロ」レギュラーアイテムのアウターに顕著な「ドロップショルダー・オーバーサイズ」の流れに乗らず、大人に嬉しい昔気質のミディアムフィット。スタイリングのイメージも沸きやすいはず。
静謐なブラックのワントーンでモードに寄り添う着こなしだが、過度にスタイリッシュを謳わず、直線と曲線のステッチワークとボトムのフレアシルエットで見た目の意外性もプラスされている。
加えて、スタイリングの絶妙なサジ加減とこなれた大人感の正体が、汎用性のある「シューカットジーンズ」を起点としている。フレアカットに馴染みはなくとも、懐に優しい価格帯でもあるのでチャレンジしてみて欲しい。
ウェストは28インチから35インチまで(28・34・35サイズはオンライン限定)だが、フレアジーンズのルーツを辿るとタイトフィットも面白い。バランスをチェックすべく、店頭試着での購入が好ましい。
⑨フランネルチェックシャツ ¥2,990
公式インタビュー記事を拝読すると、今秋冬のデザインやディテールへのこだわりは「モダンな英国建築やミニマリズム建築からのインスピレーション源と、簡素化されたミニマリストの感性」からの発露であるとジョナサンは語る。本稿で紹介したウェアに一貫するミニマルデザインからもそのテーマ性が伺える。
ブリティッシュカジュアルとアメリカンカジュアルの邂逅について、その背景をジョナサンに聞いてみたい。着る側のバックボーンとして、本コラボを狙っている服好き同志で意識高く語り合ってみたくなる。
5周年を迎えた「ユニクロ アンド JW アンダーソン」は10月14日(金)発売。前編と後編の試着ルポを参考に、充実の買い物計画を立てて欲しい。
さあ、順当に進むと、残されたコラボ特別コレクションは前春夏に始動した「ユニクロ アンド マルニ」になる。果たして、今秋冬はリリースされるのか!?
2022年秋冬、ユニクロの旬をもっと知りたい!
発売日:2022年10月14日(金)
デザイナー:ジョナサン・アンダーソン
ラインナップ:MEN(11)・WOMEN(12)・グッズ(2)
https://www.uniqlo.com/jwanderson
Model: Yuji Matsumoto
Text: Takafumi Hojoh