秋冬の着こなしにプラスすることで、コーディネート全体をさらに格上げしてくれるのが気の利いたファッション小物たちだ。中でも注目したいのが、セレクトショップが人気ブランドに別注したアイテム。周りとの差別化に貢献してくれること間違いない。
01:RACAL×NANO universe|Exclusive Mountain hat
メイド・イン・ジャパンのものづくりで日常的に使いやすい帽子を提案するラカル。リネン混コットンの軽やかな素材を使用したマウンテンハットは、丸みのあるフォルムでかぶりやすく、共生地のコードやレザーのパーツもしゃれている。オフホワイトのワントーンだと洗練された印象も加わり、コーディネートの幅が広がる。
素材やコードの仕様をアレンジしているだけでなく、内側のスベリの素材をCool Max®のメッシュにすることで、ドライなかぶり心地にもこだわった。都会に似合うマウンテンハットは、アウトドアや秋の行楽シーンでも大活躍することは確実。
02:the dilettante×NANO universe|Exclusive NU19972:Abel
岡山産デニムを広島の老舗染工場でロープ染色したブラックデニムを採用。過度な加工はせず、レザーパーツを組み合わせることで上品なサコッシュが完成。モードカジュアルからアメカジまで幅広く合わせやすい汎用性の高さと、外出に必要なものが一式入れられるちょうどいいサイズ感が魅力。
ザ・ディレッタントはファッション性の高いユニセックスなデザインで支持を集める日本のバッグブランド。このサコッシュもマグネット開閉を採用し、内側にロゴがプレートであしらわれ、どこかハイブランドのようなルックス。内装がベージュのヘリンボーン生地で見やすいのもうれしい。縦21×横12×マチ4cm。
03:Encre.×BEAMS LIGHTS|EXCLUSIVE TOTE BAG
Encre.(アンクレ)は「インク」を意味するフランス語。2017年にフランスで、ミニマリストのチャーリー・ファロンによって設立されたこのブランドは、インクを糸に置き換えた刺しゅうによるアートワークが魅力。ビームス ライツの世界観をチャーリーに伝えて作成されたコレクションのひとつが、このキャンバストート。
チャーリーの自画像を刺しゅうしたトートバッグはアートな空気感が魅力。カジュアルだけでなくドレッシーなコーディネートにも不思議とマッチする。縦35.9×横48.9×マチ14.3cm。
04:BRADY for UNITED ARROWS|KINROSS MEDIUM Shoulder bag
1887年創業の英国バッグブランド「ブレディ」は、トラッドなルックスで、近年人気が再燃中。中でもゲームバッグを現代的にアレンジした「KINROSS(キンロス)」は、トートバッグのショルダー版といった気軽さで、男女を問わず選ばれている。そんな「KINROSS」を一回り小さくしたのがこちら。秋の着こなしのアクセントにぴったりの、英国的なロイヤルブルーで別注した。
イタリア・リモンタ社のツイル生地の間にポリウレタンの膜を挟んだブレディ独自の「ドリルドロップ」素材に、英国らしいブライドルレザーがクラス感を添える。カジュアルスタイルの格上げにも活躍。MADE IN ENGLAND。縦27×横(底部)39×マチ(底部)18cm。
05:SEIKO×JOURNAL STANDARD|SKX LIMITED
セイコーの海外向けダイバーズウォッチとして知る人ぞ知るSKX。2019年からは日本でも展開がスタートし、オーセンティックなルックスはもちろん、この価格で機械式時計ということで人気を集めている。そんなSKXをグレーのワントーンでミニマル化。カーフ素材の引き通しバンドを採用して、ブレスレット感覚のアイテムに仕上げた別注。
ケースやベルトのパーツなどはアンティーク仕上げ、グレーの文字盤にエイジング調ルミブライト(高輝度蓄光塗料)を使用するなど「永く使い続けたヴィンテージウォッチ」の雰囲気を演出している。ワントーンだからビジネスのシーンでも着けられる万能時計だ。
秋のセレクトショップ別注アイテム