いよいよ9月16日(金)に発売される「ユニクロ ユー」2022年秋冬コレクションをプレスルームで試着ルポ。後編では、アースカラーを紹介した前編の対極である「黒アイテム」にフォーカス。絶対に間違いのない逸品揃い。すべてがマストバイだ!
秋映えする自然由来のニュアンスカラーをキーカラーに据えたワンランク上のエッセンシャルワードローブ、「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」の2022年秋冬コレクションは9月16日(金)に発売。
試着ルポの後編では、間違いのない「黒」にフォーカス。前編のラストでブラウンのカーディガンとオリーブのパンツを着用していたモデルの松本雄司も、ラックに掛かった黒スウェットが気になる様子だ。
①ボアスウェットトラックジャケット ¥4,990
②ボアスウェットトラックパンツ ¥3,990
その黒スウェットはセットアップ提案。
トップスは極太のリブネックがレトロな印象のジップアップブルゾン。パンツの裾はリブを排除したテーパードパンツのシルエットになっており、スウェットといえどスポーツテイストは抑えめ。
綿79%・ポリエステル21%の混紡素材でブラックとオリーブの2色展開。オリーブは前編で紹介したようなグリーンベースではなく、グレーに色調が近い。色名にイメージが引っ張られないよう注意しよう。
③クルーネックTシャツ(長袖) ¥1,990
トラックジャケットを羽織ってモノトーンのリラックスセットアップを完成させよう。
大人ビジネスマンにとってリモート勤務に最適のコーディネートがこちら。上下スウェットでもルーズになり過ぎない品の良さは、ワンランク上の上質なLifeWearである「ユニクロ ユー」の面目躍如と言える。
スウェットパンツはセンタークリースのステッチ入りで、デザインアクセントであると同時に膝箇所が伸びにくい工夫にもなっている。ライトな黒パンツとしてドレスダウンを形作る汎用性の高いアイテムだ。
松本雄司:「この上下にフィールドハットを合わせると、全身コーディネートになりますね」
④ブロックテックフィールドハット ¥2,990
前編でブラウンとオリーブを紹介した「ブロックテックフィールドハット」はブラックを含めた3色展開。ミリタリーハットやチューリップハット、バケットハットなどのインスピレーション源が適度にマッシュアップされている。間違いのない黒は早期完売必至。
続いて、前編ではダークオレンジを試着したポケッタブルのフーデッドコートに着目する松本。これにもマストバイのブラックが存在する。
⑤ポケッタブルロングコート ¥9,990
やや黒光りする撥水ナイロンとコットンの素材感の違いで奥行きのある黒を演出。ユニセックス提案のコートならではのフェミニンな印象もプラスされ、全身ブラックでも重苦しさを感じさせない。
松本:「インナーの長袖Tシャツとスウェットパンツはそのまま。トップスをどんどん変えます」
2022年秋冬のロングコートでは、前出の「ポケッタブルロングコート」と手持ちの「ブロックテックコート」が2本柱。同様にスウェットセットアップを絡め、メンズライクなコートスタイルを完成させてみる。
⑥ブロックテックコート ¥12,900
先ほどよりもスタンダードなコートの着こなし。ステンカラーの第1ボタンまでしっかり閉じるとスタンドカラーコートっぽいアレンジも可能だ。
ミニマルデザインではあるものの、ボタンやポケットなどのディテールはあえてのビッグサイズ。リブネックはもちろん、スーツのVゾーンではタイノットまですっぽり隠れるボリューム感も特筆すべきだろう。
松本:「可愛らしい巾着バッグはもう少しカジュアルな洋服に合わせてみようかな」
⑦フーデッドジップアップブルゾン ¥7,990
⑧ユーティリティショートブルゾン ¥9,990
前編において2022年秋冬の傑作と紹介した「ユーティリティショートブルゾン」の真価はいわずもがな。短めの着丈から覗く白Tシャツの分量やスウェットパンツのボリューム感に注目して欲しい。
これらは賢者が試行錯誤の末に辿り着くべきグッドバランス。単純に着るだけで享受できる。
公式ヴィジュアルも併せてチェック。ジェンダーフリーのユニセックス提案で、パートナーと共有するとシンプルな暮らしの純度が増すという。
「スーツケースに収まるコンパクトなワードローブ」「ミニマリズムの哲学」「時代を超えて愛される」「意思あるデザイン」など、パンチの効いたワードが飛び込んでくる2022年秋冬の「ユニクロ ユー」。
店頭では写真のように「ユーティリティショートブルゾン」が2体並んでおかれるはず。オリーブとブラックの2色は、両方買っておいて損はない。
⑨プレミアムリブVネックカーディガン ¥4,990
松本:「たぶん、毎日着ると思います(笑)」
⑩フランネルオーバーサイズ
スタンドカラーチェックシャツ ¥3,990
驚くべき事実がひとつ。
今秋冬の「ユニクロ ユー」には、メンズ必須アイテムであるテーラードジャケットはおろかアンコンジャケットも存在しない。あくまでも、シンプルライフを送るうえでの部品作りに特化している印象だ。
ジャケットの代わりに人気が出そうな大人男子好みのアイテムが、ノーカラー仕立てのネルシャツ。ジャケットが存在しないぶん、ドレスシャツではなくネルシャツでのラインナップが今秋冬らしい。
まさに、脱帽の「ユニクロ ユー」だ。
⑪ドローストリングショルダーバッグ ¥2,990
そのネルシャツにフィールドハットを被り、巾着型の「ドローストリングショルダーバッグ」を斜め掛け。先の「ユーティリティショートブルゾン」が表の傑作とするならば、編集者人気の高いこのバッグは「隠れ名品」の称号が与えられるだろう。
松本:「縛る箇所のストリングは垂らしたままでよいそうです。アクセントになりますね」
そのまま巾着としての活用のほか、斜め掛け用のベルトも付くアイデア商品。巾着の閉じ口も二つ折りになるので防犯性も高いのだ。
そして、ラストスタイリングへ。
先ほどはトラックジャケットのセットアップに合わせていた「ブロックテックコート」を、チェックシャツの前ボタンを開けてラフに羽織ってみる。
ハットや襟元のニュアンスまで抜かりなく、スウェットパンツでまとめた黒のリラックススタイル。
これぞ、「大人のユニクロ」だ。
ワンランク上のエッセンシャルワードローブを提案する「ユニクロ ユー」の2022年秋冬最新コレクションは、9月16日(金)に発売。
シンプルな暮らしを反映した着回し重視の「意志あるミニマルデザイン」を、試着ルポの前編と後編で今のうちに吟味しておこう。
2022年秋冬のユニクロ情報をもっと知りたい!
Model: Yuji Matsumoto
Text: Takafumi Hojoh