ひと言で「定番」と言っても、シルエットやディテールがアップデートされていたりサイズ展開が増えていたり今年には今年の楽しみ方がある。そして誰もが知るブランドのクラシックなアイテムこそ、着方次第で大きく差がつく。ここでは文化系男子7人が7つの定番アイテムを私服ミックスで自由に着こなした。さてあなたならどう着ますか?
POLO RALPH LAUREN「オリジナルフィット」ポロシャツ
登場当時のフィットを復刻した一枚は 「タックインしてクリーンに着たい」
遠藤泰地さん バリスタ
1972年に初登場して以来、定番として愛されているポロシャツに、この夏、当時のシルエットを踏襲した「オリジナルフィット」が誕生した。「クラシックフィット」よりもショルダーまわりがややゆったりしており、後ろ身頃の着丈が長くなったデザイン。ウォッシュ加工が施された明るいネイビーは初めからやわらかな着心地を堪能できる。「普通はボタンを開けてラフに着ると思いますが、今年はストレートシルエットの米軍のパンツにタックインして武骨ながら上品に着たいです」。
ポロシャツ¥23,100/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン) その他/私物
SAINT JAMESピリアック
今年はウェッソンでなくピリアックを 「ルーズシルエットで新鮮に見せたい」
黒澤怜慈さん ビデオグラファー
目の詰まった厚手の長袖ボートネックシャツ「ウェッソン」に対して、同じコットン100%でもさらりとした薄手の半袖タイプ「ピリアック」。これまで展開のなかった大きな「サイズ7」が最近、新たにラインナップされたことで、身長180㎝超えでもネックの開きや身幅、袖丈で絶妙に抜け感を楽しめるように。「ボーダーで思い浮かぶのは映画『魔女の宅急便』のトンボ。色は違いますが彼のように少し太いデニムを合わせてかわいげを出すのが気分です」。
Tシャツ¥8,030/セント ジェームス(セント ジェームス 代官山店) その他/私物
UNIQLO半袖オープンカラーシャツ
ゆったりとした開襟シャツは 「フレアパンツでIラインシルエットに」
inuiさん 「PEARL CENTER」ヴォーカル
しっとりとした風合いのレーヨンコットン素材を採用したユニクロの定番開襟シャツ。パターン設計を一から見直しドロップショルダーのリラックスシルエットにアップデートしたうえ、胸ポケットを追加。より実用的な一枚に仕上がった。「愛用しているユニクロ ユーのTシャツはSサイズでタイトに着ていますが、これはゆったりしているのでボブソンのエクリュのフレアパンツを合わせてIラインシルエットを意識しました。ラスト リゾート エービーのスニーカーのくすんだオレンジがアクセントです」。
半袖シャツ¥2,990/UNIQLO その他/私物
PATAGONIAA/Cシャツ
風通しのいい半袖チェックシャツは 「ボタンを多めに開けて着崩したい」
上杉 暁さん イラストレーター
縮織のような凹凸のある質感で、肌にまとわりつかず風通しのいいパタゴニアのオーガニックコットンシャツは蒸し暑い日本の夏に最適。パタロハと並んで定番人気を誇るが、機能以上に魅力的なのは美しいチェックのバリエーション。中でも清涼感のあるティーグリーンは大人っぽく着られる。「素肌に気持ちいいシャツはTシャツではなくタンクトップをインナーに。素材のよさを生かしてボタンを多めに開け、開放的に着たい。パンツは黒で引き締めます」。
半袖シャツ¥11,550/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス) その他/私物
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Hair:HORI[bNm]
Styling Support:Takeshi Toyoshima
Illustration:Anri Yamada