2022.06.24

【大人のユニクロ】噂の新作ダウンも最速試着。決定! ユニクロ2022年秋冬のマストバイ11選

盛夏に差し掛かる頃合いだが、ファッション業界では早くも2022年秋冬展示会が開催中だ。そこで、注目の「ユニクロ」展示会にて、アウトドアやキャンプで使えそうなアウターを大人目線でピックアップ。進化したダウンも最速で試着した!

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秋冬ダウンを先取りチェック!

ファッション業界のサイクルは早く、夏のセール以降に順次発売される2022年秋冬シーズンのプレス向け展示会が早くも開催されている。中でも、グローバルブランドである「UNIQLO(ユニクロ)」の全国展開商品が揃うレギュラー展示会は要チェックだ。


そこで、Y神とH條らお馴染みの編集部員が試着ルポ。大人向けに厳選して紹介する。







日本全体の大きなトレンドを占う、「ユニクロ」の2022年秋冬シーズンのテーマは「Today’s Classics」。時代を超えて長く愛される、「クラシック」なアイテムにフォーカスした商品ラインナップが期待される。


Y神:要は、大人男子向けってことかな。


展示会場に到着したY神、秋冬新作が飾られたマネキンにダッシュで駆け寄った!


Y神:秋キャンプで着られそう? 今回の試着ルポでは「秋キャンプやアウトドアに使えそうな商品」という軸を設けてみようかと。といっても、ボクはテントで寝たことは1回しかない文化系男子ですけど。



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H條:その縛り、承知しました。私も高校同期からのキャンプとアウトドアの誘いを断り続けるうちにいつしかzoom飲み会の誘いすらされなくなっていたことを人づてに聞いた文化系男子です。

H條がチェックするラックには「ユニクロ」2022年秋冬最新アウターが勢ぞろい。カラーパレットもブラウンやグリーンなど、クラシックなテイストだ。


H條:細か過ぎて伝わらないとは思いますが、さきほどのY神パイセンが走り出した姿は、40才男子必読マンガの『ろくでなしBLUES』で森田まさのり先生が描いた小走りポージングを彷彿とさせました。


Y神:ん?


まついただゆき:わかります。そのお気持ち。



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H條:おお。本名は松井直之さんですが読み間違われないように屋号をまついただゆきで統一したらグーグル検索の上位に上がってしまうなどご自身のSEO対策もしっかりしていらっしゃるまついさん。

Y神:いかにも。ボクもH條さんも超絶インドア派だから、今回の試着ルポには根っからのハードキャンパーで元「オールアバウト」の編集長で、今は「ウェブ ウオモ」のディレクションにも関わってくれているまついただゆきさんをゲストとしてお招きしました。


まつい:まついです。「ユニクロで秋キャンプ用の服を買う」想定で、しっかりと選んでみます。





①スタジアムジャンパー ¥7,990







Y神:これ買います。


まつい:えっ。早っ!?


最初にY神がチョイスしたアウターは、クラシックアイテムの王道である「スタジアムジャンパー」。チャコールグレーのボディに白のスリーブを掛け合わせたミニマルデザインで、裏地はキルティング入り。


H條:袖がフェイクレザーである懸念材料も、SDGs時代の今となっては逆に高評価に繋がるディテールになりつつある。概念とは面白いものです。



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まつい:これですね。化繊のフェイクレザーといえど、肉厚なので焚き火が燃え移る心配も少ないでしょう。齢40を超えると、焚き火と枯れ葉が似合うような、背中で語る男でありたいと思うものです。

会場に置かれたトルソーには色違いのネイビーがあった。トレンドだったオーバーサイズは鳴りを潜め、程よいサイズ感になっている。これが、幅広いニーズに寄り添う「ユニクロ」のレギュラーラインだ。





②タックテーパードパンツ ¥3,990







Y神:同色のパンツにも注目です。


まつい:えっ。また早っ!?


スタジャンに合わせた「タックテーパードパンツ」もY神のセンスに引っ掛かった模様。クラシックなワンタック入りのボリューミーなシルエットで、ウエストはサイドだけゴム入り。イージーケアも嬉しい。


Y神:でもって次は…。


まつい:決まりました! お待たせしました!





③ウルトラウォームハイブリッドダウンコート ¥17,900



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2022年秋冬の「ユニクロ」で最も高価格帯となるレギュラーラインのアウターが、冬キャンプや悪天候のアウトドアシーンで信頼が置けそうな「ウルトラウォームハイブリッドダウンコート」だ。昨年の「+J」並みのハイプライス設定に驚くが、今秋冬から「ユニクロ」のアウター類は全体的に値上がり傾向にあるのだ。

まつい:ユニクロの高価格化はアパレル業界紙でもニュースになっていましたね。すでにハンガーに掛かっている状態からダウンの重厚感が伝わってきましたし、妥当な部分もあるのだと思います。


H條:ぜひ、カメラ目線で試着してみてください。果たして、クオリティは値段相応なのか!?







まつい:すっきりとしたミリタリーテイストが第一印象。着てみると、ヘビーなダウンジャケットであることがわかります。ディテールに凝りたいところをあえてそぎ落とし、ファッションアイテムとしてコーディネートできる点も評価したいですね。色もアウトドア向き。


Y神:本当だ。ダウンが詰まってる。


まつい:えっ。ダッフルコート着てる!?


スタジャンに続くクラシックなメンズアウターとして「ダッフルコート」も登場。昨年の「+J」のようなオーバーサイズでもロング丈でもない、レギュラーサイズのミドル丈。万人に似合う「LifeWear」だ。





④(右)ダッフルコート ¥12,900



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H條:Y神パイセン、厳しい言い方かもしれませんが、ダッフルコートの紺色はすでに両手で数えるくらいお持ち(すべて紺色)では? あと、「秋キャンプとアウトドアで使えそうなアウター」の縛りもあったはず。

Y神:全然別物…。いい意味で「ふつう」のダッフル、探そうにもなかなか見つからない…。


まつい:ダッフルを着て秋キャンプするおしゃれな大人も二子新地あたりではいるかもしれません。


Y神:ま、まついさん!


H條:では、もうちょいライトウェイトな、秋の入り口から使えるアウターでのお勧めは?





⑤ハイブリッドダウンパーカ ¥12,900







まつい:こちらの「ハイブリッドダウンパーカ」を推したいです。動きが多い箇所には蒸れにくい中綿入りで、温めたいボディにはダウンを入れたハイブリッド構造は、アクティブなアウトドアにぴったり。このくらいライトウェイトなブルゾン丈ですと、テントのペグ打ちや薪割りなどの作業でも動きやすいと思います。


Y神:これは良い視点!


H條:キャンプ飯も着たまま食べやすそう。


予約人気も高かった平野歩夢コラボのスノボジャケット第3弾など、最近の「ユニクロ」ではハイブリッドダウンを強力プッシュ。スペックは高過ぎず、ダウンは暑すぎず、扱いやすい上質な着心地だ。



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H條:過剰にインフレしたダウンジャケットのスペック高も今秋冬は落ち着き気味ですね。暑すぎないハイブリッドダウンの良さは、「満員電車で吊り革を掴むときに実感する人が多いです」とプレスより。

Y神:ボクはハイブリッドダウンと同じくらい画期的だったシームレスダウンを着てみるね。ダウンパックを分断する縫製の穴がないダウンだっけ。





⑥(左)シームレスダウンパーカ ¥14,900



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Y神が試着した「シームレスダウンパーカ」と、まついが試着した「ハイブリッドダウンパーカ」が揃い踏み。この2つのアウターが、「ユニクロ」の2022年秋冬を象徴する「Today’s Classics」。ここ数年で最も落ち着きのあるアースカラー使いと、控えめなミニマルデザイン、そして内に秘められた機能性がウリだ。

H條:地味をとことんまで突き詰めると、洗練された個性になる。そんなこと言ったら怒られそうですが、「ユニクロ」が「ユニクロ」であり続ける強さ、レゾンデートルのようなものを垣間見ました。


Y神:いいこと言った感。





⑦カシミヤクルーネックセーター ¥12,900



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Y神:ちなみに、ニットでは「カシミヤクルーネックセーター」がよかったです。去年までのカシミヤセーターより、目が詰まってる印象。いい意味で繊細さが薄まりカジュアル感さが増していて、より自分の理想に近づいたような。

H條:去年はカシミヤ100%で9,990円だったような。値上げ率の高いアイテムの1つです。



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試着ルポは、メインラインから「スポーツ・アクティブカジュアル」のコーナーへ。

ちなみに、展示会の閉会時点では商品名と価格のみが公開情報で、第1デリバリーの発売日は未定。商品情報もなく、本稿はY神・H條・まつい、3人の取材と経験に裏付けられた考察によるものだ。





⑧防風アウターフリースパーカ ¥4,990







まつい:これ、男っぽくて気に入りました。


Y神:これみよがしじゃない感じがいい。


H條:たしかに無骨でこなれていますね。


自転車に乗るアウトドアシーンで提案された「防風アウターフリースパーカ」は、今秋冬では貴重なロープライス。裏地はボアで仕上げ、フリースとヘビーウエイトコットンを組み合わせたデザインは、単色のブラックにも奥行きがあり1枚で存在感を主張できる。


まつい:みなさん、フリースやボア素材はバーベキューや焚き火での着衣着火に気をつけましょう。


Y神&H條:はい!!





⑨ヒートテックウォームイージーパンツ ¥4,990







まつい:見えない箇所まで凝りに凝った「ヒートテックウォームイージーパンツ」はマストバイ。生地裏のヒートテックはポケットの内側まで施され、ベルト要らずで着脱も簡単。買ってすぐ着用できる。


Y神:裾にドローコードも付いている。チェーンのあるほうの片足だけロールアップしている自転車乗りに、ちょっぴり憧れた時期もありました。


まつい:ベルト付きも便利ですよね。毎日がスーツの大人男子は、スラックス用のドレスベルトしか持っていなかったりするものですから。


H條:たまのレジャーでありがちな失敗談。





⑩ヒートテックライニングパテッドマフラー ¥1,990



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ヒートテックを裏地に施した「ヒートテックライニングパテッドマフラー」は、コンパクトな筒状フォルムに差し込むタイプ。多色展開の模様だ。

Y神:長いマフラーだとクルマに乗ってハンドルを切るとき邪魔になるのでこのくらいのミニサイズがありがたい。編集部でも巻いていたい。


H條:もし「ユニクロ アンド マルニ」の秋冬シーズンも続行されるならば、このデザインで花柄とかチェック柄とか50色くらい作って欲しいですね。



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試着ルポのラスト。1994年に誕生して以来、「ユニクロ」の主力商品の1つであり続けるフリースジャケットがフィーチャーされていた。

H條:リサイクルポリエステルを素材に100%使用したSDGs商品の象徴である、「ファーリーフリースフルジップジャケット」も、今秋冬から1,000円程度の値上がり。私も試着して厳しくチェックせねば。


Y神:マジっすか。でも、フリースのクオリティはシーズン毎に進化しているし、この着心地なら来年も再来年も着れそうで結局は元は取れそう。


まつい:それが本来の「チープシック」。「ユニクロ」の展示会にはいろいろと学びがあります。





⑪ファーリーフリースフルジップジャケット ¥2,990



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左から、H條(185cm・90kg)、Y神(165cm・60kg)、まつい(180cm・86kg)の順。体型が異なる3人が、同じLサイズの「ファーリーフリースフルジップジャケット」を試着した。これはサイズ感の参考になる。

まつい:繰り返しになりますが、バーベキューや焚き火での着衣着火には気をつけましょう。


Y神&H條:はい!!


2022年秋冬シーズンも充実の商品ラインナップ。「ユニクロ」レギュラー展示会の試着ルポ(前編)は以上となる。夏以降の発売を心待ちにしよう。



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オマケの1枚。

レギュラーラインに加えて、ワンランク上の特別コレクション「UNIQLO U(ユニクロ ユー)」にも続けて訪れた取材陣。これまた良作揃いだった模様だ。


後編は近日公開。乞うご期待!




UNIQLO 2022年秋冬レギュラー展示会
発売日:2022年夏以降
問い合わせ先:UNIQLO

Photos: Hiroaki Horiguchi
Text: Takafumi Hojoh

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