2022.06.06

【Tシャツ編】スタイリスト3人が指南。大人の夏服がおしゃれに見える着こなしテクニック

暑い季節のスタイリングは、シンプルゆえに面白みに欠ける。個性豊かなスタイリスト3人が独断と偏見で、単調になりがちな夏の着こなしをフレッシュに見せる「ひと手間」のテクニックをレクチャー!

【Tシャツ編】スタイリスト3人が指南。大の画像_1

Stylists

片貝 俊
シンプルスタイルを洗練させた品のいいカジュアルが好評。30〜40代に適切なかわいげの演出も得意。

池田尚輝
天然素材やアウトドアウェアをミックスして、モードを日常に落とし込むスタイリングにファン多数。

松川 総
音楽や映画などのカルチャーに造詣が深く、カジュアルでも奥行きのあるスタイリングを提案する。


首からのぞく白の分量でバスクシャツの抜け感をアレンジする

上品派 ↓

バスクシャツをクルーネック感覚で楽しむ

バスクシャツを
クルーネック感覚で
楽しむ

ネックの詰まったTシャツで品よく見せるのは常套手段ですが、バスクシャツとのレイヤードには首のリブが太くなく、デザインを邪魔しないベルバシーンが最適です。(片貝)

バスクシャツ¥19,800/ウティ(タイユ) Tシャツ(2枚入り)¥7,700/ベルバシーン(トップウィンジャパンショールーム)

白Tレイヤードの模範的分量!

白Tレイヤードの
模範的分量!

プレーンに見せたいなら、白の分量が多すぎず、程よく首元がすっきり見えるフルーツ オブ ザ ルームの白Tを。ネックのリブの両端が中からちらっと見えるくらいが理想。(片貝)

バスクシャツ/右と同じ Tシャツ(2枚入り)¥2,090/フルーツ オブ ザ ルーム(FTLジャパン)

トップスに抜けが欲しいときは…

トップスに抜けが
欲しいときは…

ボトムにボリュームがあるなど、肌の露出を抑えつつもトップスに軽さや抜け感を出したいときは、タンクトップで縦にすらりと白を見せるくらいがベストバランスです。(片貝)

バスクシャツ/右と同じ タンクトップ(2枚入り)¥1,980/ヘインズ(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)

抜け感 ↑


軽やかなスミクロ×紺のTシャツで馴染ませ涼しげに

軽やかなスミクロ×紺のTシャツで馴染ませ涼しげに
暑苦しく見せたくないからといって白ばかりじゃつまらない。僕のオススメは、フェード感のあるスミクロ。軽やかな素材を選べばむしろ白よりも涼しく見えます。インナーも白ではなく、あえてネイビーとのレイヤードで表情のあるダークトーンに仕上げると上品で涼しげです。(松川) シャツ¥20,900/カモシタ ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) Tシャツ¥11,000/バトナー(スティーブン アラン フタコタマガワ) ショーツ¥22,000/グラフペーパー

ビッグな白Tは、袖を折って部屋着っぽさと決別する

ビッグな白Tは、袖を折って部屋着っぽさと決別する
旬なムードにキマるはずのビッグTがスタイリングによってはしっくりこないときもあります。特に無地の白Tだと部屋着のように映ることも。解決するには袖口のロールアップ。ふんわりと2ロールしてあげると袖口に自然なニュアンスが加わってちょうどいい。ロール幅を太くしすぎないことも上品な印象に見せるコツです。(松川) Tシャツ¥13,200・デニムパンツ¥25,300・バッグ¥16,500/ディセンダント ヴィンテージの時計¥481,800/江口時計店

色つきタンクトップの裾を出す

【Tシャツ編】スタイリスト3人が指南。大の画像_4
’90年代の古着を思わせるノスタルジックなビッグTは、ルーズに楽しみたい。けれど大人としてのアップデートも必要なので、さらに丈の長いリブのタンクトップを裾からチラ見せします。馴染みのいいカラーとリブの質感で、さりげなくメリハリがつくんです。(松川) タンクトップ¥25,300/ヘリル(にしのや) Tシャツ¥14,300/ブラームス ルーツストック・パンツ¥41,800/ブラームス(ともにワンダリズム) メガネ¥33,000/アヤメ 時計/スタイリスト私物

Tシャツに羽織るリネンジャケットの袖を2回まくって軽く見せる

ふんわりとロールアップ。下に長袖は着ない
冷房がきいた場所が多いので、夏でもはおりは持ち歩きますよね。オーバーサイズかつ涼感のあるリネン素材なら、そのままはおっても重くは見えませんが、袖をまくると軽やかな印象をつくれる。袖をラフに2回折ってボリュームをもたせることで手首とのコントラストが生まれてすっきり見せられます。(池田) ジャケット¥154,000/ゴーシュ(メイデンズ ショップ) パンツ¥62,700/エヴァン キノリ(LANTIKI CENTRAAAAAL) Tシャツ/スタイリスト私物



Photos:Teppei Hoshida 
Hair&Make-up:Kousuke Hirose 
Stylists:Naoki Ikeda Shun Katakai So Matsukawa 
Models:Yuji Matsumoto Hisaki Hayashi 
Text:Takako Nagai

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