2022.04.27
最終更新日:2024.03.07

プリンスのスウェット、カルティエのブレス…懐かしくて新しい。この春大人が着るべき「テニスファッション」[前編]

フレンチシックとスポーティ。いまの気分を反映しているのが「テニスファッション」、特に’80年代に活躍したテニスプレイヤーや、当時、彼らに憧れた青年たちが取り入れたテニスからインスピレーションを得た着こなしなんだと気がついた。もちろん大切なのはコスプレにならず2022年らしくアイテムやシルエットをアップデートすることだ。

プリンスのスウェット、カルティエのブレスの画像_1
テニスファッション ナイキ エア トレーナー 1
例えばこの春、1987年に初登場したクロストレーニングシューズ「ナイキ エア トレーナー 1」がグレー×蛍光グリーンのオリジナルカラー「クロロフィル」をまとって復刻した。伝説のテニスプレイヤーとして知られるジョン・マッケンローが試合で着用した一足は、高貴なイメージのテニスと洒脱なストリートファッションをつなぐ、まさにウオモが掲げるヘルシー&シックなスタイルを象徴している。そもそも上品で粋なスポーツウェアは文化系男子との相性がいいに決まっているのだ。もちろん勢いでテニスを始めてみたっていい。ともかく僕らは見た目第一。レトロシックなファッションありきの「ウオモ テニス クラブ」はテニスをしてもしなくても、この夏最高にかっこよく過ごしたいあなたを歓迎します。 バッグ 縦37㎝×横60㎝×マチ20㎝ ¥6,050/SNG’s sports + others Tシャツ¥11,000/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン) ラケット(ケース付属)¥40,700/ラコステ×テクニファイバー(Tecnifibreカスタマーサポート) その他/私物

プリンス×ビューティ&ユースのスウェットシャツのテニスファッション

プリンスにまた夢中

昨年末、スポーティ&リッチともコラボしていた老舗テニス用品メーカー、プリンスの服を久しぶりに着たい。B&Y別注はノスタルジックな書体と、緑と金のウェルネスな配色だけでもう買い。インナーのポロシャツは襟をきもち立てるのがお約束。腕には同じ配色の18Kの時計で大人らしくラグジュアリーなムードをプラスして。

スウェット¥9,350/プリンス×ビューティ&ユース(ビューティ&ユース 丸の内店) ポロシャツ¥17,600/ラコステ×シップス(シップス 渋谷店) ショーツ¥24,750/バテンウェア(アリガインターナショナル) メガネ¥42,900/ジュリアス タート オプティカル×ハイク(クライン アイウェア) 時計「ブラックベイ フィフティ-エイト 18K」自動巻き。YG。ケース径39㎜。¥1,915,100/チューダー(日本ロレックス / チューダー) ラケット(ケース付属)¥40,700/ラコステ×テクニファイバー(Tecnifibreカスタマーサポート) バッグ 縦37㎝×横60㎝×マチ20㎝ ¥6,050/SNG’s sports + others


フレッドペリー×ビームスのチルデンベストを着たテニスファッション

いつものジーパンにテニスベストが新しい

テニスを愛するビームスのバイヤー、新井伸吾さんが本誌2・3月合併号スナップ特集で「オンとオフで服を分ける意識はなく、いつでもテニスができる服装なんですよ。僕はジーパンでテニスだって別に普通にやってますから」と話していたので早速スタイリングに取り入れてみた。さすがにTイチにジーパンだとまだ心もとないのでフレッドペリー×ビームスのチルデンベストをプラスワン。ルーズシルエットなので爽やかなのにこなれて見える。ちなみに足元のジャックパーセルの由来が同名のバドミントンプレイヤーなのはご愛敬。

ニットベスト¥18,700/フレッドペリー×ビームス(ビームス 原宿) Tシャツ¥11,000/ブラームス ルーツストック(ワンダリズム) ジーンズ¥6,990/ギャップ(Gap新宿フラッグス店) スニーカー¥8,800/コンバース(コンバースインフォメーションセンター) 時計「ブラックベイ フィフティ-エイト 18K」自動巻き。YG。ケース径39㎜。¥1,915,100/チューダー(日本ロレックス / チューダー) メガネ¥42,900/ジュリアス タート オプティカル×ハイク(クライン アイウェア) バッグ 縦37㎝×横60㎝×マチ20㎝ ¥6,050/SNG’s sports + others Tシャツ¥11,000/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン) ラケット(ケース付属)¥40,700/ラコステ×テクニファイバー(Tecnifibreカスタマーサポート)


カルティエの「マイヨン パンテール ドゥ カルティエ」とテニスボール

そして腕にはゴールドのテニスブレスレットを

1987年に女子テニスプレイヤー、クリス・エバートがつけていたダイヤモンドのブレスレットが試合中に破損して落下。見つかるまでゲームを中断したという伝説のエピソードからダイヤモンドが一周並んだラインブレスレットをテニスブレスレットと称するように。ただ文化系男子が身につけるならもう少し控えめで知的な輝きを放つものが好ましい。カルティエの「マイヨン パンテール ドゥ カルティエ」は繊細なイエローゴールドのフラットリンクが美しいラインを描く。チェーンブレスやバングルとはひと味違う品格をもつ。これこそ2022年の大人のためのテニスブレスレットと勝手に任命。

長さ展開15〜18㎝、幅7.04㎜、厚さ2.7㎜。ブレスレット¥808,500/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)


ホワイト×グラスグリーンは最高のヘルシー配色のテニスファッション

ホワイト×グラスグリーンは最高のヘルシー配色

テニスの正装であるホワイトと、芝生を思わせるグラスグリーンの色合わせは健やかで快活。グリーンをモードな色に押し上げた立役者であるボッテガ・ヴェネタのTシャツは一見白無地に見えて首元や肩口の大きめのステッチがグラスグリーンに。全身白の着こなしに遊び心が光る。

Tシャツ¥72,600/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) デニムパンツ¥33,000/マッキントッシュ(マッキントッシュ青山店) スニーカー¥14,300/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口) ラケット(ケース付属)¥40,700/ラコステ×テクニファイバー(Tecnifibreカスタマーサポート) 時計「ブラックベイ フィフティ-エイト 18K」自動巻き。YG。ケース径39㎜。¥1,915,100/チューダー(日本ロレックス / チューダー)  メガネ¥42,900/ジュリアス タート オプティカル×ハイク(クライン アイウェア)

ジル サンダー+のコットンパンツのようにボトムでグリーンを思いきって取り入れたテニスファッション
ジル サンダー+のコットンパンツのようにボトムでグリーンを思いきって取り入れるのも新鮮。微妙に効かせるか、大胆に効かせるか悩ましいが、いずれも正解なのだ。 パンツ¥85,800/ジル サンダー+ バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン) カーディガン¥9,460/オニータ×シップス(シップス 渋谷店) ニットポロシャツ¥26,400/ノア(ノア クラブハウス) スニーカー¥25,300/オートリー(トヨダトレーディング プレスルーム) ラケット(ケース付属)¥40,700/ラコステ×テクニファイバー(Tecnifibreカスタマーサポート) メガネ¥42,900/ジュリアス タート オプティカル×ハイク(クライン アイウェア)



Photos:Mitsuo Okamoto
Hair:HORI[bNm]
Stylist:Junichi Nishimata
Model:Seima Matsuzaka

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