おしゃれな大人は高くても、手頃なものでも「本当に価値あるもの」を選ぶ審美眼を持っている。
綾 瞳さん(会社員)
服飾資材の商社勤務。「試着フェス®」などUOMOファッション企画の常連。最近では自宅の贅沢すぎる衣装部屋が話題に。ドレスとカジュアルを掛け合わせて±0ファッションを理想とする。
高くていいもの。
メゾンブランドのデニムパンツ
一枚袖のヴィンテージバーバリーコート
エルメスのアクセサリー
手頃でいいもの。
タートルネックカットソー
デジタル&ミリタリーウォッチ
ビッグトートバッグ
消耗品かエバーグリーンかでお金のかけ方を決める
学生時代は古着を追求、社会人になってからメゾンにもカジュアルなものがあることを知りハマりました。ハイ、ロー問わず永久定番もひととおり持っていますが、自分のワードローブには「消耗品」と「エバーグリーン」を軸にした独自のヒエラルキーが存在しています。例えばバッグ。メゾンの名品にも憧れますが、僕にとってはあくまで通勤の道具。実用的でないと意味がないので、汚れが気にならないナイロン製の大きめトートがベストです。逆にデニムは合うサイズが見つかりにくいヴィンテージではなく、ラグジュアリーブランドのクリーンなものを。自分が好きな古着とのバランスもとりやすく、品のよさも添えられます。自分らしさを大事にしつつ、エルメスのような未来永劫輝き続けるアイテムにはやっぱりお金をかけています。
Photos:Yuichi Sugita[POLYVALENT]
Text:Hisami Kotakemori
Text:Hisami Kotakemori