「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」が、「FLOWER LOGO SERIES(フラワーロゴシリーズ)」を発表。天然由来の素材を使い、環境に配慮したサステナブルなウェアを展開している。
一着分の生地で2000gの二酸化炭素を削減できる
サステナビリティには配慮したい。かといって、デザインや着心地をおろそかにしたウェアは遠慮したい。そう考える大人にとって最適なウェアが、ザ・ノース・フェイスから登場した。
フラワーロゴシリーズと名付けられた一連のアイテムは、サステナブルな取り組みを続けるザ・ノース・フェイスの新たな試みとしてローンチされた。素材に用いられているのは、オーストリアを拠点にするレンチング社が開発した環境負担低減素材のテンセル™モダール繊維。間伐されたブナ材を原料として作られた天然由来の繊維で、シルクのような柔らかさや高い吸湿性が特徴だ。木材から原綿まで一貫して生産管理しているため、薬剤や排水を回収して再利用するなど産業廃棄物を軽減できるだけでなく、効率的な生産プロセスによりエネルギー使用量にも配慮した生産を可能にしている。フラワーロゴシリーズ一着に使用する生地の生産工程において、約2,000gの二酸化炭素が削減されるという。
フラワーロゴシリーズでは、そんなモダール繊維を使用したスウェットやパーカ、Tシャツなどをラインナップ。デザインはシンプルそのもので、春らしい淡いカラーリングも展開。普段の着こなしに自然に取り入れられるはずだ。また、注目なのが、胸元にプリントされたお馴染みのハーフドームロゴ。同ブランドの創業地でもあるカリフォルニア州の州花、カリフォルニアポピーをイメージした刺繍を組み合わせることで、サステナブルなプロダクトであることをさりげなく主張している。
シリーズのローンチに合わせて、現在、「VOTE for LOVE.」と題したキャンペーンサイトを公開中。計8人に及ぶアーティストやクリエイターに取材したサステナビリティに関する記事を掲載しているほか、フラワーロゴシリーズによって削減された二酸化炭素の量を可視化する試みも行われている。アクセスすれば、フラワーロゴシリーズ、そしてサステナビリティに対する理解がさらに深まるはずだ。
ザ・ノース・フェイスの春の新作
TEL:0120-307-560