今、デニムに気持ちが向いている大人たちに、その選び方、着こなし方の正解を聞いてみた!
白ともアイボリーともつかない曖昧な色。そこに最大限こだわりました
伊東正彦さん / スティーブン アラン ディレクター
ビューティ&ユースでバイヤー・プレスを経て、スティーブン アランのブランドディレクターに就任。上質な素材使いやニュアンスのあるカラーセレクトにセンスが光る。
「周りでは世代的にデニムよりスラックスやチノパンをはく人が多いですが、あまのじゃくな性格なので、今こそデニムをはいてみようと(笑)。どうせなら、武骨さが前に出た濃紺でも黒でもなく、クリーンなホワイトデニムを。ただし、真っ白でコンサバ感の強いデニムではなく、いなたさの残る5ポケットが今の気分。これはオリジナルものでたて糸にベージュ、よこ糸に白を使い、色物と一緒に洗濯して少し色移りしてしまったかのような雑味のある白がポイント。カタチも重要です。一般的なデニムだとO脚っぽく見えてしまいますが、カジュアル6割対ドレス4割を取り入れた股ぐりで、前から見たらゆるさがありつつ、横から見ても程よく上品なシルエットを実現しました。今日のようなスエードジャケットやシャツスタイルのハズシとして楽しみたいですね」
ジーンズ¥18,700/スティーブン アラン(スティーブン アラン トーキョー) その他/本人私物
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Photo:Sho Ueda
Composition&Text:Masato Nachi