いまあなたが頼り、信じて疑わない「定番品」はもはや「定番」ではないかもしれません。2022年のUOMOが考える「新しい定番」を定義する基準は二つ。【ヘルシー】爽やかで快活。スポーティな美意識と若々しいムードをもっていること。【シック】上品で粋。高くていいもの、手頃でいいものを平等に使いこなせること。この両方を兼ね備えたうえで、普遍的な魅力があり毎日でも身につけたくなるもの。そんなアイテムで春のワードローブをアップデートしよう。
これからのグルーミングは最先端と古きよきものを使い分ける
Aシセイドウ メンの顔用保湿液
メンズグルーミングといえば新商品を追いかけるかクラシックに固執するかで二極化していたが、肌や髪に必要なものがはっきりしてきたので、よりフラットな道具選びでグルーミングを習慣化したい。潤いをより求めるようになった肌には最先端科学が必要。2003年に誕生したSHISEIDO メンが初の大幅リニューアルで生まれ変わった。特に新発売の乳液状保湿液はさらりとしたテクスチャーで、もうこれ一本で十分と思える出来だ。モイスチャライザー EG 100㎖ ¥4,400/SHISEIDO メン(SHISEIDOお客さま窓口)
Bクラウス ポルトの石けん
逆に身体を洗い流すものには新しさより親しみのある香りや情緒を求める。環境に優しく人気再燃中の固形石けんでは、130年以上続く伝統的な製法を守るポルトガル発ブランドが本格上陸。上品で清潔感のある香りに癒やされる。アルファス グリーン リーフ ソープ 150g ¥2,530/クラウス ポルト(ルック)
Cヘラクレスのラージメッシュコーム
髪が細くへたりやすくなったら、1856年創業の静電気の起きにくいオーガニック素材のドイツ製コームを。目が粗いのでざっくりと毛束をつくれてまとまりやすい。ラージメッシュコーム13620 188㎜×36㎜ ¥3,520/ヘラクレス(トリコインダストリーズ)
Photos:Seishi Shirakawa