いまあなたが頼り、信じて疑わない「定番品」はもはや「定番」ではないかもしれません。2022年のUOMOが考える「新しい定番」を定義する基準は二つ。【ヘルシー】爽やかで快活。スポーティな美意識と若々しいムードをもっていること。【シック】上品で粋。高くていいもの、手頃でいいものを平等に使いこなせること。この両方を兼ね備えたうえで、普遍的な魅力があり毎日でも身につけたくなるもの。そんなアイテムで春のワードローブをアップデートしよう。
エメ レオン ドレの3枚パックTシャツ ユニクロのワイドフィットジーンズ
ニューヨークの厚いTシャツと日本の薄いデニムがユニフォーム
毎日着るパックTシャツに関してはデザインの独創性は不要で「変わらない」ことが最大価値だ。人それぞれ、自分のニーズに合ったベストなパックが決まっているはず。それを承知であえて推したいパックがいまNYで行列のできるショップ「エメ レオン ドレ」(日本未展開、通販可)だ。2014年にテディ・サンティスによって設立、アメカジ人気を牽引するヘルシー&シックを象徴するブランドだ。中でも「ユニフォーム」と命名されたシリーズは必見。このカナダ製のTシャツも地厚でリブが広く、袖が長くて絶妙に武骨。おしゃれに媚びない素っ気なさに惹かれる。一方「ユニフォームブルー」という名の新シリーズを立ち上げ、インディゴ独自の風合いや加工へのこだわりにあらためて注力するユニクロ。デニムには初めてワイドフィットが登場した。股上は深く、裾まで一直線に落ちる美しいシルエットに本気を感じる。洗いのかかった清涼感のある薄いブルーに加え、生地も10・5オンスと薄めなので夏でもさらっと快適。どちらも将来「変わらない」ことを願うほどの傑作だ。
Tシャツ(3枚組み)¥12,600(1月21日現在、編集部調べ)/Aimé Leon Dore ジーンズ¥3,990/UNIQLO
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Hair:Kazuya Matsumoto[W]
Model:Akira Uesugi