この春はファッションシーンでデニムが熱い! さまざまなブランドが今まで以上にデニムに注力しているが、オーセンティックに行くならやっぱりリーバイス®。MADE IN USAからサステナブル素材まで、多様に展開される名品「501®」はもちろん、スケーターの堀米雄斗さんが愛用するバギー、“スタプレ”の新作まで、大人が今買うべきリーバイス®を厳選!
Levi’s®|MADE IN USA 501® ORIGINAL RIGID
コーディネート力抜群の濃色ストレート
リジッドの501®は一本持っていたいスタンダードアイテム。アメカジからスマートカジュアルまでコーディネート自在だし、育てる楽しみも味わえる。おすすめは14オンスのセルビッジデニムを使用してアメリカで縫製される、オーセンティックなMADE IN USAモデル。レザーパッチにビッグEのレッドタブなど、ヴィンテージ感のあるディテールにも心が躍る。
シルエットは裾にかけてやや細くなる、テーパードレッグのクラシックストレート。ジャストサイズを選んでクリーンにはきたいシルエットだ。この春は紺ブレザーとのコーディネートも気分。
Levi’s® Vintage Clothing |1955 501® JEANS
1955年のヴィンテージを再現した本格派
ヴィンテージファンの間でもKING of 501®と言われる1955年のモデルを復刻。腰回りをあえてフィットさせず、レッグ部分を太めに設定したオーセンティックなストレート。復刻ラインの中ではいちばん太いシルエットだ。2~3インチサイズをアップしてウエストを絞ってはく旬の着こなしにも向いている。
バックポケットの裏にはヴィンテージの決め手となる隠しリベット、紙パッチには「Every Garment Guaranteed」の文字と「501 XX」の刻印入り。マニアの間で “ギャラ入りダブルエックス”と言われるモデルは、ウォッシュ加工によってヴィンテージ特有のシームの捻じれも忠実に表現。古着でちょうどいいサイズが見つからないという人はマストバイ。
Levi’s®|CIRCULAR 501®
リサイクル可能に設計されたサーキュラー501®
時代とともに進化してきた永久定番501®に、リサイクルの先を行くサーキュラーモデルがこの春登場。スウェーデンの先進的リサイクル企業、Renewcell(リニューセル)社が開発したCirculose®(サーキュロース®/廃棄コットンが資源のビスコース)をオーガニックコットンとミックスしたデニム生地を使用。さらに通常はレザーや化学繊維でつくられるラベルやポケットのレッドタブなども綿100%に置き換え、何度でもリサイクルできる循環型のデザインに。
シルエットはMADE IN USA 501®と同じく、クラシックストレート。ビスコースが含まれている分、通常のデニムよりもしなやかではきやすい。プロダクトとして素晴らしいサーキュラー501®を選ぶことで、環境にも貢献できる。
Levi’s® Made & Crafted®|551Z™ VINTAGE STRAIGHT
1960年代のヴィンテージを独自のアレンジで
551Z™は1960年代初頭に登場したリーバイス®初のプレシュリンク(防縮加工を施した)ジーンズ。東海岸向けに発売されたフロントがジッパー仕様のモデルだ。ステッチワークは当時のヴィンテージを忠実に再現しつつ、カイハラ社製のセルビッジデニムを使用して、2021年秋から定番として展開されている。
腰回りにゆとりのあるストレートレッグで、裾にたまりができるようにテーパードをかけたシルエットが今のトレンドにもマッチ。一見無地に見えるヒップポケットには、本体側にアーキュエットステッチを施す“隠れアーキュエットステッチ”のギミックが。はきこむうちにステッチのアタリが浮き出てきて、育てる楽しみも味わえる。タブとパッチはインディゴカラーというミニマルなルックスが、おしゃれ通にも支持されている。
Levi’s®|STAY BAGGY TAPER
90’sスタイルのスケーターに愛されるバギー
ルーズシルエットが好きなストリート系のファッションラバーに愛されるテーパードスタイルのバギージーンズ。2021年春に登場したSTAY LOOSEジーンズのアップデートモデルだ。ルーズ感と足もとのたまり具合のバランスがよく、堀米雄斗さんをはじめリアルスケーター達にも愛されている。
90年代に流行したきれいな色落ちのバギージーンズの雰囲気を、ヘンプ混デニムで実現。軽いはき心地も魅力だ。オーセンティックなリーバイス®なら、ビッグシルエットのシャツに旬のスケーターシューズを合わせる90’sムードのコーディネートも、大人っぽく決まる。
Levi’s®|STA PREST WIDE LEG CROP
デニムタッチのクロップド“スタプレ”に注目
1964年に登場した「STA-PREST®(ステイ・プレスト)」は“スタプレ”の愛称でおなじみ。ポリエステル×コットンの混紡素材でストレッチ性があり、シワになりにくいのが魅力だ。近年、フレアシルエットが人気を博したが、今年選ぶならインディゴカラーのワイドクロップドモデル。2000年代後半に西海岸のスケーターの間でブレイクした、このシルエットが今また新鮮だ。
ストリート感がありつつもセンタークリース入りで濃紺だから、クリーンなルックス。洗濯を繰り返してもクリースをくっきりとキープする防シワ加工が施されているから、長くきれいな状態ではくことができる。スウェット、スニーカーはもちろん、ジャケットやレザーシューズとも好相性なのが大人向き。
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori