2022.02.14
最終更新日:2024.03.07

【冬スタイル最終版】おしゃれな大人のダウンの「正解着こなし」BEST23

まだまだダウンジャケットが手放せない寒い日が続くが、おしゃれな大人たちがこの冬のスタメンに選んだ一着とは? 総勢23名の愛用ダウンをコーディネート実例とともにセルフスナップで紹介。春まで使える着こなしアイデア満載だ。

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アークテリクス|マカイ ジャケット

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川辺圭一郎さん(トゥモローランド PR) 「ダウンジャケットは外ロケの撮影やスキーに行くときなど、アクティブなシーン用にそろえています。数は持っていないので、お気に入りをとことん着る派。今年は11月に買ったアークテリクスのマカイ ジャケット。防水性・防風性・透湿性を備えたゴアテックス生地という点もポイントですが、何より惹かれたのは街着としても着やすいミニマルなルックス。Anecdote(アネクドート)というミリタリーグリーンの色味もモダンです。フードが取り外せて、スタンドカラージャケットとしても着られる2WAY。普段はコート率が高い僕ですが、今年はこのダウンの出番が増えそうです」



ザ・ノース・フェイス|ヒムダウンパーカ

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嶋田哲也さん(ムロフィス・プレスマネージャー) 「雪国出身(石川県)ですが、人よりも寒がりです。だから身も心も暖めてくれるダウンジャケットは、冬を過ごすためになくてはならない存在。すでに6着ほど所有していて、毎年新調するわけではないのですが今季はこのヒムダウンパーカに男心をくすぐられました。1994年に登場したザ・ノース・フェイスの名品、ヒマラヤンパーカのオリジナルデザインをベースにしたモデルゆえ、抜群の保温性とハイロフトなボリューム感がたまりません! ブランドを象徴する機能的な切り替えデザインが、ニューヨークのストリート感とシンクロして、90年代に大ヒットしたイエロー×ブラックに決定」



ヴァランドレ|キルナ ロング

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柳 雅幸さん(メイデン・カンパニー PR) 「似合うものがなくて、あまり好きではなかったダウンジャケット。昨年このヴァランドレを買ってラクさを知り、冬のマストアイテムになりつつあります。ヴァランドレはフランスの本格的アウトドアブランド。シンプル&高品質で、ヨーロッパの登山愛好家から絶大な信頼を集めているそうです。個人的には日本のブランドの洗練されたデザインは得意じゃないし、かといってアメリカのブランドの野暮ったい感じも嗜好に合わない。そんな中で、シルエットやデザインにどこか上品さを感じるこのキルナジャケットに惹かれました」




モンベル

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名知正登さん(フリーエディター/ライター) 「個人的にダウンジャケットには譲れないポイントがいくつかあります。1つ、ダウンパックのステッチが表から見えないこと。2つ、ロゴがこれみよがしに出ていないこと。3つ、ショート丈でないこと。4つ、ブラックやネイビーなどベーシックな色でないこと。5つ、フードがないこと。仕事柄、コスパブランドからメゾン系までいろいろなダウンジャケットを見てはいるんですが、なかなかしっくりくるものは少なかった。このモンベルは、2年前に下北沢の古着屋で見つけました。クラシックなパープルカラーに目を奪われ、ブルーのロゴもさり気なく、フードは脱着式と条件をクリア」



ザ・ノース・フェイス|バルトロライト

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松坂生麻さん(Name. / :CASE/ urself ディレクター) 「昔から寒いのが苦手で、冬はダウンジャケットばかり着ています。この5年ほどは毎年新調している、自分にとっての絶対的な冬アウター。持っているダウンはザ・ノース・フェイスのものが多いです。バルトロライトジャケットは数年前にネイビーを購入して、その使いやすさに惚れ、昨年やっと黒を購入できました(毎年、即完売してしまうんです!)。歳を重ねるごとに日常になじむ服を選ぶようになってきたので、今はこの黒のバルトロを一番よく着ています」



スノーピーク

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阿部 遼さん(スノーピーク PR) 「アウトドアシーンでは寒さや雨、そして火などから身を守るギアとして。街ではコーディネートを決める主役として、寒くなってくると『そろそろダウンが着られるかな~』と毎年わくわくします。先走って着てしまい、暑すぎて汗をかいて後悔するのも恒例(笑)。今は4着のダウンを、用途や気分で使い分けています。透湿防水、防風性にも優れた難燃ダウンプルオーバーは、昨年モデルでブラックを購入済でしたが、トーンの明るいブラウンがアウトドアで着るのによさそうと今年の新作も買ってしまいました。アウトドアだけではもったいない、街でも着たいと思って、あえてワンサイズ落としたMを選択」



ヴァランドレ

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三浦由貴さん(GMT PR) 「10年ほど前まではいっさいダウンジャケットを着ていませんでした。・・・が、寒さに勝てない歳のせいでしょうか? 近頃は冬のマストアイテムになっています。ダウンを着るとスタイリングが一辺倒になってしまう気がしたり、どれが機能的にいいのかが今ひとつわかりかねているので、今はこのちょっとオーバースペックなヴァランドレ一択。薄手のインナーダウンは3着ほど所有していますが、アウターとしてはこれをとことん着ています。もし買い足すなら、この色違いが欲しいと思うほど愛用中」



ザ・ノース・フェイス|ヒマラヤンパーカ

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勝山龍一さん(フリーPR) 「『ダウンジャケットはファッションじゃない!』なんて20代の頃は豪語していたのが、今となっては懐かしい(笑)。当時はダウンベストだけを『ファッション』と認め、愛用していました。30代に突入した7年前、ザ・ノース・フェイスのバルトロが復活したタイミングで、ダウンジャケットをついに購入。ベタですが、軽くて暖かい着心地の虜になり、それ以来MY定番となっています。このヒマラヤンパーカは3年ほど前に購入したもの。フードの立ち方とこのボリューム感が今年気分で、これから出番が増えそうです」



カナダグース|エクスペディションパーカ

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増井岳人さん(彫刻家) 「冬の主役はダウンジャケット。欲しいものがあるとついつい買ってしまい、クローゼットを占拠するほど持っています(笑)。でも結局、シーズン中に着るのは2、3着。毎年、冬のバイク用として着ているのが、カナダグースのエクスペディションパーカです。南極調査隊の科学者たちのために開発された、極寒地用のフラッグシップモデル。5年前に世界規格のレギュラーフィットのほうを買いました。日本人には日本規格が合うのかもしれませんが、ざっくりとしたオーバーサイズ感がカナダグースらしさだと僕は思っているので」



ザ・ノース・フェイス|ビレイヤーパーカ

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鰐渕 航さん(ザ・ノース・フェイス PR) 「登山やバックカントリーなど外遊びが趣味。だからダウンジャケットは自分の身を守るアイテムとしても重要な存在です。登山用も含めて6着ほど持っています。気に入ったものを長く使いたい派なので、この3年ほどは新調もしていません。今あるものを大事に、ずっと着ていくつもりです。ビレイヤーパーカは、僕がザ・ノース・フェイスに入社した5年前、最初に買ったダウンジャケット。シンプルで飽きのこないデザインと肉厚なロフト感で、冬場はいろんなシーンで重宝しています」




サウスツー ウエストエイト

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圓若 創さん(ネペンテスPR) 「ダウンアイテムは、寒がりな自分の活動範囲を広げてくれるギア的な存在。毎シーズンは買いませんが、今季はこのサウスツー ウエストエイトの、個性的なVネックのデザインに惹かれて購入しました。フロントを重ねるデザインにオリエンタルなムードが漂い、いろいろな着方が楽しめます。ロング丈だからとても暖かくて、シルエットがきれいなところもお気に入りのポイント」



ポロ ラルフローレン

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瓜坂拓海さん(スタイリスト) 「普段バイクに乗ることもあって、ダウンなしで冬は越せません。今持っているのは2着だけで、どちらもファッションブランドのダウンです。今年は仕事を通して、アウトドアブランドのダウンのスゴさを思い知ったので、次は絶対アウトドア系を買おうと思っています。着ていると仕事先などで必ず『どこのダウン?』と聞かれるのが、このポロ ラルフローレン。3年ほど前に師匠からプレゼントされたもので、ちょっと派手なんですが、アパレル関係の方には高評価。人とかぶることもないので、冬場はちょこちょこ着ています」



ヌナタク|コバック ダウン フーディ

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髙梨祐人さん(USONIAN GOODS STOREマネージャー) 「ダウンジャケットはカジュアル用のほかに、ブレザーなどに合わせられるきれいめタイプも持っています。ヌナタクはアメリカのダウン専門ブランド。1999年スタートと後発ですが、山を知り尽くした元山岳ガイドが、素材選び、縫製からダウンの封入やテストまで、自身の経験に基づいて製品づくりをしている、稀有なブランドです。このコバック ダウン フーディは軽量で暖かく、撥水、防風性を備え、900フィルパワーとそのまま登山ができる本格的仕様ですが、ファッションとしても取り入れやすい。ダウンは所有する4着を着こなしに合わせて選んでいますが、この迷彩ダウンは今季の自分のテーマカラー、オレンジに合うので選びました」



エー エー スペクトラム|ショートパッファ

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田中 望さん(レボリューション PR) 「本当に寒いときはやっぱりダウンジャケット。持っているのはこのエー エー スペクトラムのショートパッファだけですが、頼れる一着です。中国・北京発のブランドで、ダウンアウターには定評があります。ほかにないエッジのきいたデザインがいいんですよね。丸みのある大きめシルエットですが、着丈が短いのでバランスもとりやすい。袖の大きなポケットがデザインのアクセントとしてもきいています。防寒性も抜群で、この2年間、羽毛抜けもなくすこぶる快適」



コティ ビューティ&ユース|リップストップバルーンダウン

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中島小太郎さん(コティ ビューティ&ユース ディレクター) 「ダウンジャケットは自分の中では冬アウターの定番。なんだかんだ、毎年1着は買っている気がします。今年はこのコティ ビューティ&ユースのリップストップバルーンダウン。ものすごい量のダウンが封入されたボリューミーなシルエットですが、キルティングステッチを表に出さないデザインとこだわりのパターンメイキングで、タウンユースになじむところも気に入っています。今の自分の気分にも合っているので、12月に買ってからヘビロテ中」



ジュゲム|エクストリームダウンパーカ

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平山洋次さん(ヘムトPR) 「アウトドアのスペックを持ちつつ、デザイン性も感じられるダウンジャケットが好きです。色も自分の中でも重要なポイントで、今年はこのジュゲムのライトグレー。モノトーンベースの服が多いので、今年はアウターで軽さを出したいなと思い、ダウンジャケットは思い切ってこの色に。大正解でした! コーディネートの話はさておき、ジュゲムの素晴らしい点は、表地は撥水ポリエステル、裏地には制電ナイロンを採用。多少の雨は弾いてくれるし、ニットを着たときに起こりがちな静電気対策も万全。エクストリームダウンパーカという名の通り、ダウンはアメリカ、アライド社の1000フィルパワーダウンを封入しています。レトロでいてモダンな、フード一体型のN-2B風デザインも自分のテイストにフィット」



ピーエイチデザイン×フィルメランジェ

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関口文也さん(フィルメランジェ ディレクター) 「ダウンジャケットは雨風をしのぐ防寒着であり、ギアであるという意識があります。気に入ったものがあれば買うというスタンスで現在、4着を所有。今季のスタメンはピーエイチデザイン別注のオレンジです。オールウェザーコートというモデルですが、これ一着で極寒の今年の冬も問題なし。マウンテンパーカタイプのクラシカルなデザインに合わせて、ベンタイルコットンを使用しています。天然繊維のコットンを超高密度で織り上げることで撥水性や防風性を備え、見た目の高級感もキープできるという贅沢な素材。お尻が隠れる着丈に700フィルパワーの上質なダウンで、都会生活には十分すぎる保温力です」



シーピー カンパニー|DD シェル ゴーグル ジャケット

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久戸瀬 崇裕さん(ティーニーランチ 代表) 「以前はメルトンのコートが好きでした。ダウンは冬のロケのときだけ着るものだったのが、ここ3年ほどでオンもオフも冬はほぼダウンアウターというスタイルになりました。年々軽いものに好みが傾き、ダウンジャケットの軽量性もチェックするように。シーピー カンパニーのDD シェル ゴーグル ジャケットはすでに持っていましたが、今季からさらに軽量化され買わずにはいられませんでした(笑)。中のダウンが透けて見える超薄手のリップストップナイロンを、生地から開発するという技術力に男心がくすぐられ…。11月に入手して、週に何回着ているんだろう? というくらい、今冬、欠かせない一着になっています」



デサント オルテライン

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池田拓実さん(デイトナ・インターナショナル PRマネージャー) 「ロングコートが好きでダウンジャケットを積極的に着るほうではないのですが、機能的でグッドデザインなデサント オルテラインのダウンは気になっていました。ただブランドが打ち出す細身のシルエットが今ひとつピンとこなくて敬遠したんですが、この別注ダウンを見て即決。僕が欲しいと思った過去のアーカイブモデル、ベクターをオーバーサイズにリファインしていたんです! 日本のインラインでは展開されていない4XL、5XLをベースにしているからから、ワイドシルエットでとても着やすい。子どもの保育園の送迎のときも、パッと羽織って出かけられます」



ストーン アイランド

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秦 拓也さん(ビームス プレス) 「ここ数年、冬のアウターはダウンジャケットばかり。手持ちの4着をコーディネートに合わせて選んでいます。気に入ったデザインがあれば買うというスタンスで、今季はストーン アイランドのミリタリーテイストのリップストップダウンにひと目惚れ。ゴアテックス生地だから雨や雪の日も気にせず着られます。ブラック一色で使いやすく、着丈が長めでボリュームのあるシルエットも好みでした。ポケットがたくさんあるから、普段バッグを持たない自分にとっては最高に機能的」



シュプリーム

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三浦良介さん(アーバンリサーチ マーケティングマネージャー) 「ダウンジャケットは僕にとって防寒アイテム。着るときはファッションというよりも、機能的な側面から選ぶことが多いです。とはいえ、暖かさだけでなく、デザイン性は重要です。一着をとことん着る派なので、所有しているのは2着だけ。どこか壊れたり穴があいたり、ダウンにボリュームがなくなると買うといったサイクルです。飽きたときもリフレッシュのために買ったりします。この4年ほど愛用しているのが、古着で買ったシュプリームのダウン。2010年代初期のモノだと思いますが、今のものほどロゴがないのと、当時のほうが面白いアイテムが多いので、探していたりします」



シュプリーム|マイクロ ダウン ハーフ ジップ フーディー プルオーバー

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片貝 俊さん(スタイリスト) 「なんだかんだ毎シーズン、ダウンジャケットを買います。そのシーズンのものを着たい派です。シュプリームの“マイクロ ダウン ハーフ ジップ フーディー プルオーバー”も今季買いました。ダウンは皆さん、地味な色が多いと思いますが、僕はこのけっこうなピンクが気に入っています。仕事柄、冬のロケに着る極寒用も用意していてTPOで着分けています。普段は車移動が多いので軽めのプルオーバーが便利、中でもこのピンクのシュプリームは大好きです」



ヴェイランス

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河野建徳さん(シップス プレス) 「日常的にスーツやドレス系の服を着ているので、冬は基本的にムートンジャケットかウールのロングコート。ダウンジャケットを着る機会は多くありません。ただ圧倒的な保温性と軽さは前者の比ではなく、極寒の時期やTPOによってはダウンを着ます。持っているのはヴェイランスとウールリッチの2着。スポーティ・シックにまとめたいときはヴェイランス。ベーシックな着こなしやスーツにはウールリッチと、使い分けています。ヴェイランスのものはミニマルで、ダウンジャケット感が薄いのも魅力」



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