名品揃いのザ・ノース・フェイスのダウンジャケットの中でも人気の3モデル。豊富なカラー展開もある中で、おしゃれな大人たちが選んでいたのはくしくも3人揃って「オールブラック」だった。「合わせやすさ」だけじゃない理由とは? それぞれの着こなし術とともにみてみよう。
バルトロライトジャケット
配色の切り替えがアイコニックなバルトロライトジャケットだが、あえてオール黒を選ぶことで、より都会的でミニマルな印象に。パンツ、シューズともに黒で統一し、インナーのベージュで上品な抜け感を作っているのがお見事。
「バルトロはかなり暖かく、基本的に車移動が中心だから、ニットやスウェットではなく、シャツを合わせることが多いです。寒がりだけど重ね着をしない自分にとって、最高の一着なんですよね。そして30歳を越えたあたりから、オーバーサイズで着るのをやめました。ダウンはかなりカジュアルなアイテムでもあるので、若いイメージにならないように、シャツやスラックスを合わせています」(松坂さん)
ヒマラヤンパーカ
シャツ、パンツ、シューズと合わせるアイテムからはスポーツやテックの要素を排除し、トラッドにまとめることで高スペックなダウンジャケットをうまく街着に落とし込んだ好例。黒を選べば、ボリュームのあるダウンも膨張しすぎることなく引き締まって見える。
「ダウンジャケットのボリュームと切り替えデザインにインパクトがあるから、他はシンプルにサラッとコーディネート。このダウンを着るときは、柄や色みは抑えるように心がけています。ちょっと街中へ出かけるなんてときは、ニットなどを着なくても、シャツの上にこれだけで十分。足もとはきれいめに見えるように、ワラビーを選びました」(勝山さん)
ビレイヤーパーカ
ゴアテックス ウィンドストッパーの内側に、光電子プロダウンがたっぷり入った「ビレイヤーパーカ」。ウォッシュドのブラックデニムやワークブーツといった無骨なアメカジアイテムと合わせると、この冬らしいエッセンスを感じられる着こなしになる。ジャストなサイジングを選んで端正に着こなしているのも正解。
「ビレイヤーパーカは、僕がザ・ノース・フェイスに入社した5年前、最初に買ったダウンジャケット。シンプルで飽きのこないデザインと肉厚なロフト感で、冬場はいろんなシーンで重宝しています。街中で着るときには、ごくシンプルにコーディネート。ダウンジャケットがゴアテックスウィンドストッパーとテニクニカル素材なので、合わせるアイテムはコットンのカットソーやジーンズ、レザーブーツなどアメカジベースの少しクラシックなアイテムをチョイスしています。暑がりということもあり、通勤などで着るときにはインナーは薄め、軽めです。オールブラックは街着でも使いやすく、通勤にアウトドアに、フルに活用しています」(鰐渕さん)
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