2020年6月15日に誕生し随時リニューアルを繰り返すユニクロのエアリズムマスク最新作は、吉岡徳仁デザインの「エアリズム 3Dマスク」。2022年1月1日(土)に発売されるマスクを、編集部員が試着ルポ。3Dフォルムの着用感は?
依然、コロナ禍のまま迎える2022年の年明け。1stモデルが2020年6月15日に発売されて以来、随時リニューアルを繰り返している「UNIQLO(ユニクロ)」の「エアリズムマスク」から、新作となる吉岡徳仁デザインの「エアリズム 3Dマスク」が元日発売される。
そこで、通称・吉岡徳仁マスクを発売前に入手した編集部員3人が、サイズ別・カラー別に試着ルポ。3Dフォルムの着用感は具体的にどんな感じ?
ではさっそく、開封の儀から。
H條:というかここまで一切、Y本さんの紹介がないんですけども。まあ、ちょうど3色展開だし。
Y本:大丈夫です。
カラバリはピンク、ネイビー、ホワイトの3色展開で、サイズはSからXLまで。Sサイズはほぼ子供用なので、試着取材にはM、L、XLを用意している。
Y神:ではY本さん、お願いします。
Y神:いかにも。ダイバーズウォッチの回転ベゼルを回して12時位置にあるポイントを潜水開始時刻に合わせるような。潜ったことはないですが。
【Y本】エアリズム3Dマスク:WHITE・Mサイズ
H條:試着の感想は読者にわかりやすく太字にしますので。リアルで刺さるコメントをください。
Y本:これ、エアリズム素材なんでしょうか…? 旧モデルはしっとりとした着用感だったような…。
Y神:まじっすか!?
Y本:素材感が大幅に改良されているようです。一般女性には私のMサイズが小さめでの推奨サイズだと思いますが、サラサラでリップも気にならない。
H條:刺さるコメントをいただきました。
Y神:じゃあ、ボクはネイビーのLサイズを試着してみようかな。標準の一般男性はLよね。
アジャスターは複雑な設計ではない筒状で、マスク本体と同色。見る人によっては、背後から徳仁マスクだと気付く程度だ。ミニマルデザインのさじ加減に、吉岡徳仁ならではの美的センスが光っている。
【Y神】エアリズム3Dマスク:NAVY・Lサイズ
Y神:耳ヒモの微調整はボク好みのスタイル。これからはもう、耳の後ろが擦れて痛くなることはないよね。H條さんは別にゴムでよかったりするでしょ。
H條:刺さるコメントをいただきました。
Y神:ボクの体格だとMサイズがジャストだと思うんだけど、いつも洋服をオーバーサイズで着ているから、全体観でLサイズがバランス良さげ。
Y神:そうそう。2020年6月の1stモデルの発売から1年半、ようやく待望の濃いネイビーがラインナップされた。単なる青ならば不織布マスクでいいやと思っていたもの。これで「Glenmac(グレンマック)」の濃いネイビーのニットにも合わせられる。
H條:ちなみに、1stの2020年モデルは「白・グレー・黒・ベージュ」の4色、2021年モデルは「白・黒・ブラウン・薄いブルー・濃いブルー」の5色展開でした。
Y神:そうそう。ブルーが2色あるのにネイビーがなかった。ネイビー好き男子には朗報でしょう。
H條:がしかし、濃いネイビーがスタメンになり本作では黒が無い。第2弾では黒を加えて欲しい。
H條:帰ろうとしてます?
Y本:大丈夫です。リアルな意見としては、ファッション性やデザインの良さはもちろんですが、以前よりもサラサラになった素材感のほうに惹かれています。
H條:地に足の着いた意見だ。
白のMサイズからLサイズにスイッチ。先に感じたサラサラな素材感を再度確かめてみる。
【Y本】エアリズム3Dマスク:WHITE・Lサイズ
Y本:やっぱりMサイズのほうが小顔に見えますが、イヤーアジャスターでフィット感を調整できるので、M寄りに後ろできゅっと絞ればよいのかなと。あと、大きめだと接触冷感もあって喋りやすい。営業職や接客業なら、Lサイズのほうがパフォーマンスが高いかも。
Y神:おお。エディターのY本さんは?
Y本:Mサイズかな。
H條:Y神パイセン、横から見たら気付きました。以前のエアリズムマスクにあった縁取りがなくなっています。縁取りが下着っぽいと言われたりもしていましたし、布からシャツ地に変わった程の開きがある。
Y神:ほんとだ。なんか、薄くもなってる?
【H條】エアリズム3Dマスク:WHITE・XLサイズ
H條:つまりは、あくまでもイメージですけど、今回の吉岡徳仁マスクは不織布マスクに近づいているんです。以前のエアリズムマスクは布のようにしっとりしていたのでラーメンやカツカレーを食べた後などは着用を躊躇しましたが、今回の吉岡徳仁マスクは不織布マスクのような素材感なので、食事の際も問題ない。
Y神:うわ。リアル過ぎるけど、刺さった。
H條:えっ。
Y神:えっ。
【Y本】エアリズム3Dマスク:PINK・Mサイズ
Y本:普段はあまりピンクは着ないんですけど、ほんのりしたカラーパレットのマスクならば取り入れてもいいかなって。フューシャでもネオンカラーでもない薄ピンクは、確実に支持を集めそうです。
H條:なんかあれですね、薄いピンクだと正月にお屠蘇で頬が赤らんだようなムードがありますね。マスクの袋とじ感は「秘すれば花」的な、極めて日本人的な意識が根底に流れているように思います。
Y本:黒も発売されるとよいですね。
Y神:ボクは満足。東京オリンピック2020で見た桜の花モチーフの聖火リレートーチのデザインも良かったし、やっぱり巨匠・吉岡徳仁はすごいですよ。
やおらY本が取り出したマスクケースは、「UOMO 2022年2・3月合併号」の特別付録「アニメ『呪術廻戦』×UOMOコンビポーチ」だった。虎杖悠仁×東堂 葵、伏黒 恵×釘崎野薔薇のコンビによる“両面展開”仕様の大小ポーチはマスク入れにぴったりだ。
H條:ぐぬぬ。さりげなくデキるエディターアピール。これは上層部に可愛がられるやつ…。
Y本:お疲れ様です。
Y神:これに懲りずにまた登場お願いします。
H條:最後の問題は洗濯ですよね。旧モデルはそれこそエアリズムの布帛のように洗濯してましたけど、素材感が刷新した今作ではどうかしら。20回は洗濯可能の表記はありますけども。
吉岡徳仁デザインの「エアリズム3Dマスク」を着用して快適に仕事中のY本。
発売は1月1日。2022年もまた、上質な“LifeWear”「ユニクロ」旋風から始まりそうだ。
ファッションブランドのマスクを振り返る!
発売日:2022年1月1日(土)
販売店舗:全国のユニクロ店舗・オンラインストア
サイズ:S, M, L. XL
カラー:白、ネイビー、ピンク
価格:¥990(1パック/2枚組)
UNIQLO
Text: Takafumi Hojoh