心機一転、新年を新しい財布で迎えたいと思う人も多い年の瀬。今、主流のコンパクト財布にフォーカスして、人気ブランドから買うべき逸品を選んだ。老舗レザーブランドからメゾンブランドまでひしめく5万円以上のゾーンからは、来年がラッキーになりそうなカラーを選出。
FENDI|Yellow leather tri-fold wallet
気分が華やぐイエローワントーンが新作で
オールイエローに同色のFFバゲットのメタルディテールが、さり気なくアクセントを添える新作ウォレット。紙幣を入れるスペースにカードポケットをあしらったデザインもスタイリッシュ。両マチで大きく開くコインポケットにもフリーポケットが配され、コンパクトながら収納力は申し分なし。バッグの中でも見つけやすい鮮やかなカラー&ポケットにも収めやすい手のひらサイズは、ギフトとしても好印象。
縦7.5×横9.5×マチ3cm カーフレザー コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット3カ所、フリーポケット1カ所
BURBERRY|FOLDING WALLET
モノグラムがアイコンの大人顔二つ折り
ブランド創始者、トーマス・バーバリーのイニシャルを留め具にした「トーマス・バーバリー モノグラム」。本体と同じレザーをあしらって、意匠をこらした。クラクト感のあるホワイトステッチと、イタリア製のシボ革の質感がマッチ。内側はスムースレザーに同色ステッチですっきりと仕上げ、収納ディテールもミニマルに。ファスナーのコインポケットも両マチで使いやすい。
縦9×横11.5×マチ2.5cm カーフレザー コイン1カ所、札入れ1カ所、カード6ポケットカ所、フリーポケット3カ所
MARNI|BI-FOLD WALLET
異なるレザーの質感もしゃれたバイカラー
ロゴの型押しやステッチがニュアンスを添える。2020年秋冬に登場した、シンプルな薄型の二つ折り財布。カラーは毎シーズンアップデートされる。ファスナーポケットを本体に沿って配することでコンパクトに。キャンバス地の凹凸をイメージしたニュータイプのサフィアーノレザーと、スムースレザーのコンビも新鮮だ。紙幣入れに段差があり、出し入れがしやすいのも特筆。
縦11.5×横9.5 ×マチ2cm 牛革 コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット6カ所、フリーポケット2カ所
Valextra|BIFOLD WALLET WITH COIN PURSE
エレガントでタイムレスなミニマルデザイン
表面にロゴはないが美しいコバの仕上げとレザーの質感で、一目見ればヴァレクストラとわかる。内側にはボタン留めコインポケット、ブランドを象徴するV字カットのカードスロット、紙幣を入れるポケットには仕切りがあり使いやすい。独自の染料“Costa”を手作業で塗り重ねて、磨き上げたコバがアクセントになり、上質さを際立てる。上品さを身に着けたい人、ステイタスを上げたい人におすすめ。
縦9×横11cm ソフトカーフスキン コイン1カ所、札入れ2カ所、カードポケット4カ所、フリーポケット2カ所
ETTINGER|MINI WALLET with COIN PURSE
厚みを抑えるボタン留めがアクセント
エッティンガーのコンパクト財布の中でも最も収納力に優れたモデル。札入れは1万円札がぴったり入る幅ながら、段差があるから出し入れがしやすい。表面はボタン留めストラップがデザインに強弱をつけ、内側はロゴの刻印が華を添える。カーブをつけたカードポケットやゴートレザーの採用は、1930年代の創業時のディテールを復刻したもの。見れば見るほどよくできている。
縦9×横10cm ゴートレザー コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット6カ所、フリーポケット2カ所
SMYTHSON|Panama Envelope Compact Wallet
封筒型の新作はコントラストあるブルーを
英国王室御用達のステーショナリーブランドとしても有名なスマイソン。新作はシグネチャーのパナマレザーを使用した、この封筒型財布。クロスの型押しが特徴のパナマレザーは、軽量で傷などがつきにくい。ボタンを開けるとファスナーのコインポケットが表れ、札入れ部分はサイドが縫い付けられていないフラシ仕様。紙幣の出し入れがしやすく、領収書などを挟んでおくにも便利だ。気分が上がるナイルブルーをぜひ。
縦10.5×横10.5×マチ3cm カーフレザー コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット8カ所
予算別・2022年大人の財布選び
ヴァレクストラ ジャパン TEL:03-3401-8017
エッティンガー銀座店 TEL:03-6215-6161
バーバリー・ジャパン TEL:0066-33-812819
フェンディ ジャパン TEL:03-3514-6187
マルニ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-420-502
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori